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「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

スウエーデンの反イスラム・デモとスコットランドの歌手シネイド・オコナーの死<2023年7月

2023-07-29 15:17:04 | ヨーロッパ

アイルランドの歌手シネイド・オコナーさんが死去、56歳
2023年7月27日
https://www.bbc.com/japanese/66321606

アイルランドの歌手シネイド・オコナーさんについては、この記事を読むまで全く知りませんでした。しかし、記事が一つの事を教えてくれました。

『続く1992年には、キャリアの中で最も有名な出来事があった。米NBCテレビの番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演した際、カトリック教会内の児童性的虐待への抗議として、当時の教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破った。ボブ・マーリーさんの「ウォー(戦争の意)」をアカペラで歌った後、オコナーさんはカメラに目を向けて「本当の敵と戦いなさい」と述べた。

この行動の結果、オコナーさんはNBCから永久追放された。また、アメリカ各地でオコナーさんへの抗議が起き、ニューヨークのタイムズ・スクエアでレコードが破壊されるなどした。

2021年の米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューでオコナーさんは、「自分のやったことは後悔していない。あれは素晴らしかった」と語っている。』

シネイド・オコナーの抗議には、正当な理由があります。そしてカトリック教会内の悪しき犯罪類似行為は、今もあります。
もし、シネイド・オコナーの抗議を真摯に受け止めてカトリック教会が事態の改善に向けて真摯な改革の努力を積み重ねたら、今どうなっているでしょう?

「臭いものには蓋をする」式でシネイド・オコナーさんは、大きな社会的な批判を浴びて終わりでした。臭いものには蓋をした結果、カトリック教会内の悪しき犯罪類似行為は、今も続いています。

果たしてカトリック教会に存在意義があるのかさえ疑わしい部分があります。

シネイド・オコナーさんの抗議は、教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破った事でした。
たったこれだけの抗議活動で大きな社会的批判を浴びて、アメリカNBCテレビから永久追放されました。

※そしてスウエーデンの反イスラム・デモに戻ります。
イスラム教の経典を燃やしたり足蹴にしたりします。
しかも、デンマークでもやっています。

教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破った事がそれほど大きな社会的批判を浴びるなら、こちらはどうです?
死刑になったっておかしくないのでは、ないですか?

何故?シネイド・オコナーさんは、反イスラム・デモよりはるかに軽微な事で抗議したのに大きな社会的批判を受けなければ、ならないのか合理的な説明が出来ますか?

しかも、スウエーデンの反イスラム・デモには正当な理由はありません。単なる憎悪と差別意識があるだけです。悪質の度合いは、きわめて高いと言えます。

それをスウエーデン政府は、「言論の自由」として許可しています。スウエーデン政府の言う言論の自由は、イスラムへの憎悪と差別を意味している事に結果としてなります。

自由主義と民主主義の政府のやることとは、到底思えません。

だからイスラム世界から猛烈な反発を招きます。イスラムの人々が怒るのは、当然でしょう。

教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破った事にそれほどキリスト教社会が怒りを示すなら、スウエーデンの反イスラム・デモはイスラム世界に行けば、リンチで殺されて当然でないですか?

憎悪や差別は、反作用で帰ってきます。
ましてや、スウエーデンの反イスラム・デモは繰り返されています。ほぼ犯罪行為と言えるでしょう。


ワールド
2023年7月25日11:27 午後2日前更新
デンマークのエジプト・トルコ大使館前でコーラン焼却
https://jp.reuters.com/article/iraq-denmark-protests-egypt-idJPKBN2Z51BJ

ワールド
2023年7月25日12:05 午前3日前更新
デンマークのイラク大使館前でコーラン焼却、トルコも非難
https://jp.reuters.com/article/iraq-denmark-protests-idJPKBN2Z413Q

ワールド
2023年7月23日8:02 午後4日前更新
イランのハメネイ師、コーラン冒涜問題でスウェーデン非難
https://jp.reuters.com/article/sweden-koran-iran-khamenei-idJPKBN2Z304M

ワールド
2023年7月21日12:47 午前7日前更新
イラク、スウェーデンに聖典焼却再発なら断交と警告 大使に国外退去要請
https://jp.reuters.com/article/iraq-sweden-protest-idJPKBN2Z01J1

ワールド
2023年7月21日2:42 午前7日前更新
欧米、イラクのスウェーデン大使館攻撃を非難
https://jp.reuters.com/article/iraq-sweden-protests-usa-idJPKBN2Z01QX

ワールド
2023年7月20日6:31 午後8日前更新
在イラク大使館襲撃は容認できず、職員は無事=スウェーデン外相
https://jp.reuters.com/article/iraq-sweden-protest-idJPKBN2Z00OD

ワールド
2023年7月20日9:20 午前8日前更新
バグダッドのスウェーデン大使館で放火 コーラン燃やすデモに抗議
https://jp.reuters.com/article/baghdad-sweden-idJPKBN2Z000R

スウェーデン大使館にデモ隊乱入、コーラン焼却に抗議 イラク
2023.07.20 Thu posted at 18:40 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206796.html

※スウエーデン政府が許可した「言論の自由」=「反イスラム・デモ」は、これだけの事件を引き起こしました。

スウエーデン政府はヨーロッパとイスラム世界の対立を煽り立てているとしか思えません。

イスラム世界のスウエーデン大使館や企業が全部、焼き討ちされたところで文句は、言えないと思います。

スウエーデン政府のするべきことは、抗議ではなくイスラム社会への侮辱の謝罪であると思います。

許せない!と思います。
私はイスラム教徒ではありませんし、特にイスラム世界を支持しているわけでもありません。しかし、一世界市民として「許せない!」と思います。
スウエーデンがアフリカの独裁国家なら、仕方がないかもしれません。違うでしょう?


大谷翔平君1安打完封9勝目、そしてエンゼルスは翔平君をトレードせず<2023年7月

2023-07-28 09:50:57 | スポーツ

大谷翔平9勝目 メジャー初完投初完封 わずか1安打 Wヘッダー第1試合で快投
[2023年7月28日4時48分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202307280000064.html

メジャーに行ってから初めての快投でした。投げては111球、これだけの球数を投げたのも初めてだと思います。最近は爪の故障でやや不調でしたが、それも治ったようで体調は万全のようです。
翔平君が気合の入る理由が、ありました。
それは?

大谷翔平トレード消滅 エンゼルス残留「WE LOVE SHOHEI OHTANI」ミナシアンGM
[2023年7月28日0時56分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202307280000028.html

この時期のメジャーは、選手を売る球団と買う球団に分かれます。プレーオフ進出やワールドシリーズを狙うチームは、選手を補強して備えます。

エンゼルスは、これまでは売る側でした。早々にプレーオフ進出が消滅する事ばかりだったからです。今シーズンは微妙で、どちらになる可能性もありました。

ここに来て球団として明確に意思決定して選手を買う側に回りました。プレーオフ進出を最後まで狙う姿勢をはっきりさせました。

「前日にホワイトソックスから先発右腕ジオリト、救援右腕ロペスを獲得。」

先発投手と救援投手の強化をしました。

これで翔平君は、チームメートとともにプレーオフ進出に向けて頑張るでしょう。
それが、今日の熱投に現れていたと思います。
1安打、惜しかったですね?
もう少しで、ノーヒット・ノーランでした。

もちろん、エンゼルスのスーパースターも大喜びです。

エンゼルス・トラウト、大谷翔平のトレード消滅に「ビッグ・ニュースだね。うれしいね」
[2023年7月28日4時58分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202307280000067.html

