まず、タンパク質が不足すると筋肉量が減ります。筋肉が減っていいことは、何もありません。体力低下、転倒事故が増える、免疫力が低下する・など老化のリスクが高まります。
中でも危険なのは、筋力低下が招く転倒事故です。
筋力低下は運動不足だけが原因ではありません。タンパク質の不足の方が大きな原因です。体内でタンパク質が不足していると、どうなるか?
筋肉からタンパク質を取り出して消費します。そのまま放置すると筋肉が細くなる・と言う実に簡単な理由です。
「運動+たんぱく質の摂取」でないと筋肉量は維持できません。
※この点に大きな誤解があるかもしれません。
二番目に、「これ物凄い誤解を生んでいるんじゃないのか?」と思うことがあります。
(1)「骨をつくるために欠かせない主な栄養素」
これで検索すると?
①カルシウム(骨の材料)②ビタミンD
(カルシウムの腸管からの吸収を助ける)③ビタミンK(体内に取り込んだカルシウムの
骨沈着の際に必要)の3つ。
これが一番先頭にヒットします。
この何が問題か?
これは、古い知識です。
新しい知識は?
(2)『骨粗しょう症の予防と治療 骨を作るのに必要な栄養素と摂取法』
更新日2022年7月19日
ネットで検索するとこの記事は簡単に見つかると思います。それによると?
カルシウム
ビタミンD
ビタミンK
ビタミンB
タンパク質(コラーゲン)
更に・・・
ビタミンD不足は骨折リスクを高める丈夫な骨づくりには、実はビタミンDが不可欠です。ビタミンDが著しく欠乏状態にある人は、足りている人と比べて、骨折リスクが6.55倍にもなることが報告されています。
比べると簡単に分かります。
(1)の古い知識は(2)の新しい知識で指摘されている「タンパク質(コラーゲン)」と「ビタミンB」が抜けています。
これが、ある病院のホームページの一部です。
骨粗しょう症の無料相談室
https://www.kohjin.ne.jp/liaison/liaison_03/contents_0301.html
病院や医療関係者すら、古い(1)の知識が正しいと考えているかもしれません。その例は、病院食です。よく牛乳のパックが出てきます。実は、これは病院食としては良くありません。出すならヨーグルトです。価格を考えたら卵1~2個であるべきです。
病院食では、1食に必要なタンパク質量は、全然足りないと言えます。卵換算だと3個必要です。
※骨粗しょう症が、なかなか減らないし改善されない理由が、何となく分かりませんか?
※これは、私の個人的な考えです。その点を承知の上、以下をお読みください。
(2)『骨粗しょう症の予防と治療 骨を作るのに必要な栄養素』
「これが不足している=理解されていない」
だから、そもそも食事の面で骨を作る栄養素が不足しているのだろうと思います。
従来の知識に加えて?
『ビタミンB』と『タンパク質(コラーゲン)』が必要です。
タンパク質が足りないとどうなりますか?
当然、骨が新しく作られなくなり骨は、もろくなります。
これが、骨粗しょう症の大きな原因だとしたらどうします?
高齢者の食事では、たんぱく質が不足しがちです。
不足すれば、筋肉量が減少するのは普通に理解できると思います。
しかし?
同時に骨を作る栄養素も不足しているのです。
骨を丈夫にしようと思ったら?
カルシウム
ビタミンD
ビタミンK
ビタミンB
タンパク質(コラーゲン)
この栄養素が必要です。
更には、ビタミンDの不足は・・・
ビタミンD不足は骨折リスクを高める丈夫な骨づくりには、実はビタミンDが不可欠です。ビタミンDが著しく欠乏状態にある人は、足りている人と比べて、骨折リスクが6.55倍にもなることが報告されています。
・・・・・・・
このようなリスクがあります。
知識が古ければ役に立たないどころか、むしろ有害でさえある場合もあります。
(1)の古い知識を正しいと思い込んで、(2)の新しい知識を無視したらどうなります?
確実に骨が、スカスカになります。