そう言う事を意識しているのかどうか?
いきなり、4大リーグに行くよりもそれに準ずるリーグのクラブで腕を磨くのが順番として合理的だと思います。もちろん、ドイツでレギュラーを獲得する選手もいます。
しかし、日本から行くなら練習期間も必要です。一般的には、ベルギーに行くケースが多いですね。ベルギーで日本人選手がイモ洗い状態です。ドイツの下位リーグにも結構、います。
しかし、これでは目立ちにくいです。スカウトの目に触れにくいのですね?
同じ実力でもスカウトの目に止まるのと、見えないのでは全然、違います。
そう考えるとスカウトの目に止まろうという発想が出てきます。一番いいのは?
チャンピオンリーグで活躍する事です。
このパターンで、移籍したのが・・
現モナコの南野拓実選手。
現スタッド・ランスの中村敬斗選手。
共通項は?
オーストリア・ブンデスのチームでチャンピオンリーグに出場して活躍したのが、スカウトの目に止まり移籍が実現しました。
つまり、チャンピオンリーグに出られる国のリーグで武者修行するのが効果的であることに気が付きます。
チャンピオンリーグの国別出場枠
①UEFAランキング1位〜4位の国の上位4クラブ
イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア
②UEFAランキング5位〜6位の国の上位3クラブ
Netherlands France
③UEFAランキング7位〜15位の国の上位2クラブ
Scotland Austria(オーストリア) Belgium Portugal Switzerland
④UEFAランキング16位以下の国の1位クラブ
南野拓実選手と中村敬斗選手は、オーストリア・リーグの出身です。
特に、FCレッドブル・ザルツブルクは強豪チームです。ここから4大リーグに巣立った選手は沢山います。
『欧州サッカー>オーストリア・ザルツブルグ出身の大物選手』
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2023/08/15/113157
中村敬斗選手は、それほど強くないLASKで運よくチャンピオンリーグに出場して3得点しました。これでスタッド・ランスへの移籍が実現しました。
ベルギーも2枠出場枠がありますが、スコットランド・オーストリア・ポルトガル・スイスにも2枠あります。つまりこれらの国で優勝争いするクラブでレギュラーを獲得すれば、チャンピオンリーグに出場するチャンスが増えます。
ベルギーでも日本人が多く所属するシント・トラウデンVVは中位くらいでくすぶっていますから、チャンピオンリーグに出場するという意味では、全然チャンスがありません。
ドイツの弱小クラブで残留争いするようなクラブも、全然だめです。
ベルギー・スコットランド・オーストリア・ポルトガル・スイスなど2枠ある国の上位のクラブで武者修行した方が良いことが分かると思います。
その意味でスコットランド・リーグの日本人選手はチャンピオンリーグで活躍するチャンスがあります。
オランダのフェイエノールトに移籍した上田綺世選手はフォワードの選手ですからチャンピオンリーグで活躍すれば、即4大リーグの中位くらいのクラブからオファーが来るでしょう。
セルティックには、日本人選手が6人います。
古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、小林友希、岩田智輝、井手口陽介
全員、チャンピオンリーグに出場するチャンスがあります。
今、スコットランド・リーグでは日本人選手の評価は急上昇です。2位のレンジャーズに移籍したってチャンピオンリーグに出場できます。レンジャーズに自分を売り込みに行った選手?いるんでしょうかね?
こういう部分が大切だと思います。出世したければ効果的な道を探す努力も大切だと思います。
せっかく、アンジ・ポステコグルー監督が道を開いてくれたんですからそれを大いに利用するべきでしょう?スコットランド・リーグのサッカーは、日本人に向いていると思いますからその意味でも馴染みやすいし活躍しやすいと思います。
もちろん実力も必要ですが、ヨーロッパリーグやチャンピオンリーグで活躍しなければ、田舎クラブでくすぶっていることになります。ベルギーのシント・トラウデンVVあたりで、どんぐりの背比べをしていても何の意味もないことが分かると思います。ドイツの弱小クラブも同じです。そんなクラブに長くいるのは、二流と言うことです。
もっと、ヨーロッパリーグやチャンピオンリーグに出ることを考えれば、クラブの選択も違ってくると思います。ベルギーやドイツの弱小クラブでいつまでもプレーするなら、日本でプレーした方がいいと思います。