まだ、最後の切符までは4ゲーム差位です。今後エンゼルスがチーム一丸となって奮闘すれば逆転が不可能なゲーム差ではありません。

次は、東地区3位のライバルのブルージェイズとの3連戦が待っています。ここで3連勝すれば、プレーオフ進出に近付きます。


スーダン内戦が終わらない理由<2023年7月

2023-07-28 09:49:22 | アフリカと中東

「ワグネル」もう1つの戦場...中東の「覇権争い」に、ロシアとエジプトまで絡んだスーダン紛争の奇々怪々
2023年7月27日(木)19時01分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/post-102270_1.php

①スーダン国軍トップのアブデル・ファタハ・ブルハン
②準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」を率いるモハメド・ハムダン・ダガロ

現在、スーダンで争っているのは、この二つの軍事組織です。長期にわたり独裁支配を敷いていたオマル・バシル大統領がクーデターを恐れて作り出したのが、「即応支援部隊(RSF)」です。プーチンのやり方と同じです。二つの組織を対立させ支配しようとしました。結果は、両方から裏切られて追放されました。そこまでは両組織は協力しましたが、どちらが主導権を握るかで話がまとまらず内戦が起きました。

これだけでも十分ややこしいのに更に話をややこしくする外国勢力の介入を招きました。

①スーダン国軍を支援するのがサウジアラビアです。ここにエジプトが加わっています。
②「即応支援部隊(RSF)」を支援するのがアラブ首長国連邦(UAE)です。更にロシアを通じてワグネルを引き込んでいます。

なぜこうなっているかと言うと、近年サウジとUAEは湾岸の盟主の座を争う対立しています。どちらかがAなら、もう一方はBです。

更には、元々スーダンの金利権にはワグネルが食い込んでおりアフリカでの重要な収益源です。当然、ロシアにとっても重要な収益源です。

金と盟主争いが絡んで、もうスーダン内戦は解決の方法はないように思います。どちらにも応援団がいて、どちらも資金に困らなければ延々と内戦が続く構図が出来上がりました。解決するとすれば、境界線を決めてスーダンを分割するしか方法は、ないように見えます。

これはイエメン内戦と同じ構図です。
イエメン政府軍を支援するのがサウジです。
反政府勢力のホーシー派を支援していたのはイランです。最初は、イエメン政府軍を支援していたUAEは南部の分離独立派「南部暫定評議会」にてこ入れするようになりました。
これによりUAEは、『イエメンの多くの港湾と島々を管理下に置いて、バベルマンデブ海峡と「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ東部地域への航行ルートを確保する』などの権益を確保しました。

このように金や国際的な権力闘争が絡むと正義も人権も吹き飛ぶ醜い争いが起きて、場合によっては長期間継続します。イエメン内戦も長く国民は飢えています。そんなことなど一切気には、しません。

スーダンの場合は、ワグネルが金利権で食い込んでいますからほぼ終わりようがありません。最初からそうであるのに、そこにサウジとUAEが双方のバックについてしましました。絶対に終わらない構図が完成しました。

アフリカの利権に絡む話は、このようなケースが非常に多いです。独裁国家の場合は、ほぼこうなります。そこに食い込むのがロシア=ワグネルです。これがワグネルの本当の仕事です。

例の極悪妖怪???
プリゴジン氏、アフリカ首脳会議に? ホテルで握手、写真を投稿―ロシア
2023年07月28日00時23分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023072800015&g=int

1万人くらい戦闘員の余裕がありますから、早速アフリカ・セールスに回っているようです。本当に!悪党でしょう!

※記事を読んで不思議に思いませんか?
『同氏は出国を条件に免責されたが、約束したベラルーシ滞在は守っていない。 』
誰もそんなことを確認してはいません。
当事者以外、ロシア政府とプリゴジンの合意の内容を知りません。知らないことを事実として記事に書きます。こうしてガセネタが拡散します。日本のメデイアは、この点創作が多いですね?
そもそもベラルーシには1回行って多分ルカシェンコと打ち合わせしただけで、ほとんどサンクトペテルブルクにいます。最近、来たわけではなく、事件後ず~といます。


ウクライナの周辺諸国にとってのウクライナ紛争の意味<2023年7月

2023-07-28 09:47:30 | ウクライナ紛争

置かれた立場により二通りあります。
NATOに加盟する東ヨーロッパ諸国です。
これらの国々は、ロシアの軍事侵略開始後即座に団結してウクライナ支持を決定しウクライナ支援を開始しました。その動きが腰が引けていた西ヨーロッパ諸国をリードして今のNATOの意思決定に大きな影響を与えました。

ポーランド、バルト3国、チェコ、スロバキアなどがその中心です。ロシアの意図を見抜いたからです。
「ロシアをウクライナで止めなければ次は自分たちの番だ!」
旧ソ連時代、ソ連に弾圧支配され鉄のカーテンの内側に囲い込まれた国々です。再びロシアの弾圧支配を受けるくらいなら、死んだ方がマシだと思うから断固!ウクライナ支持で結束しました。

これは、ロシアには理解不能な事だと思います。無神経に他国を弾圧支配してきた国は、弾圧支配される側の気持ちや感情が理解できません。脅し上げれば、やがて従うと考えています。

自分たちの身を守るために団結して、断固ウクライナを支持し支援する国のグループがあります。

※二つ目のグループです。
筆頭は、ジョージアです。他にモルドバ、ベラルーシがあります。ロシアの内政干渉を受けて民主化を阻害されたり脅かされている国々です。
ベラルーシは、ルカシェンコがプーチンの助けを受けて独裁体制を維持しています。民主化勢力は弾圧されています。

ジョージアは・・・
南オセチア紛争 (2008年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2%E7%B4%9B%E4%BA%89_(2008%E5%B9%B4)
この戦争の結果、勝手にジョージアの国内に傀儡国家を作りました。そして、ジョージアには親ロシア政権が樹立されジョージア国民の民主化運動を妨げています。

モルドバ
やはりロシアの内政干渉を受けて政治的に不安定な状況が続いています。
国内には、ロシアの傀儡である沿ドニエストル共和国を作られてしまい、それがモルドバへの内政干渉の根拠地になっています。

こうして見てみるとロシアの手口は、全部同じです。軍隊を派遣して親ロシア派を利用して一部に傀儡政権を作る。そしてそこから更に内政干渉を続けて傀儡国家にしようとします。

ジャージア、モルドバ、ウクライナ全部、同じことをやっています。だから、これらの国々にとってはウクライナがロシアに勝利する事は自分たちの独立を守り民主化を進めることにも繋がります。

どこも小さな国ですしウクライナを支援する事は出来ません。では、どうするのか?

