(1)グルシコフスキー地区にウクライナ軍が侵入
2024.09.14
ウクライナ軍がクルスク州グルシコフスキー地区に侵攻、ベセロエを攻撃中
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-forces-advance-into-grushkovsky-district-of-kursk-region-attacking-beseroe/
ウクライナ軍は、クルスク州の占領地西部のコレネヴォКоренево方面の大混乱(または敗走)は放置して更に、その西のグルシコフスキー地区の①ノヴィ・プット(❓多分、コレネヴォКоренево)を制圧し、その北の②ベセロエVeseloe方向を攻撃しているのだそうです。
驚くことに更に西の③テキノトТеткиноにも攻撃を加えて、建物を幾つか占領しているんだとか。
どちらも国境から精々数百メートルの距離感ですから国境を越えて荒らしに行くのは簡単です。
②ベセロエVeseloeまで国境から3km弱です。
戦車1輌と装甲車両2輌で構成された部隊が進撃中で、ロシアの国境警備隊と軍が協力して交戦中なのだそうです。
国境付近でゴタゴタを起こす程度の攻撃です。
結構、ウクライナ軍はクルスク戦線の初期からクルスク州ブリャンスク州、ベルゴロド州の州境を荒そうとしてロシア軍に撃退されてきました。
今回の攻撃もその一連の流れのようです。
しかし、コレネヴォКоренево南方面のウクライナ軍の大混乱を放置して、何をやっているのか意味不明です。そんな部隊があるのなら占領地の方に増援を送って強化するべきだし、普通はそうすると思います。
クルスク州ブリャンスク州、ベルゴロド州の州境でゲリラ戦的に小戦闘を仕掛けるのが次のウクライナ軍の作戦計画なのかもしれません。
しかし❓占領地の友軍はどうするつもりなんだろう❓
(2)クルスク州の占領地ですら、こんな調子ではドネツク州のウクライナ軍をどうするのかは、ウクライナ参謀本部ではクルスク侵攻作戦を決定した時に決めていると思います。
おそらくドネツク州は、現在ドネツク州にいるウクライナ軍が戦い、ダメなら放置する予定なのだろうと思います。
そうあからさまに言うと国内で大批判を浴びるのは分かり切っていますから、このように言って胡麻化しているのだろうと思います。
『越境攻撃「期待通りの効果」、東部でロシア軍停滞=ゼレンスキー氏』
By Olena Harmash
2024年9月14日午前 6:14 GMT+99時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/DVXIBSN6U5KH5CBFOACS77PBMY-2024-09-13/
クルスク州への越境攻撃の攻撃がどうなろうと・・・
「期待通りの効果が得られている」
ドネツク州がどうなろうと・・・
「(ウクライナ東部の)ハリコフ州ではロシア軍の進撃が阻止された。ドネツク州の戦況は極めて困難だが、ロシア軍の進軍は鈍っている」
何を期待しているのかは発言しませんから、仮にウクライナ軍が負けてクルスク州から叩き出されようと「期待通りの効果が得られている」のだろうと思います。
「ロシア軍の進撃が鈍っている」としか発言していませんから、ドネツク州をロシア軍が制圧しようと「ロシア軍の進撃を鈍らせた結果」今まで持ちこたえたというのであろうと思います。
どこまでも責任逃れの言い訳は考えています。
しかし、それでウクライナ国民や支援国が納得するのかは別問題だと思います。
普通に見るならドネツク州では前線が崩壊しておりウクライナ軍は負けつつあるように見えます。
それをゼレンスキーが言うと「戦況は極めて困難だが、ロシア軍の進軍は鈍っている」と言う表現になるようです。
そんなバカげた戯言を一々ニュースにするロイターにも呆れます。こんな記事に何の意味もないと思います。
ゼレンスキーの広報通信社でしょう❓
日本のマスコミは、ゼレンスキーの広報マスコミですけれど・・・・・
普通に言ったらいいと思います。
『戦局は悪化しウクライナは敗勢になりました。』
『その原因はクルスク侵攻作戦を実行したことにあります。』
どうして、本当のことを報道できないのか不思議です❓
ドネツク州が落ちたら、次はザポリージャ州とドニプロペトロウシク州です。
ドニプロペトロウシク州は真っ平な地形で防衛線や強力な要塞は、ないと思います。ロシアの機甲部隊がスイスイ進撃すると思います。ドニプロペトロウシク州までロシア軍が占領して、「やっとウクライナ軍が不利だ」程度に言うのでしょうかね❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27