ウクライナ紛争とパレスチナ問題を見ていて感じたことは、大統領や首相により同じ問題について取り組み方に違いがあるように見えます。
その典型は、アメリカのバイデン大統領とフランスのマクロン大統領です。とにかくスタンド・プレーが大好き。目立ちたがります。それで何かしているかと言えば、大した事はしていません。国民受けを考えてるのでしょうね?
一方で議会で選ばれた首相は?
イギリスのスナク首相、ドイツのシュルツ首相、イタリアのメローニ首相、岸田総理などです。スタンド・プレー的な要素は少ないです。
議会や所属政党の支持を失えば、たちまち解任されるからです。バカなことは出来ない抑制がかかっています。
指導者を選ぶうえでより危険な選挙方式は、直接選挙であると言えます。アメリカでは2020年大統領選挙でトランプが当選しました。フェイクニュース大統領でした。次のバイデンも相当危ない大統領です。
トランプが何を考えているのか、よく分かりません。大統領の権力を利用して金儲けをしたいだけなのか?プーチンのようになりたいのか?どちらかでしょうね。アメリカに奉仕する気は、ないと思います。
バイデン氏に至っては、何をしたいのかすら分かりません。任期中にやったことは、ウクライナ紛争とハマス問題に関与しました。関与しといてその後始末をしようとしません。
直接選挙の欠点は、衆愚政治がもろに現れる点です。選び方を間違えると悪い意味での独裁者を作り出してしまうかもしれません。その意味でアメリカは、どんどん危ない国に変質しつつあるように見えます。クリントン大統領の時代まではあった、アメリカの超大国としての責任を自覚しない大統領が増えました。時には超大国であることを戦争の道具に使います。
間接選挙方式は、1回目で独裁者が出現する事は防止できます。何回もやっていると結果は同じ事かもしれません。しかしサイコロを振って、丁半博打をやるリスクは回避できます。
ここまで世の中がおかしくなると、選挙に対する認識を変える必要があるように思います。
より良い人を選ぶのを目的にしない。
より悪い人を選ばない事を目的にする。
このような認識を変えないと危なくてしょうがないと思います。
今話題のウクライナ。
大統領選挙でお茶の間で大人気のゼレンスキー氏が大統領に当選してしまいました。政治経験ゼロです。就任後、支持率が急低下し20%台になりました。そこで打ち出したのがアメリカ摺りより政策です。結果としてウクライナ紛争が勃発しました。ウクライナ国民は、戦争に引きずり込まれるために大統領を選んだようなものです。政治経験ゼロのゼレンスキー氏が今、誰に担がれているのかは全然分かりません。開戦後、親ロシア人脈をパージしましたからその反対の人脈に担がれているのだろうと思います。
指導者を直接選挙で選ぶ危険性が分かる事例です。
アメリカだってトランプが、また大統領になったら何をやらかしてくれるのか、全然分かりません。
少なくとも間接選挙であれば、このようなリスクを回避できることは可能性として大きくなります。
効率より安全性を考えた方が、いいような気がしてきました。
リーダーシップとか、よく言うでしょう?
でも、それは別の言葉で言うと独裁です。
じゃあ?議会もなくして独裁者に全部任せた方がもっと効率的でしょう?
まどろっこしくても合議制の方が、よりリスクは少ないと思います。
大統領や首相は悪人だ!と考えて、より悪くない方を選ぶようにしないと?
危なすぎるように思えました❓
今の世の中に性善説は、危険すぎます。
性悪説で、考えるべきでしょうね。
世界の大統領や首相に良い人は見当たりません。悪い人が多いように見えます。
岸田総理など、世界を見渡すと比較的良い首相だと思います。だから結果として日本の首相を選ぶ方法は、より悪くない事になります。
「他人の芝生は青く見える」❓