ウクライナに義勇兵を送ってウクライナの祖国防衛戦争を多少なりとも助けようとしています。

中でもジョージアは、南オセチア紛争の時にウクライナから支援がありました。その時の感謝の意味もあり、2014年ロシアのドンバス介入の時から義勇兵が参戦して今もロシアと戦っています。ウクライナ・ジョージア軍団は義勇兵のグループの中では最大の部隊でジョージア人だけで約1500人、他国からの義勇兵を合わせて1800人規模を誇ります。もちろん、ウクライナ紛争での貢献は大きなものがあります。

ベラルーシの義勇兵部隊もあります。
カストゥーシュ・カリノーウスキ連隊 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%AD%E9%80%A3%E9%9A%8A
参加人数は、1000人と記されていますが実数は不明です。しかし、最低数百人規模だと思います。この部隊の目的はロシアを打ち破ることであり、その後ベラルーシに民主的政府を樹立することです。

モルドバは、義勇兵の参加は少数です。しかしNATOに支援を求めて何とか政治を安定させようとしています。非公式ながらNATOの支援を得られる見込みです。そしてウクライナからは、確実な支援が得られます。
それを背景に最近、国内からロシアの勢力を排除する動きがみられます。

ワールド
2023年7月26日8:19 午後Updated 1日前
モルドバ、ロシア外交官駐在数を削減へ 大使館で諜報活動の疑い
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-moldova-idJPKBN2Z60ZW

ジョージアやモルドバ、ベラルーシには、ウクライナ紛争の行方に自分たちの未来がかかっています。戦争がウクライナの勝利で終わったなら、これらの国々はウクライナからの支援が期待できます。

※しかしながら、これほどまでに周辺諸国に悪事を繰り返していたロシアを放置し(むしろご機嫌を取り)、ロシア・マネーと資源・エネルギーに群がっていた西側諸国は、浅ましいとしか言いようがありません。それを、最も盛大にやったのはドイツのメルケルです。金に魂を売り渡した結果が、最後はロシアのウクライナ軍事侵略として結実しました。


ロシア政府内部は、今どうなっているのか?<ウクライナ紛争2023年7月

2023-07-28 09:45:58 | ロシアと周辺国

プーチン大統領の側近たち この戦争はどういう顔ぶれが遂行しているのか
2022年3月5日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60614782

ロシアの天敵のイギリスは、敵の分析も熱心ですし優れています。ロシア政府の主要な構成メンバーには、はっきりした性質があります。プーチン氏の性格的特徴として古い仲間しか信用しません。過去に裏切ったことのないメンバーで周囲を固めます。以下は、BBCの記事からの引用です。

まず、「レニングラードの亡霊3人組」と呼ばれる3人がいます。全員、旧KGB人脈です。しかもレニングラードにいてその当時からプーチン氏と行動を共にしてきたメンバーです。
その中でも序列があり・・
ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記
後継組織のFSBの長官をプーチンから引き継ぎ、1999年から2008年まで務めた。
1970年代から、プーチン氏に忠誠を尽くしてきた3人のうちの1人
大統領に対してパトルシェフ氏ほどの影響力をもつ人はわずかだ
1951年7月11日 (年齢 72歳)
※おそらくこの人が側近No1と思われます。

セルゲイ・ナルイシキン対外情報局長官
1954年10月27日 (年齢 68歳)
※この人は経歴が良く分かりません。イギリスの分析ではNo2と推測しているようです。

アレクサンドル・ボルトニコフ連邦保安局(FSB)長官
2008年5月12日 -
異論を唱えたり、助言をしたりする役目ではない
1951年11月15日(71歳)
※No3です。イギリスの識者の分析ではNo1/No2ほどプーチン氏に近くないとされています。
しかし、パトルシェフ氏の後を引き継いでFSB長官に就任していますからプーチン氏の信頼は篤いと思います。プーチン氏にFSBの情報を最後に報告する係です。

ロシア軍の方は・・・
セルゲイ・ショイグ国防相
2012年11月~
非常事態・災害復旧のプロフェッショナル
政治家
1955年5月21日 (年齢 68歳)
ワレリー・ゲラシモフ参謀総長
1955年9月8日(67歳)
2012年11月~

このうちセルゲイ・ショイグ国防相がロシア軍を統括します。政治家で元々は、非常事態・災害復旧のプロフェッショナルです。その実績は大きなものがあります。2012年から国防相の座にあり、プーチン氏の信頼は篤いと思います。KGB人脈には属していない唯一の人物です。

ロシアがウクライナ軍事侵略を決定した場には、プーチン氏と「レニングラードの亡霊3人組」のうちの2人とセルゲイ・ショイグ国防相の4人がいたとする説があります。その説によれば、セルゲイ・ショイグ国防相は賛成ではなかったようです。
KGB人脈の3人が、この戦争を決定したことになります。

※長くなりましたが、これがロシア政府の意思決定に係る主要メンバーです。

※今、ロシア政府とプーチン氏を見ていると齟齬が見えます。プーチン氏の言動に普通でない部分が散見されます。

ワグネル武装蜂起前のプーチン氏の戦果報告(と言うより誇示)は、最初のころと1か月後でも中身が同じでした。
破壊した戦車は245両、装甲車は678両
数字を見ると分かりやすいです。これに変化はありません。
そして激戦が続く南部戦線について安定していると発言していました。

二つ目は、ワグネル武装蜂起の時です。
ヒステリックに全国放送の国営テレビで・・
反逆者は武装鎮圧され
厳しく処罰される
と、断言しました。

その後すぐ、FSBはプリゴジン氏とワグネルに対する捜査の終了を公表しました。
プーチン氏の断言とは、無関係に捜査が終了したと言うことは、プーチン氏の命令は無視されたことになります。無視できるのは、「レニングラードの亡霊3人組」のうちの少なくとも2人が指示したからだと思います。

そして、更に変なことがあります。
BBC
プーチン氏批判の強硬主戦派ギルキン被告、モスクワで拘束
2023年7月22日
https://www.bbc.com/japanese/66267814

これまで戦争遂行を煽りまくり過激にロシア軍とプリゴジンを批判し、返す刀でプーチン批判をしていた戦争遂行の尖兵の役割を担ってきた過激民族主義者の軍事ブロガーが逮捕されました。それが治外法権的に黙認されてきたのは、FSBの暗黙の了解があったのではないかと指摘されています。それを無視して放置したのは、プーチン氏です。

プーチン氏のこれまでのやり方とは、異なる事をしました。ここにもプーチン氏がやり方を変えたのか、FSBが方針を変更したのか、不明な部分があります。

ワグネルもそうです。これまでは、プーチン氏はワグネルを便利に活用してきました。プリゴジン氏の過激な国防相と参謀総長の批判は無視していました。
しかし国防相と参謀総長の側の反発が強くなりすぎたためにワグネル潰しを許可しました。

これまでのプーチン氏とは違う部分が、あちこちに散見されます。

もう、ロシア政府の運営は実質的に「レニングラードの亡霊3人組」が掌握しているのではないか?と思える状況証拠が、ちらほらと見え始めました。

そしてそれに合わせるようにプーチン氏の認知症が悪化しているとか、プーチン氏がピエロに見えるような映像が出てきたりとか、隠居爺さんに見えるような情報操作をしている節もあります。

プーチンのパンツはなぜツンツルテン? ネットユーザーが考えたロシア的理由
2023年7月26日(水)22時10分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/post-102276.php
写真
https://img-newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2023/07/100c9fbd4290064a5e98caaf16eb9c70c045a731-thumb-720xauto-800059.jpeg

これは、ごく最近の写真です。
ルカシェンコとのんびり駄弁っているのはいいのですが?
ズボンの丈は、明らかにおかしいですね?
誰も注意しなかったのでしょうね、多分・・
何故、この写真が出てきたかを考えると何らかの意図があると思います。

プーチンは、最早ロシア政府内では隠居爺さん扱いになっているのでは、ないのか?

