「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

廃墟のアウデイーウカから避難するウクライナの「おばあちゃん」<ウクライナ紛争2024.2.23

2024-02-23 09:21:03 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

東部アブデーフカ近隣へのロシア軍の侵攻続く=ウクライナ兵
Inna Varenytsia
2024年2月22日午前 9:58 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/ZNEMO423EFN3TPFWDLTK6DLNWE-2024-02-22/

記事にある写真が撮影されたのは、2月20日です。

https://jp.reuters.com/resizer/PklDwKjVk2zTkYL4bTEE_PhDHAk=/960x0/filters:quality(80)/cloudfront-us-east-2.images.arcpublishing.com/reuters/WILWIN5ABNLUJBL5PYY4YZGQ3A.jpg
ウクライナ軍は、16日に撤退していますのでロシア軍による市内の掃討作戦が終わった後です。
市内には最後まで残っていた市民が900人くらいいたと思います。頑固に最後まで避難しない人もいます。
ロシア兵が発見して、ロシア軍の担当者がおばあちゃんに確認したのでしょうね❓
「どっちに行く❓」
おばあちゃんがウクライナ領に行くことを希望したからウクライナのボランティアが呼ばれたのか市内に残っていたのか、おばあちゃんの避難の介添えをしています。

もう市内には生活インフラは破壊されてありませんから、これまでは食糧だけはウクライナ軍が届けていたのだろうと思います。
そのウクライナ軍は撤退していなくなりました。
だから、おばあちゃんはどこかに移動しなくてはなりません。

胸が痛みますが、これが戦争の現実です。
戦闘や砲撃・爆撃に巻き込まれて死亡した市民もいると思います。

ロイターの記者が現地にいます。
ガザと随分、違うでしょう❓
ガザでは、記者や国連職員、病院関係者まで撃ち殺されます。ガザは、本当の地獄です。
それに比べれば、まだマシとは言えます。

バフムトでも最後まで避難せず市内に残った市民が1000人くらいいました。バフムトの市民はワグネル兵が何人かは保護したようですが、消息は聞きません。
残っている市民には、ロシア軍の解放を待っている市民もいます。
同族相争う戦争は、悲惨です。

ウクライナ軍参謀本部またはタブリア作戦軍司令部の撤退命令は、またもや遅すぎました。撤退命令が出たころには市内ではウクライナ軍が敗走していました。
出すのは撤退命令でなく降伏命令であるべきでした。
撤退が遅すぎた現地部隊は、負傷兵を置き去りにして撤退するしかありませんでした。撤退路も市内も危険ですから撤退の途中で死亡した兵士もかなりの数に上ると思います。

CNN
2024.02.20 Tue posted at 13:28 JST
包囲された陣地で死亡、アウジーイウカ陥落時に負傷兵らが発した絶望のメッセージ
https://www.cnn.co.jp/world/35215481.html


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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