「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ゼレンスキー氏が辞任の可能性を認める(その真意は❓)<ウクライナ紛争2025・02・24

2025-02-24 14:05:57 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ロイター英語版
ゼレンスキー氏は、ウクライナの平和につながるなら大統領職を辞任する用意があると述べている
2025年2月24日午前1時46分 GMT+9 22分前に更新
https://www.reuters.com/world/europe/zelenskiy-says-he-is-willing-give-up-presidency-if-it-means-peace-ukraine-2025-02-23/
引用(翻訳文)・・・
ゼレンスキー氏は記者会見で、もしそれがウクライナの平和を意味するのであれば、私が職を辞す必要があるのであれば、私は準備がある」と、平和確保のためなら職を辞す用意があるかとの質問に対し、いら立った表情で答えた。
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侵攻3年、ウクライナ窮地 戦場で劣勢、頭越しの停戦交渉―ゼレンスキー氏「平和実現なら辞任」
2025年02月24日01時10分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025022300301&g=int
ゼレンスキー大統領「ウクライナの平和得られるなら辞任も」 記者会見で発言
2025/2/24 00:34
https://www.sankei.com/article/20250224-26YR2FOUUJJTLKTH52PQNG666A/
ウクライナ侵略3年、民間人1万2300人超死亡…ゼレンスキー氏「この椅子から去る必要あるなら準備できている」
2025/02/24 00:37
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250223-OYT1T50065/

日本のマスコミの悪い癖で、すぐ枝葉を付けて分かりにくくしています。
多分、英語版ロイターの記事の通りの発言だろうと思います。特に条件を付けたわけではありません。
「ウクライナの平和のためなら辞任する用意がある」と発言しただけです。

日本語版ロイターには、まだ記事はありません。同じく日本語版には全くありませんが、英語版ではドイツ総選挙を特集的に細かく報道しています。日本は、ほとんど外国から相手にされていないのが分かって情けなくもあります。毎回、言いますが特にロイターは記事数が多いですから英語版で読むことをお勧めします。
他では、西側のことを知るにはTASS通信がいいと思います。西側のメデイア、特に日本語版では、ほとんど無視される記事が多く報道されています。

これで和平の最大の障害(ゼレンスキー)がなくなる可能性が出てきましたので和平交渉は大きく進展しました。ゼレンスキーが辞任すれば、本来の代表者である最高議会の議長が大統領職を代行することになります。ロシアが一番、問題視していた部分です。

私の推測では、もう大筋ではアメリカとロシアの間の合意は出来ていると思います。
そうでなければ、急にトランプ氏はロシアに対する評価を変えないと思います。
トランプ氏は、戦争の責任について急に「ロシアは悪くない」と言い始めました。
国連決議案でも、ウクライナとヨーロッパ案には反対しアメリカの独自案を提出しました。
そこにもロシア批判の文言は、ありません。
G7の共同声明案でもウクライナ侵略の表現に反対しています。
この辺りは、普通なら非常に不自然です。

ロシアが悪くなければ、和平を実現するのは無条件に正しいことになります。ロシア批判を止めたのは、そのような意味だろうと思います。
ロシアが悪くなければ、ロシアが出している主張のうち・・・
①ウクライナの中立
②ウクライナのNATO加盟放棄

この2点は合意済みだと思います。これがロシアの最低条件ですから、それ以外は交渉により折り合うことは可能だと思います。そして最大のネックであるゼレンスキーが辞任すれば、和平の障害はかなり少なくなります。

その前段階としてハンガリーのオルバン首相が何回かトランプ氏をフロリダに訪問しています。その時に詳しい事情をトランプ氏に説明していると思います。最後の訪問では、プーチン氏を訪問し、次にゼレンスキーを訪問し、最後にトランプ氏を訪問しています。この時にプーチン氏の考えをトランプ氏に伝えていると思います。オルバン首相の地味な橋渡しが、大いに役に立ったのだろうと思います。違う言い方をすると、オルバン首相の勝利です。

Exclusive:ロシア、ウクライナ復興に凍結資産活用で合意も 和平協議=関係筋
By ロイター編集
2025年2月22日午前 4:39 GMT+92日前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/CN2VC36TUZJU5AKSPU6EWH5UKM-2025-02-21/

トランプ氏とプーチン氏の間で何らかの合意が成立したから、プーチン氏はロシアの凍結されている海外資産の処理方法について案を示したのだろうと思います。これは額が巨額ですから単純にロシアに返還すればいいという訳には行きません。もしロシアが換金すれば、各国の国債市場に大混乱が起きて金融危機の危険さえあります。ロシアに返還すればロシア国内の過激派が、「外国の国債を叩き売れ!」と主張する声をプーチン氏と言えども抑えきれないでしょう❓
復興資金に回せば、そうせずに済みます。この辺りも交渉済みのような気がします。

周囲は大騒動しましたが、早い段階で米ロの合意は出来上がっていたの「かも」しれません。
大体、仕上がったところでゼレンスキーは引導を渡された可能性があります。
(身の安全の保障)
亡命するより、辞任して国を去る方が美しいですね❓
(フランスがいい等とNYポストが書いていました。親切だこと!)

ウクライナ国民にとって幸いなことに、やがて平和がやってきそうです。
とは、言うものの資源の話は全然折り合いがつかないようです。一般的な見方はトランプ氏が吹っ掛けすぎだろう!と言っています。まだ、戦闘も継続中で、速いところ何とかしてほしいものです。停戦の話が具体化しただけ進歩とは言えますが。

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(2)しかし❓
ゼレンスキーの発言は、違う解釈も可能です。
「平和確保のためなら職を辞す用意がある」と発言しています。
平和のためには停戦が先に必要です。
ゼレンスキーは停戦の話などしていません。
停戦がなければ平和もありませんが❓

果たして、どちらの意味なんでしょうね❓


※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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