※やや3流週刊誌的記事ですが、こんな憶測記事もあります。

相手の発言中に上の空、話し方も...プーチン大統領、「会談中の異変」を受けて「認知症」説が再燃
2023年7月23日(日)07時10分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/post-102247.php


ウクライナのもう一つの戦い(社会改革)<ウクライナ紛争2023年7月

2023-07-27 11:23:16 | ウクライナ紛争

ベラルーシ、ウクライナ、ロシアなど長く旧ソ連を構成していた国には、共通の社会構造があります。
それは、腐敗・汚職・人治政治・犯罪などです。
腐敗や汚職は旧ソ連時代からのものです。旧ソ連崩壊後の社会的混乱が、人治政治・犯罪の蔓延を生み出しました。

ロシアは、その典型的な社会です。
ウクライナもロシア侵略前は同じ構造に悩んでいました。現在のウクライナ大統領も腐敗・汚職の打破をスローガンに当選しました。しかし、就任後改革の取り組みは遅々として進みませんでした。

そのような中でロシアが軍事侵略を開始しました。ウクライナは防衛のため西側諸国に支援と援助を求めました。その試みは成功し西側諸国はウクライナ支援と援助を決め今に至っています。

それには、条件があります。ウクライナが社会的腐敗・汚職を是正し犯罪を取り締まり法治国家になることです。要は西側基準のスタンダード国家に生まれ変わる事が支援を継続する条件です。

つまり、戦争前はウクライナもロシアと似たぐらい腐敗した国家でした。ロシアと決定的に違うのは独裁者を追放し自由選挙により指導者を決めることです。

オレンジ革命
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E9%9D%A9%E5%91%BD
ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ
尊厳の革命
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%AE%E9%9D%A9%E5%91%BD
2014年・ヴィクトル・ヤヌコーヴィチを追放

ウクライナの内政は、親ロシア派と親欧米派の争いです。親ロシア派の代表がヴィクトル・ヤヌコーヴィチです。2004年のオレンジ革命で一旦排除されましたが、親ロシア派が巻き返して、また独裁者の地位に復活します。2014年、再度革命が起こり今度は、本当に追放されました。ウクライナに腐敗と汚職と犯罪が内蔵する理由です。
安定した政権が生まれなかったことが社会改革できなかった理由です。
2014年、独裁者追放後もウクライナの政治は安定しませんでした。ユーロ諸国に助けを求めても腐敗や汚職、犯罪を理由に助けては、もらえませんでした。要は、仲間に入れて貰えなかったということです。

そして2014年の革命後ロシアは、内政干渉してウクライナを間接支配するのを諦めました。そのためクリミア半島に軍事侵攻して実効支配しました。その後、ウクライナ東部に介入してその後続いたドンバス紛争を引き起こしました。この時密かに活動したのがワグネルの傭兵部隊です。ワグネルとロシア政府の腐れ縁振りが分かると思います。

これに対し分裂気味であったウクライナは、ドンバス紛争を拡大させずにそれ以上のウクライナ領の喪失を防ぐことしか出来ませんでした。ロシアとの直接の戦争を恐れたからです。この状態が、2022年2月ロシアのウクライナ軍事侵略開始前まで続いていました。

このような経緯を経てロシアの軍事侵略後は、NATO諸国も従来の考え方を変更せざるを得なくなりました。ウクライナでロシアの侵略を止めなければ、他の東ヨーロッパの小国が次のターゲットになるからです。

ウクライナは実質的にNATOの代理戦争を戦う代わりに全面的な支持と支援を受けることになりました。その条件が社会改革です。

平時であればウクライナの社会改革は無理であったろうと思います。あまりにもしがらみ既得権益が多すぎて無理だと思います。おまけにウクライナ自体が混乱した貧しい国です。
しかし戦争がゼレンスキー大統領に戦時の大統領としての大きな権限を与えました。そのタイミングを生かして去年からゼレンスキー大統領とそのグループは、腐敗や汚職の摘発、ロシア勢力の追放、ロシアのスパイの摘発など様々な事を行ってきました。戦争前は、ロシア勢力の追放、ロシアのスパイの摘発などは不可能なことでした。

しかし、まだ腐敗や汚職の構造は残っています。社会に深く根付いた悪しき慣習は簡単には排除できないようです。
しかし、腐敗と汚職の根絶の取り組みは続いています。

ゼレンスキー氏、戦時中に休暇取得の議員や公務員を叱責
2023.07.26 Wed posted at 10:57 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35207005.html

ウクライナ議員、病休と称してモルディブに家族旅行 刑事捜査の対象に
https://www.bbc.com/japanese/66321268

ウクライナへ昨年供与された西側の兵器、一部盗まれていた その後回収と米国防総省
2023.07.21 Fri posted at 12:27 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35206836.html

ロシアとの祖国防衛戦争が続いていて、ロシアのミサイルやドローン攻撃で毎日、ウクライナ市民には犠牲者が出ています。
そんな中でさえ、こんな不心得者がまだいます。それが今までの役得だったのでしょうね?しかし、それを発表すれば、今はウクライナ国民はその不正を許さないと思います。大統領を支持するでしょう。

第二の戦争にも勝って民主主義国家への道を歩んでほしいと願います。


(ロシア)静かに成立した地方の準軍事組織を認める法案<2023年7月

2023-07-27 11:23:16 | ロシアと周辺国

ロシア、徴兵年齢の上限を30歳に引き上げへ 下院が法案可決
https://www.bbc.com/japanese/66308937

この法案には、別の条項も含まれていたようです。
それが?

正規軍に見切り?ロシアは国中ワグネル式準軍事組織だらけになる
2023年7月26日(水)14時49分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/post-102273.php

地方自治体(実質的には地方政府)の判断で独自に準軍事組織を設立できるとするものです。

『7月25日の朝に発表されたこの法律によれば、準軍事組織には、連邦予算と地方予算から資金が提供され、「戦時における動員あるいは戒厳令の期間中、公共の秩序の保護を強化し、公共の安全を確保する」活動を行う。』

パルチザンのベルゴロド州侵入事件やワグネル武装蜂起事件で分かったことは、ロシア国内にはほとんどロシア軍がいないと言う事です。ワグネルを武力鎮圧出来なかったのは、そのための兵力がいなかったからであろうと思います。

正規軍を急遽増員する訳にもいかず(ロシア国民の反発が大きいです)、苦肉の策として地方防衛軍の創設に踏み切ったと思います。連邦予算からも資金提供され、武器はロシア国防省が貸与する方式です。
戦闘機と大砲、ミサイルは貸与兵器に含まれていません。しかし、必要があれば貸与項目に追加されるでしょう。
実質的に戦闘機とミサイルを除いた武装になると思います。

当面は、地域防衛が任務だと思います。特にウクライナと国境を接する西部の州は手薄です。ロシアの正規軍を派遣できないから、地方政府が自分たちで守れと言うことであろうと思います。やがて、ウクライナ戦線に動員しようという思惑もあると思います。

しかし、ロシア国内のあちこちに地方の準軍事組織が出来ることになります。州によっては、かなりの人員を擁する部隊になると思います。しかも重武装です。この組織の内蔵する問題点は、地方自治体の長に指揮命令権がある事です。

ロシア政府やロシア国防省の統制が緩むような事態が起きれば?
武装蜂起の芽を沢山作る事になります。
地方軍閥が誕生します。

ワグネルの2~3万人の武装蜂起すら武力鎮圧出来ませんでした。数万人規模の地方の準軍事組織が複数武装蜂起すれば、事実上の地方軍閥が誕生します。

ロシア政府自身にとって将来に禍根を残す法律を作ってしまったように思います。
プーチン氏の勢力を分散させ分割統治する手段の結果として、このような方式を考えたと思います。
しかし、統制が効かなくなれば?
第二のワグネル事件が起きると思います。


大西洋の海洋循環に関する新研究の発表とは?<2023年7月

2023-07-26 18:37:45 | 自然災害・気候変動

大西洋の海洋循環、今世紀半ばにも停止か 「早ければ2025年」
2023.07.26 Wed posted at 11:35 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35207007.html

夏にふさわしい「怖い!」話題です。
大雑把な内容は・・・
『AMOCは地球規模のベルトコンベアーのように、熱帯の暖かい海水と塩分を北大西洋に運ぶ。北大西洋で冷えた海水は深層に沈み込み、再び南下する。

