「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024MLB>ベーブ・ルースの真の偉大さは、OPSの概念を考えだし実行しベースボール革命を起こした点にある

2024-09-23 11:57:34 | MBL & プロ野球

翔平君に引かれて善光寺❓
翔平君がメジャーで大活躍を続けるうちに、ベース・ボールに関して色々調べます。そうしていると、これまで全然知らずに気にも留めなかった事に色々気が付きます。

セイバーメトリクス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%82%B9
1970年代に提唱された野球理論でメジャーに革命を起こしたと言えます。
それまで経験的にあるいは人間の勘に頼っていた部分を様々な指標(数字)を考え出して理論化しました。
詳しくは省きますが(私も全部は知りません)特に打撃部門で顕著な指標は、「OPS」です。
セイバーメトリクスの考え方の中で指標化された指標を考案するには、高度な統計学とコンピュータ・システムを使ってメジャーの過去の膨大なデータを数値化しました。

打撃分門では、どのような数字がチームの勝利=得点に関係するか・が解析されました。
その結果、抽出されたのが「OPS」です。
計算式は単純で『「出塁率」+「長打率」=OPS』です。
「OPS」の数字の高い選手が、最もチーム得点に絡んでいることが導き出されました。

この考え方がメジャーに浸透したのは、ごく最近と言えます。2000年代にアスレチックスが、この理論を取り入れてチーム編成して成功してから、他の球団にも理論が浸透していきました。今では、全ての球団がこの理論を活用しています。

(2)ここでベーブ・ルースに話が戻ります。
ベーブ・ルース以前のベース・ボールは、現在のベース・ボールとは全然違っていて、シングルヒットや打率が重視されていました。
ホームランや長打で大量得点する発想がなかったのです。

OPSを知ってみるとベーブ・ルースがOPSの理論と全く同じことを考えて実践していたことに気が付きます。
やはりチームの勝利のために何が重要か・を考えてOPSと同じ考え方に行きついたのだろうと思います。

ベーブ・ルースは、当時なかったOPSの実践者となりベースボール革命を起こしました。現代ベースボールの基礎を自ら実践することにより作り出したと言えます。

単なる二刀流やホームランを、遥かに超えた優れた野球理論を考え出してそれを実践していたことが数字から分かります。
攻勢の人間が1970代以降、膨大なデータを高度な統計学とコンピュータ・システムを利用して解析した結論をベーブ・ルースは自分で考えて、それを実践しベースボール革命を起こして現代ベースボールの基礎を作った点にベースボールの本当の偉大さがあります。

OPSの概念が、それを教えてくれます。
ベーブ・ルースは、その理論を言葉や文字で伝えることが出来ませんでした。
それを1970年代になって後世の人間が、再発見したと言う次第です。

<その証明>
ベーブ・ルース
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9

ルースの生涯OPS「1.164」は今でもメジャー記録です。
しかも、ここには投手と兼業だった5年間も含まれています。打者専業になった期間の数字は、もっと高いです。
長打率「.690」もメジャー歴代1位です。
出塁率「.474」も歴代1位ではありませんが非常に高い数字です。

これがOPS理論のなかった時代にベーブ・ルースが自分で考えだして実践したことです。
ベーブ・ルースの真の偉大さは、二刀流やホームランではありません。優れたベースボール理論を考えだして、それを実行してベースボール革命を起こした点にあります。
二刀流やホームランは、その一部でしかない事に気が付くべきだと思います。
私の個人的な考えは、ベーブ・ルースに対する評価が全然足りないと思います。

こんな話は、あまり聞いたことがないでしょう❓
これから、他の人も段々気が付くと思います。

だから全部総合すると、メジャー史上最も偉大なプレーヤーは、ベーブ・ルースであり誰もそこに並ぶことは出来ません。
この偉業をホームランの本数で考えることは無意味だとしか言えません。


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