「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(シリア)テロを変えてしまったドローン<2023年10月

2023-10-08 08:48:11 | アフリカと中東

シリア士官学校に無人機攻撃、少なくとも100人死亡
2023年10月6日午前 3:40 GMT+934分前更新
https://jp.reuters.com/world/mideast/NQ5HLG5RUFIKBBIB4TPUQIALLA-2023-10-05/

シリアの士官学校を、何者かがドローンで攻撃して少なくとも100人が死亡したとの事です。

ドローンは、テロすら変えてしまいました。これまでならテロリストが使える武器は、小型の携帯できるロケット弾くらいしかなかったと思います。
今回のドローン攻撃を、小型のロケット弾でやろうとするなら数十発は撃ち込まないと同じ被害は出ないと思います。
どの程度の数のドローンを使ったのかは不明ですがドローンならこれほどの被害を簡単に発生させることが出来ました。

最初に民生用のドローンが空を飛び始めた時、多分武器として使われるだろうな?とは思いました。

最近のドローン兵器は、その考えをはるかに超えるものです。ドローン兵器の始末に負えない点は、発見するのにはレーダー監視システムが必要です。なければ音でしか分かりません。
更に迎撃するのにも最低、機関銃が必要です。確実に撃墜しようと思うなら・・・
「非車両依存モジュラーパレット式ISRロケット装置(バンパイア)」超小型ミサイル・システム
画像
https://img-newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2022/08/220829VAMPIRE-thumb-720xauto-502623.png
あるいは・
レーダー照準式の機関砲または機関銃システムが必要です。

これを国内全域に張り巡らせるのは、どの国にとっても事実上不可能だと思います。

防ぐ方法は(国際的な意味での)地域紛争や国境紛争を防ぎ、そして国内の治安と安定を守るしかありません。

要人の暗殺も簡単にできてしまいます。これまでのように警護者が要人を取り囲んで守る方式は、ほぼ意味がありません。

技術が進化すればするほど悪用の方法も同時に進化します。だからどうすれば良いのかは分かりませんが、恐ろしい時代が来たと思います。

大規模なコンピュータ・システムが、今大規模に利用されています。これも何らかの破壊工作を受けると瞬時に社会がマヒして大混乱が起きます。

これまでは技術の進歩は、「性善説」で考えられてきました。今後は「性悪説」で考えて進歩した技術を利用するのに制限や規制を加えることが必須になりつつあります。

SNSや今出来つつあるAIチャットも便利だからと放置すれば、必ず悪用されると思います。SNSは便利であると同時に害悪を巻き散らかし瞬時に拡散してしまいます。

よくよく考えないと人間が発明した道具やノウハウが人間を滅ぼしてしまうかもしれません。どこかの国の独裁者がそう考えれば、実行するのにそれほど難しくない時代が来ると思います。来てから考えても、その時は遅いと思います。



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