この循環は世界の気象パターンを維持する重要な役割を果たしているため、停止すれば欧米の極端な異常気象や海面上昇、熱帯の季節風の変化など、各地で重大な影響が出る事態が予想される。
・・・・・
この現象は、今から1万2000年以上前にも起きていた。氷河が急速に解けてAMOCが停止し、北半球の気温は10年のうちに10~15度も変動した。』

過去の現象は、「氷期の終焉に伴い、北米と北欧に存在していた巨大氷床が融解したこと」によるものです。
以下、東京大学の研究から抜粋引用。

『旧石器時代の後期に相当する今から1万9千年前〜7千年前には、氷期の終焉に伴い、北米と北欧に存在していた巨大氷床が融解したことで、世界的に100m以上の海面上昇が起こりました。さらに、大気中二酸化炭素濃度も上昇し、現在の間氷期といわれる温暖期に移行しました。しかし、これまでの研究から、継続期間が数百年、移行期間が十年ほどの急激な寒冷イベントが3回以上起こっていたことがわかっています。さらに、当時の人類の営みにも影響が及び、農業の開始時期が遅れたことなどが知られています。』

2020年7月22日
横山 祐典(東京大学 大気海洋研究所)
旧石器時代後期の西アジアの気候と北大西洋の急激な寒冷化 〜当時の急激な西アジア大気循環変動を検出〜
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2020/20200722.html

『直近の氷期は1万9千年前に終了しました。現在の間氷期に突入してすぐにあたる7千年前は、北米と北欧の巨大氷床が融解した時期です。これにより世界的に海水準が130mも上昇するといった大規模な環境の変化が起きました。温室効果ガスである大気二酸化炭素やメタンも氷期のレベルから上昇し全球的に温暖化しました。また、グリーンランド氷床からの氷床コア試料からもたらされた過去の気温変化の記録は、数百年続いた寒冷イベントが少なくとも3回以上起こったことを示しています。驚くべきことにその移行期はゆっくりとしたものではなく、十年〜数十年の短期間に10度以上変化するという急激なものであったことが明らかになっています。・・・・』

直近の過去に起きた事は、氷河期の終了によるものです。この結果、北米と北欧の巨大氷床が融解したために「大西洋の海洋循環」が停止しました。そのため130メートルの海面上昇と、その後3回以上数百年続いた寒冷期(または小氷河期)が起こりました。しかも、移行期が10年~数十年と言う極端な気候変化です。

これと同じことが今、人為的に起きようとしています。
北極圏や北米、グリーンランドの巨大氷床が融解すれば、同じことが起きる可能性が高いと言うことです。地球温暖化の進行により、この地域の氷河は急速に融解しつつあります。
氷河が融解してしまえば、「大西洋の海洋循環」が停止します。

その結果もたらされるのが、過去の例では・・・
海水面の130メートルの上昇
寒冷期(または小氷河期)が短い移行期で繰り返される

このような気象と環境の劇的な変化が起きます。

海水面が130メートル上昇しただけでどうなるか?

日本のケースを見ると・・
「国民の80%が標高0~100mの地域に住んでいる
それによると、標高0~100mの 地域 ちいき に住んでいる人口は、およそ1億人で、1995年当時の日本の人口1億2500万人の80%以上を 占 し めていることになります。 この標高0~100mの 地域 ちいき は国土の面積の4分1ほどしかありません。」
およそ1億人が0~100メートルの地域に住んでいます。それだけの人口が山間部には住めませんから、ほぼ全滅です。

世界的に見ても、大体似たような傾向があると思います。

そして更に、寒冷期(または小氷河期)が短い移行期で繰り返されると?
農業生産は、壊滅的に減少する事が予想されます。

結果、生き残れる人間はごく少数だと思います。

今回の研究成果は、この時期が従来予想されていたよりはるかに早い可能性を指摘しています。
『AMOCが早ければ25年、遅くとも95年には停止し得ると主張した。39~70年に停止する可能性が最も高いという。』

運を天に任せ?
神様にお祈りするしかありません。
お経の練習をしておくのが、いいと思います。

『心頭(しんとう) を 滅却(めっきゃく)すれば火(ひ)もまた涼(すず)し』

今回のケースは、この反対です。
「心頭を滅却すれば水もまた暖かし」


(中国)秦剛外相の解任と王毅氏の現場復帰<2023年7月

2023-07-26 15:23:53 | 中国と東アジア

ワールド
2023年7月25日10:32 午後Updated 2時間前
中国、動静不明の秦剛外相を解任 王毅氏が復帰
https://jp.reuters.com/article/china-politics-idJPKBN2Z516I

秦剛外相解任、後任は王毅氏 理由や動静不明―中国
2023年07月25日22時31分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023072501070&g=int

秦剛
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%A6%E5%89%9B

余り記事は、解説しているとも言えません。
と言って、本当のことも書けないでしょう。

秦剛氏は、「戦狼外交」の代表的人物です。それを評価されて異例のスピード出世をして中国外相に就任しました。その「戦狼外交」の結果は、NATOの中国への警戒心を高めました。NATOは現在、中国を注意深く見守るべき国と定義しています。それどころか、NATOの東京事務所開設の動きさえありました。今回は見送りとなりましたが、中国が「戦狼外交」を継続すれば、次はNATOの東京事務所が開設されると思います。

そして、これまで東南アジアに姿を見せなかったイギリス・フランス・ドイツの軍艦や戦闘機がちらほらと姿を見せるようになり、アメリカの主導する軍事演習に参加するようになりました。つまり、NATOはアメリカの同盟国として東南アジアに関与する場合があり得る事を、実際の行動で示しています。
日本に最近訪れるNATO諸国の国防大臣や軍幹部も増えています。ドイツのピストリウス国防大臣が3月に訪日しました。この時ドイツからはシュルツ首相以下主要閣僚が訪日しています。

ドイツ空軍トップ、自ら戦闘機ユーロファイター操縦し訪日へ…「協力緊密化探る」
2022/09/27 07:05
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220926-OYT1T50320/
<ドイツ空軍の戦闘機が初めて日本を訪問しました。>
独海軍艦艇の寄港 対中懸念を共有し連携を
2021/11/10 05:00
https://www.sankei.com/article/20211110-DKUL3CZFIVIO7BH2IGNQ35YREU/
「ドイツ海軍のフリゲート艦が、東京港に寄港した。日本訪問はおよそ20年ぶりとなる。これに先立ち、同フリゲート艦と海上自衛隊の護衛艦は、関東南方の太平洋上で共同訓練を行った。

英仏両国は今年、相次いで海軍艦艇をインド太平洋へ派遣し、日本に寄港させた。これに続いてドイツが、インド太平洋地域の平和と安定に関与する姿勢を示したことを歓迎したい。」

秦剛外相の「戦狼外交」は、NATOの実際の戦力を東南アジアに呼び寄せつつあります。

秦剛外相の「戦狼外交」は、明らかに失敗であることになります。

加えてアメリカとの摩擦が大きくなり、経済的な締め付けが増えました。今、中国経済は不調ですからアメリカとの摩擦を増やして更に経済的締め付けを招く事は非常に不味いことになります。

アメリカの方が、中国に助け舟を出しました。
BBC
イエレン米財務長官が訪中 中国に共感示す「良い警官」は米中関係を修復できるか
2023年7月7日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66130130

アメリカが暗黙に中国に言っている事は?
『「戦狼外交」は止めて、お互い歩み寄ろうよ・・』

「戦狼外交」代表の秦剛外相が解任された理由が、分かりましたか?

