「北の山・じろう」日記

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欧州サッカー>個人成績・得点とアシスト数に見るリーグの差<2024.2.12

2024-02-12 09:45:30 | サッカー

これは、リーグによりはっきり差があります。
それは個人の能力より監督の戦術によるものだと思います。
「得点+アシスト数」の多い選手のいるチームは得点力のあるチームであることになります。
少なければチーム得点力が低いことになります。
以下、リーグの得点上位の選手の一覧です。

プレミア
得点16(PK3)アシスト5 アーリング・ハーランド:マンチェスター・C 
得点14(PK4)アシスト8 モハメド・サラー:リヴァプール
得点13(PK1)アシスト2 ドミニク・ソランケ:ボーンマス
得点12(PK1)アシスト6 ソン・フンミン:トッテナム
得点11(PK0)アシスト2 ジャロッド・ボーウェン:ウェストハム
得点11(PK0)アシスト10 オリー・ワトキンス:アストン・ヴィラ

スペイン
得点16(PK1)アシスト3 ジュード・ベリンガム:レアル・マドリード
得点14(PK4)アシスト1 ボルハ・マジョラル:ヘタフェ
得点14(PK3)アシスト5 アルテム・ドフビク:ジローナ

ドイツ
得点21(PK3)アシスト5 ハリー・ケーン:バイエルン
得点17(PK3)アシスト1 セール・ギラシ:シュツットガルト
得点15(PK2)アシスト4 アルテム・ドフビク:ライプチヒ
得点13(PK0)アシスト5 デニス・ウンダブ:シュツットガルト

イタリア
得点19(PK2)アシスト2 ラウタロ・マルティネス:インテル
得点12(PK1)アシスト3 ドゥザン・ブラホビッチ:ユヴェントス
得点11(PK4)アシスト8 オリビエ・ジルー:ACミラン
得点10(PK4)アシスト2 マティアス・スーレ:フロジノーネ

フランス
得点20(PK5)アシスト4 キリアン・エムバペ:パリSG
得点11(PK1)アシスト1 ウィサム・ベン・イェデル:モナコ
得点10(PK1)アシスト0 アレクサンドル・ラカゼット:リヨン
得点8(PK1)アシスト2 ジョナサン・デイビッド:リール

傾向としてリーグ下位のチームの選手は、得点が多くてもアシストが少ない傾向があります。これは、どのリーグでも同じです。

一番貧弱なのがフランスです。エムバペが唯一他のリーグのエースストライカーの基準に合格しますが、他はいません。相当、4大リーグと比較するとリーグのレベルが落ちると言えます。とても5大リーグとは言えません。

次に貧弱なのがイタリアです。アシストの少ない選手が多いです。

スペインも多いとは言えません。フランスやイタリアよりは多いです。

ドイツは、比較的得点+アシスト数が多いです。その割にヨーロッパの大会で弱いのは、バイエルン1強時代が長かったので欧州の大会で勝とうという意識が低いのでしょうね。やはり国内リーグで競争がなければ、リーグのレベルが低下してしまうと言うことだろうと思います。

プレミアの選手は、得点数が多い選手でもアシスト数が多いです。
プレミアは、国内の競争も激しいですし下剋上も多いです。だから真ん中から上のクラブの平均値が一番高いと思います。
守っても勝てないリーグですから、自然に点を取るサッカーになります。専守防衛は、真ん中から下の残留を目的とするクラブに多いと思います。

点を取らなければ勝てませんから、自然に監督の戦術が高度になります。ストライカーだけが得点しても勝てませんからストライカーと言えどもアシストが求められます。チームの総得点を多くすることを戦術に組み込むわけです。
だからストライカーは点を取るだけではダメで味方にも点を取らせなくては、なりません。監督もそれを前提に戦術を組み立てるわけです。

専守防衛に近いサッカーをしていたイタリアのチームが長らくチャンピオンズリーグ優勝から遠ざかっている一番の理由だと思います。そして資金的にも裕福とは言えませんからイタリアのサッカー自体が、他のリーグに比較して弱くなっていると思います。最近ワールドカップでイタリア代表が不振な理由もそこにあると思います。

やはり資金力があり、リーグ内で競争が激しく下剋上のあるプレミアのクラブは、毎年レベルアップしないと上位のクラブと言えどもすぐ順位が落ちます。チャンピオンズリーグ出場すら逃すようになります。
一旦、落ち目トレンドに入ると競争が激しい分、浮上するのも大変です。

かつての絶対的な強豪のマンチェスター・ユナイテッドは並の強いクラブに落ち込んで、10年リーグ優勝がありません。
2020-2021シーズンにチャンピオンズリーグ優勝したチェルシーは、ドツボ・トレンド入りして今季はリーグ11に沈んでいます。

長らく停滞していた名門のアーセナルは、やっと昨シーズン久しぶりのリーグ2位になりました。今シーズンは3位で粘っています。ここもリーグ優勝は長らく遠ざかっています。

結局プレミアのクラブが平均して強い理由は、プレミアでの激しい競争と下剋上にあると思います。弱いチームは、どんどん落ちてやがて2部に陥落します。強いクラブも少しでも手を抜いたり油断すると、あっと言う間に上位から転落します。転落しない方が珍しいと言えます。マンチャスターシテイが唯一、13シーズン連続4位以内をキープしています。これはプレミアでは、例外中の例外です。


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