「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

東部ウクライナの危険物(または有害粗大ごみ)と化したウクライナ軍<ウクライナ紛争2024.23.3

2024-03-03 20:23:07 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

戦争に勝てないなら戦争を止めるべきだと思います。
ロシア軍の進撃を止められない現状では、ウクライナ軍が防衛戦をする東ウクライナは、ロシア軍が進むほど廃墟が増えていきます。
ウクライナ軍は自分の国土を廃墟にするために戦っているのと同じことになっています。
そうまでして多少の領土を守る意味は、最早ないでしょう。

こうなるとキーウ政府の支配地域にいる住民もよく考えるべきだと思います。2014年クーデター以後、ロシア領に避難したウクライナ人は400万人~500万人いると思います。

2014年クーデター以後キーウ政府は極端なウクライナ同化政策を取り、主にロシア系住民は差別され迫害や弾圧を受けました。だから多くのウクライナ人がロシア領に逃げ出しました。家を捨て土地を捨てて逃げだしたのですよ❓

今、占領地でロシアがロシア化政策を取っています。それと同じことをキーウ政府はロシア系住民に対して行ってきました。
2015年「ミンスク合意2」を破ってきたのは、ウクライナです。最後は、ゼレンスキーがロシアを挑発しまくってロシアの軍事介入を呼び込みました。
2015年「ミンスク合意2」を順守していれば、ロシアの軍事介入は起きませんでしたし、ドンバス戦争も解決に向かったかもしれません。
2015年「ミンスク合意2」以後の期間を利用してアメリカとウクライナは、軍事力を強化しただけでした。
ドイツの前首相のメルケルがその点に触れています。メルケルの平和への努力は、アメリカとウクライナに踏みにじられました。

その話は、わきに置いて・・・
ロシアの言い分を言うなら、ロシア領に避難してきた400万人~500万人の親ロ派住民の土地を取り返すのも妥当性があることになります。追い出したのは、ウクライナですからね❓
ウクライナ紛争は、ロシア国内の内戦的な側面が強いですから普通の戦争のように良い悪いが決められない部分が非常に多いです。
東部ウクライナと南部ウクライナに関しては、ロシアの言い分の方が歴史的経緯を考慮するなら65点ぐらいの評価は出来ると思います。
ウクライナの言い分は、35点です。
だから私が裁判官なら東部ウクライナと南部ウクライナを合計して65%をロシアに与えます。35%をウクライナに与えます。
ウクライナの言い分に関しては、精々この程度の評価しか出来ません。

結局、東部ウクライナでは徐々に廃墟が増えています。
住民も戦闘地域から避難せざるを得ません。
ロシア領に逃げ出した人々は、戦後ロシアから土地の所有を認められたり補償がある可能性があります。農民なら農地を返してもらえるでしょうね❓
問題は、ウクライナ領に逃げ出した人々です。
戦後ロシア人になることを条件に土地を返してもらえるかは微妙です。ロシア政府に忠誠を誓わなければ絶対に無理でしょうね❓

戦闘地域になり破壊され廃墟になってしまう地域やロシアが占領する地域には、この問題があります。
もしウクライナが交渉で返してもらえるなどと考えているとしたら甘すぎます。ロシアの立場で考えるとロシア領を奪還しているだけですから返すなどは、あり得ません。

ウクライナを見ていると戦争をまじめに考えているのか分からない部分が多いです。
どこで戦争を終わらせるのか、戦争が終わった後どうするのかの考えが欠如しています。
「勝つまでやります!領土は全部奪還します!」
幼稚園の子供だって、もう少しまともに考えると思います。
「勝てません、領土は帰りません」
どうするんですか❓

そこを考えないから永久に戦争を続けるつもりのようです。最後は、ウクライナ領はロシアに全部削られて終わるでしょう。
政府や軍その他の幹部だけ亡命すれば良い・と考えているのでしょうか❓

ウクライナに国家を管理運営するのは無理です。その能力も人材もありません。現実的には、ウクライナはロシアに委ねるべきだと思います。

ロシアは、戦闘地域から離れた地域の復興事業を始めています。

BBC
ロシア人が占領地マリウポリの家を購入する動き 政府が促進
2023年8月7日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66425366
破壊され尽くしたマリウポリ、海軍学校や住宅整備で進む「ロシア化」…読売新聞が衛星画像で分析
2024/02/25 11:00
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240225-OYT1T50004/

アゾフスタリ製鉄所
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BE%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AA%E8%A3%BD%E9%89%84%E6%89%80
アゾフスターリ製鉄所、損傷ひどくて「修復不能」 ロシア当局者
2023.01.25 Wed posted at 12:35 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35199075.html
マリウポリのイリイチ冶金工場で生産が開始されました
2023.12.13
https://ja.topwar.ru/232160-v-mariupole-zapustili-proizvodstvo-na-metallurgicheskom-kombinate-imeni-ilicha.html

復興できるところでは復興事業が進められています。最早ウクライナが、それを取り戻すことは出来ません。
これは、良い悪いの問題でなく現実です。

戦争に訴えてしまえば、負ければ相手の言い分を受け入れるしかありません。
駄々っ子のように駄々をこねていても何も解決しません。

いろいろ考えるなら東部ウクライナに廃墟を生み出しているウクライナ軍は、今となっては東部ウクライナの危険物または無用の長物です。

よく現実を考えるべきでしょうね❓
戦争後の2022年3月~4月に停戦合意が出来かかりました。イギリスのボリス・ジョンソンに煽られて戦争続行を決めたのは、ゼレンスキーです。
大統領就任後、ロシアを煽りまくりロシアの軍事侵攻を招き寄せたのもゼレンスキーです。
アメリカの傀儡だからそうしたのでしょうけれど、今になってロシアを弾劾・糾弾しても無意味です。
最近は戦争資金と武器の入手が出来て更に戦争を継続するようですが、その結果ウクライナがどうなろうと一切気にしているようには見えません。
軍国主義者(過激民族主義者)に国を乗っ取られたウクライナの運命かもしれません。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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