王毅氏は、それとは反対に日本とは凄く関係が良いしアメリカとも関係の悪くない人物です。政治局員である大物をリリーフで出す理由です。

つまり答えは、中国は外交政策を変更すると言うことになります。

そして、おそらく?
何となくプーチンにくっついているように見える中国ですが・・・西側と仲良くした方が中国には、オイシイ事が多いことが分かったと思います。落ち目のプーチンは、冷たく中国から見放されるような気がします。これがアメリカの最大の狙いでしょう?

もっと、エグイ話をするならば?(単なる、推測です・・)
中国がロシアを独り占めするのではなく?
みんなで分け合おうと言うことかと思います?


ウクライナ紛争の岐路とバフムトの攻防2022年7月~現在<ウクライナ紛争2023年7月

2023-07-26 09:08:16 | ウクライナ紛争

ウクライナ紛争のその後を分けた岐路がルハンスク州セベロドネツクの激戦とその後の、ロシア軍の進撃路だと思います。
2022年6月24日 23時11分
激戦地セベロドネツク、ウクライナ軍が撤退開始か 米CNN報道
https://www.asahi.com/articles/ASQ6S6S7MQ6RUHBI051.html

去年の6月約1か月間、セベロドネツクСєвєродонецькでウクライナ軍とロシア軍の激戦が戦われました。当時は、まだロシア軍が圧倒的に優勢に戦いを進めていました。ウクライナ軍は、大きな犠牲を払いながら約1か月戦ったのち撤退しました。

ウクライナ軍が、ここで犠牲覚悟の防衛戦を行った理由は、あとで考えるとドネツク州の他の軍事拠点の防御を固めるためであったと思います。その1か月の間にウクライナ軍は、ドネツク州スラビャンスクСлов'янськ、クラマトルスКраматорськ、バフムト(アルチェモフスクБахмут)などの拠点都市の防御の準備を整えたと思います。これらの都市をロシア軍が制圧するとドネツク州は北部からロシア軍が進出をしたと思います。ウクライナ軍がドネツク州を守ろうと思えば、スラビャンスクСлов'янськ、クラマトルスКраматорськを守り切ることは、絶対条件でした。

ロシア軍は、セベロドネツクСєвєродонецькの激戦に勝利した後、ドネツク州リマンЛиманからハルキウ州イジュームІзюмへと進撃し、ハルキウ州攻略に進路を取りました。この部隊は、ハルキウ市郊外まで迫りました。今回、そちらは省略。

別の部隊は、なぜかバフムト(アルチェモフスクБахмут)攻略に向かいました。

これが、この戦争の岐路になっていると思います。

つまり、ロシア軍の進路を考えると普通ならリマンЛиманの近くである、スラビャンスクСлов'янськ・クラマトルスクКраматорськ方面に進路を取るのが当然だからです。これなら同じ流れの延長線上にあります。補給も同じ経路でできます。もし、ロシア軍がこのように攻撃していればウクライナ軍は、かなり危うかったと思います。

ロシア軍は、そうしませんでした。なぜかバフムト(アルチェモフスクБахмут)攻略に向かいました。

これでウクライナ軍は、救われたと思います。去年の7月頃からバフムトを攻め始めました。バフムトは難攻不落の要塞でした。そのため去年の12月までロシア軍は犠牲を出すばかりでバフムト攻略に大きな兵力を釘付けにされました。その間に起きたウクライナ軍の反撃作戦の成功を考えるなら、バフムト攻略に大きな兵力を振り向けたことがロシア軍のその後の不利を招いたと言えます。バフムト攻めがロシア軍の劣勢を決定付けたと言えると思います。

その後のバフムトの攻防です。
バフムトは、西と南に切り立った大地のような地形です。ロシア軍は、この方角から攻撃したために全く進撃できませんでした。流れが大きく変わったのがワグネルが約5万人の囚人兵を伴う推定6万人の大部隊でバフムト攻略に加わってからです。

ワグネルの指揮官は、それまでの作戦を変更しました。ワグネルの大部隊は、東を大きく迂回してバフムト郊外北東方面から攻め始めました。そして今年の1月に大きな犠牲を払いながら、ソレダルSoledarの攻略に成功します。そのままバフムト郊外北部方面を制圧します。バフムトとその北の拠点都市であるスラビャンスクСлов'янськを遮断しました。これでウクライナ軍は、スラビャンスクСлов'янськ方面からの補給路を失います。

その後、はっきりウクライナ軍が劣勢になります。補給路が西の拠点都市であるコンスタンチノフカКостянтинівкаからの1本だけになったからです。補給が少なくなりバフムト東側の郊外もワグネルが攻略しバフムトの東から市街に迫り市街戦になりました。こうなれば数に勝るワグネルが優位です。

結果、ウクライナ軍は市街を放棄しバフムト市街の西の郊外に拠点を移して防衛戦を継続するしかありませんでした。そしてその西の拠点に対してロシア軍は、南側から猛攻を仕掛けます。これが今年4月から5月初めです。おそらくこのままロシア軍とワグネルが攻め続けたらウクライナ軍は、撤退する以外になかったと思います。

ここでもウクライナ軍に「神風」が吹きます。
ロシア国防省の「ワグネル潰し」を回避するためにワグネルは、バフムト市街を占領した段階で勝利宣言を出してロシア軍と交代して、後方に撤退しウクライナ戦線から離脱しました。

こうしてロシア軍最強の突撃部隊であるワグネルはバフムトを去り、その後消滅しました。もし、ロシア国防省の「ワグネル潰し」が、なければ?

西側からの圧力がなくなったウクライナ軍は、南側からのロシア軍の猛攻を防ぐだけで良くなりました。ロシア軍の猛攻を守り切ったウクライナ軍に今度は、反撃のチャンスが巡ってきました。大規模な攻撃に失敗すると、それに比例して大きな損害を被ります。南側から攻めていたロシア軍は弱体化しました。

そこに付け込んでウクライナ軍の反撃が始まりました。

ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進
2023.07.26 Wed posted at 06:35 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206988.html

現在、クリシチウカ村Klishchiivka方面で激戦が続いているようです。しかし、ウクライナ軍はその南の(約1km)アンドリーウカ村Andriivkaを攻略中のようです。ここをウクライナ軍が制圧するとその北側のクリシチウカ村Klishchiivkaは、南と北から挟撃されます。

幹線道路のT-0513沿いにウクライナ軍は、順調と言うほどにスピードは速くありませんが着実に前進しているようです。前にも書きましたが、この付近をウクライナ軍が完全に制圧すると、バフムト市街のロシア軍への補給路は、その東にある幹線道路M-03だけになります。幹線道路のT-0513から幹線道路M-03までは、東に約10kmくらいです。

幹線道路のT-0513を完全にウクライナ軍に制圧されると、次は幹線道路M-03が、ウクライナ軍の攻撃目標です。

2本の幹線道路をウクライナ軍が制圧すると、その北側にいるロシア軍は、補給路を失います。

幹線道路のT-0513の東側にウクライナ軍が進出するとその可能性が高まります。この幹線道路の攻防でロシア軍が負けると、バフムトの攻防はウクライナ軍が勝利する可能性が高くなります。距離がどれだけ進んだかではなく、2本の幹線道路をロシア軍が守れるか、ウクライナ軍が制圧するかの戦いです。ロシア軍にとっては、日を追う毎に状況は、悪化しつつあると言うのが現状です。

