情報が極端に少なくなりました。
ウクライナ政府とウクライナ軍が、徹底した情報封鎖をしているからです。
ウクライナ軍のヘルソン奪還作戦で「激しい戦闘」 長引く可能性と専門家
2022年8月31日
https://www.bbc.com/japanese/62733518
記事によると
「ウクライナ政府の高官は、迅速な勝利を期待してはならないと警告。今回の攻撃について、敵をゆっくりと抑え込むものだと説明している。」
ウクライナ軍は、ヘルソン市街での戦闘は避けたいようで、もっぱら補給を遮断しロシア軍を弱体化してロシア軍の退却を迫る方針のようです。
南部ロシア軍の補給基地である、クリミア半島にもウクライナの影響は、及んでいるようです。
クリミア住民にロシア軍情報の提供促す ウクライナ国防省
2022.09.04 Sun posted at 15:15 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192765.html
ロシアに反撃のウクライナ、米軍開発のレジスタンス戦法を活用
2022.09.01 Thu posted at 07:03 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192594.html
「レジスタンス作戦概念」は2013年に策定され、ロシアのクリミア半島侵略後、特に東ヨーロッパの国々で研究が本格化したようです。
どうやら、クリミアでのロシアの軍事施設での謎の大爆発は、クリミアのレジスタンスの協力のもとウクライナの特殊部隊が実行した可能性が出てきました。
クリミアをターゲットにするのは、ここが南部ロシア軍の後方支援基地だからです。クリミアで破壊活動を行ったりロシア軍の活動を妨害することは、南部ロシア軍の補給を妨げることになります。
そして、ロシア黒海艦隊が沿岸警備隊程度に弱体化した今、ウクライナ特殊部隊が黒海から密かにクリミアに潜入することが、以前より容易になっていると思います。
補給できる分量を減らし、ヘルソン州に備蓄してある武器弾薬を破壊していくのが、当面の作戦のようです。ドニプロ川の東岸から西岸への物資の輸送は、今はほとんどできないと思います。
雪が降り始めれば、舗装されていない道路はぬかるみと化し、軍用車両の行動は困難になります。益々、ウクライナ軍のターゲットになるでしょう。
つまり、これがウクライナ軍の戦術のようです。
無理に攻めず人的損害を避ける。
補給路を断ち、物資の減少を待つ。
ロシア軍は
弾薬や砲弾が減り、備蓄燃料も減り食料も減る。
装備の補給は、来ない。
冬が到来したら、冬の装備なしには戦えません。
ロシアは、それに対して打つ手がありません。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/