この戦争では、ウクライナ軍に「神風」が4回くらい吹いています。その理由は、ロシア軍の作戦計画の誤りと内部の権力闘争です。負けるべくして負けつつあると言えます。


ボクシング>お化け伝説とは?(マニー・パッキャオ)<2023年7月

2023-07-26 06:57:57 | スポーツ

井上尚弥君は、めでたく4階級制覇を成し遂げ「お化け」であることを証明してくれました。

しかし、「お化け」がいれば当然、「スーパー・お化け」もいます。

そのスーパー・お化けとは?
『マニー・パッキャオ』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%AA

古い時代の選手では、ありません。ごく最近まで第一線で活躍していた選手です。もうボクシングからは引退しましたが、まだ44歳です。

史上2人目の世界6階級制覇(海外では8階級制覇と紹介されることがほとんど)を成し遂げた選手です。

しかし?
(デビュー・ライトフライ級)
☆世界フライ級王者
(スーパーフライ級ーパス)
(バンタム級ーパス)
☆スーパーバンタム級王者
(フェザー級ーパス)
☆スーパーフェザー級王者
☆世界ライト級王者
(スーパーライト級ーパス)
☆世界ウェルター級スーパー王者
☆世界スーパーウェルター級王者

間が4階級抜けています。飛び級4階級を入れての6階級制覇です。間を入れると10階級です。その間の2階級でチャンピオンに勝っているので、8回級王者とされることもあります。

『ライトフライ級でデビュー以来、次々と階級を上げながらスーパーウェルター級までの11階級を渡り歩き、その過程で幾多の名王者・名選手を撃破した、ボクシング史上2人目、史上最多タイ記録となる メジャー世界タイトル6階級制覇王者である。』

11階級を渡り歩いて、その間強い選手を全部やっつけたという「つわもの」です。

どれだけ強いのか、見当もつきませんね?
ちなみに、パッキャオ選手の身長は166cmです。
井上尚弥選手は、165cmです。
今、井上尚弥選手は、スーパー・バンタム級です。
ほぼ同じ体格で、更に6階級上まで制覇しています。

ここまで来ると、スーパー・モンスターです。
だから、もし井上尚弥選手がパッキャオ並みに強ければ?
あと、6階級上まで制覇できることになります。

世の中、上には上がいるものです・・・
流石に、この上はいないと思います。
パッキャオが、現在世界最強です。

パッキャオが、あと10歳若ければ井上尚弥と・・
世紀のウルトラ・マッチをしたでしょうね?
井上尚弥君は小さな事は言わずに、パッキャオを目指してほしいと思います。ここまで来たら目標は、パッキャオしかいないでしょう。
(パッキャオは、もう引退しましたから対戦できません。実績で示すしかありません。)


(ボクシング)井上尚弥スーパーバンタム級王者なる<2023年7月

2023-07-26 06:56:18 | スポーツ

フィリッピン・ドネアの予想・・

井上尚弥-フルトン勝つのは?ドネア「フルトン優利」クロフォード「フルトンは大きくて強い」
[2023年7月25日10時0分]
https://www.nikkansports.com/battle/news/202307250000028.html

体格の大きさと技術で王者フルトン有利を予想する声が多かったようです。WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者であることを見てもわかる通り、スティーブン・フルトン(米国)も同級4団体統一王座を目指す強いチャンピオンだからです。強さに自信があるからわざわざ東京まで井上尚弥と対戦するために来日しました。


井上尚弥の挑戦を受ける統一王者フルトンの横顔 21連勝で無敗 スラム街育ち イスラム教徒…
[2023年7月25日13時0分]
https://www.nikkansports.com/battle/news/202307250000031.html

身長で5・5cm、リーチでも上回ります。今まで井上尚弥が対戦した相手では、最強です。
一方、アメリカのボクシング関係者の予想・・・

米老舗専門誌で識者21人予想で18人が井上尚弥有利 フィッシャー編集長は井上TKO勝ち予想
[2023年7月25日12時0分]
https://www.nikkansports.com/battle/news/202307250000030.html


井上尚弥8回TKO勝ちで最強証明!フルトン撃破で世界ベルト2本獲得&4階級制覇/ライブ詳細
[2023年7月25日21時51分]
https://www.nikkansports.com/battle/news/202307240001902.html

1ラウンドから井上が優勢に試合を進め7ラウンドまでは井上5-2フルトンで井上優勢で試合が進行しました。8ラウンドに井上の強打がさく裂して、フルトンが1度目のダウン後、井上がラッシュをかけるところでレフリーが試合を止めて、TKO勝利となりました。

これで世界タイトルマッチ20連勝になりました。
世界王者初挑戦から、挑戦・防衛すべて勝利しています。
もちろんプロ入り後全勝です。どんな強い王者でも大抵は、どこかで負けています。
日本人の2番目の記録が、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏の14連勝です。凄さの度合いが分かると思います。
採点で勝つのではなく、ほとんどKO勝ちなのも圧倒的な強さの証明です。(18KO2判定勝ち)
4階級制覇ですが、フライ級を“飛び級”しているので実際には5階級制覇に近い4階級制覇です。

3階級以上を制覇したタイトルマッチ連続勝利の記録は・・・
1位
50戦不敗で引退した5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(米国)が26連勝
2位
デビューから89連勝を記録した3階級制覇王者のフリオ・セサール・チャベス(メキシコ)の25連勝
3位 井上20連勝

3階級以上を制覇した偉大なチャンピオンの記録に、一歩また一歩近付いて来て、遠い背中ではなくなりました。

余りにも強すぎて、後は誰が井上を倒すのか?いつ倒すのか?それとも無敗のチャンピオンとして歴史に名を残すのか?興味は、これだけです。

井上が圧倒的な強さを示し始めたころのボクシング関係者の予想では、スーパーバンタム級までは勝てるだろうと予想していました。まだ、一番軽量のライトフライ級の王者になったころの話です。その予想の通りでした。
では、どこまで?

その時の話では、もう1階級上のフェザー級まで行って互角だろうと言う話でした。だから、井上尚弥にとってはスーパーバンタム級は、まだ予想の範囲内なのです。

井上の強さについては、強打だけが目につきますが今日の試合を見てもリーチの差を相手が全く生かせません。空間認識能力が抜群に優れているのだそうです。
つまり、武道で言うところの・・・
「間合い・見切り」の達人と言えるでしょう。
だから相手のパンチは当たらず・井上のパンチは、クリーンヒットします。多分、これが井上の強さの本質に一番近いのではないかと思います。

どうやら、この階級まで上がっても井上の本当に戦うべき相手はいないようです。4団体統一をやって、もう1階級上のフェザー級に挑戦するのでしょうね・・・そこまで行かないと井上の相手は、いないように思いました。

試合を見た印象は、1ラウンドから一方的に井上が攻めてチャンピオンが逃げる流れでした。いつKOするかだけの問題のように見えました。

1階級上げてその階級のベルト2本を持つチャンピオンがあのようでは、次は統一選で4本のチャンピオンベルトを獲得すれば、この階級でやる事は何もないと思います。ほゞ、この階級のNo1チャンピオンと圧倒的大差で勝利した以上、更に上のフェザー級でしか戦う意味がないと思います。

次の日記で書いた『マニー・パッキャオ』のように互角の相手のいる階級まで階級を上げていくしかないと思います。多分、それはフェザー級ではないと思います。その上のどこかだと思います。


サッカーMLS>メッシは偉大なり!&エムバペの都落ち<2023年7月

2023-07-25 19:09:15 | スポーツ

サッカーMLS>メッシは偉大なり!&エムバペの都落ち<2023年7月

メッシがMLS変えた?事務局が全スタジアムを人工芝から天然芝へ張り替える計画 韓国メディア
[2023年7月25日8時18分]
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202307250000060.html

やはり、メッシの発言は威力があります。メッシは、人工芝ではプレーしないと発言しました。これまでは、ベッカムやイブラヒモビッチも過去に同じ要望を出しましたが費用などを理由に却下されてきました。

メッシにプレーしてもらわないと困るので、MLS各クラブはメッシの要望に応じるようです。

やはり、メッシは凄いですね?
(メッシの)鶴の一声でした。メッシは、偉大なり!

※さて、一方問題児のエムバペ
移籍金を引き下げるために当分オファーを出すクラブは、ないと思っていました。
ところが?

メッシ獲得を逃したサウジアラビア1部アルヒラル、エムバペに450億円オファー PSG容認
[2023年7月25日15時0分]
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202307250000621.html

パリSGの設定した金額を大幅に上回る、超ビッグ・オファーです。エムバぺの売却を決定しているパリSGにしてみると、願ったりの好条件です。こんな金額を出すクラブは、金満サウジのクラブしかありません。他のクラブは、しっぽを巻いて逃げ出すしかありません。

エムバペは、サウジには行きたくないと思います。しかし、この話をエムバペが拒否するとどうなるか?

もう来季のパリSGのチーム構想には入っていませんのでおそらく、来季のパリSGでのプレーは不可能だと思います。クラブのメンツを考えれば、放出を決めた選手を出場させられないでしょう。まして、こちらも金満パリSGです。そしてファンもエムバペがパリSGでプレーする事を望まないと思います。

メンバーから外れれば、ベンチにすら入れません。今回の話を拒否すれば、1年給料をもらってスタンド観戦するしかないと思います。それは、飼い殺しです。

サウジに行くか?(都落ち)
飼い殺しか?

どちらかになるかもしれません。エムバペのマネーゲームのツケは、財布には全然堪えませんが、結構プライドには堪えそうです。田舎の王様からサウジの王様に変身ですからね?
C・ロナウドと一緒にプレーできるから?いいか・・・

メッシとは、大した違いです。


(ロシア)ワグネルの海外事業<2023年7月

2023-07-25 18:34:17 | ロシアと周辺国

ウクライナ紛争で有名になったのでワグネルの本当の仕事を知らない人もいるかもしれません。大体、以下の記事に書かれている事がワグネルの仕事です。悪の限りを尽くしていると言えるでしょう。ロシア政府の汚れ仕事を代行しているとも言えます。ロシア政府は、ロシアの影響力を強めるためにワグネルを利用しているとも言えます。

元々、ロシア政府はワグネルとの関係を否定していました。ワグネルがロシア国内に存在する事も否定してきました。プリゴジン氏もワグネルのオーナーである事を否定してきました。

ワグネルをウクライナ紛争で利用したために、ワグネルはロシア国内で半ば公の存在になりました。あれだけ派手に戦争に参加すれば、認めないわけには行きません。それまでは、裏稼業だったワグネルが表稼業になりました。

マリで軍と「外国人戦闘員」が民間人処刑 ワグネルか 人権団体報告
2023年7月25日 14:16 発信地:ダカール/セネガル [ マリ アフリカ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3474107?cx_part=top_topstory&cx_position=1

ワグネル戦闘員、中央アフリカに続々到着
2023年7月17日 15:06 発信地:ワグネル/ロシア [ ロシア ロシア・CIS 中央アフリカ アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3472906?cx_part=related_yahoo

ワグネル暗躍の中央アフリカ、仏系醸造所で放火 その真相は
2023年3月27日 14:00 発信地:バンギ/中央アフリカ [ 中央アフリカ アフリカ フランス ヨーロッパ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3456962?cx_part=related_yahoo

マリで軍政・ロシアを支持するデモ
2022年5月14日 11:21 発信地:バマコ/マリ [ マリ アフリカ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3404848?cx_part=related_yahoo

マリで民間人300人殺害 ロシア人戦闘員も関与か HRW
2022年4月6日 11:20 発信地:ダカール/セネガル [ セネガル マリ アフリカ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3398924?cx_part=related_yahoo

ロシア、虐殺疑惑のマリ軍事作戦に祝意
2022年4月9日 11:06 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS マリ アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3399498?cx_part=related_yahoo

スーダンで「ワグネル」の影 ロシアの雇い兵組織は何を狙っているのか
2023年4月24日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65370615


(アメリカ)アリゾナ州で熱波による火傷の重症患者が急増中<2023年7月

2023-07-25 18:32:56 | アメリカ合衆国

転んだだけでやけど、アスファルトの温度82度にも 酷暑の米アリゾナ州
2023.07.25 Tue posted at 12:27 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35206954.html

昔、アリゾナ州の砂漠でフライパンで目玉焼きが焼けると言う記事を読んで、凄いな!と思ったことがあります。

今、それと同じ現象が人間の居住区でも起きています。

『猛烈な暑さが続く米アリゾナ州マリコパ郡で、重いやけどを負って救急搬送される患者が急増している。ここ3~4週間は記録的な熱波に見舞われ、道路で転んだだけでやけどを負う人が続出した。』

『フォスター医師によると、アリゾナ州では夏の晴れて暑い日や夏の午後は、アスファルトやコンクリートの温度が82度になることもあり、ほんの一瞬触れただけでも重いやけどを負いかねない。舗装道路に10~20分間接触すれば「皮膚が完全に破壊され」、皮膚の深部まで達する3度のやけどを負うこともある。
・・・
転倒してやけどを負うのは基礎疾患のある高齢者や薬物使用者が多いとフォスター医師は言い、「ほんの数秒で3度の熱傷を負う」と話している。』

アスファルトの路面やコンクリートに、ほんの数秒接触しただけで、こうなります。動物も火傷を負うことがあるそうです。ペットのネコやイヌも危ないそうです。

『20日の気温は約48度を観測し、フェニックスの気温は22日まで6日連続で46度を上回った。23日には最高気温が約45.5度まで下がり、猛暑はやや和らいだ。』

大体、これくらいまで気温が上がるとアスファルトの路面やコンクリートの上は、80度を超えるようです。
これは不正確な概算ですが、気温×1・78倍が路面やコンクリートの表面温度になります。
40度×1・78倍なら概算、約71度の表面温度になります。
※これは、あくまで気温46度と82度からの単純推計ですので正確では、ありません。比喩のために計算しただけです。

気温が40度の日が続けば、かなりアスファルトの路面やコンクリートの表面温度は、高くなると思います。

気温が40度を超える日が連続するような地域は、かなり危険だと言うことになります。

日本は、まだそこまで行きませんが注意は必要だと思います。そしてイヌの散歩です。路面を確認しないと長時間のうちには、やけどするかもしれません。

外国旅行をしたら40度を超えるような地域は、結構あります。そのような地域に行ったら、リスクを認識しておかないと、知らないうちに火傷するかもしれません。

夏場の旅行は、気温の高い地域は避けるようにした方がいいのかもしれません。

山火事で観光客がロードス島から避難 猛暑続くギリシャ
2023.07.24 Mon posted at 11:41 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206900.html

イタリアを襲う地獄の番犬「ケルベロス」、記録的な酷暑に厳戒
2023.07.13 Thu posted at 12:05 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206506.html

欧州で熱波続く 記録的な高気温、今後も
2023年7月15日
https://www.bbc.com/japanese/66209328

火傷以外にも山火事がどうにもならなくなり緊急避難したり、観光客が熱中症になったりする事例が頻繁に起きています。夏場の旅行は、このような事例に注意して慎重に考える必要があると思います。

今の熱波は、もう昔の「暑い」と言う感覚をはるかに超えていると認識するべきだと思います。

今や夏場の極端に暑い地域や地方は旅行先ではなく、避難するべき地域です。旅行に行くと危険だとすら言えると思います。