「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

大谷翔平君1安打完封9勝目、そしてエンゼルスは翔平君をトレードせず<2023年7月

2023-07-28 09:50:57 | スポーツ

大谷翔平9勝目 メジャー初完投初完封 わずか1安打 Wヘッダー第1試合で快投
[2023年7月28日4時48分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202307280000064.html

メジャーに行ってから初めての快投でした。投げては111球、これだけの球数を投げたのも初めてだと思います。最近は爪の故障でやや不調でしたが、それも治ったようで体調は万全のようです。
翔平君が気合の入る理由が、ありました。
それは?

大谷翔平トレード消滅 エンゼルス残留「WE LOVE SHOHEI OHTANI」ミナシアンGM
[2023年7月28日0時56分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202307280000028.html

この時期のメジャーは、選手を売る球団と買う球団に分かれます。プレーオフ進出やワールドシリーズを狙うチームは、選手を補強して備えます。

エンゼルスは、これまでは売る側でした。早々にプレーオフ進出が消滅する事ばかりだったからです。今シーズンは微妙で、どちらになる可能性もありました。

ここに来て球団として明確に意思決定して選手を買う側に回りました。プレーオフ進出を最後まで狙う姿勢をはっきりさせました。

「前日にホワイトソックスから先発右腕ジオリト、救援右腕ロペスを獲得。」

先発投手と救援投手の強化をしました。

これで翔平君は、チームメートとともにプレーオフ進出に向けて頑張るでしょう。
それが、今日の熱投に現れていたと思います。
1安打、惜しかったですね?
もう少しで、ノーヒット・ノーランでした。

もちろん、エンゼルスのスーパースターも大喜びです。

エンゼルス・トラウト、大谷翔平のトレード消滅に「ビッグ・ニュースだね。うれしいね」
[2023年7月28日4時58分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202307280000067.html

まだ、最後の切符までは4ゲーム差位です。今後エンゼルスがチーム一丸となって奮闘すれば逆転が不可能なゲーム差ではありません。

次は、東地区3位のライバルのブルージェイズとの3連戦が待っています。ここで3連勝すれば、プレーオフ進出に近付きます。


スーダン内戦が終わらない理由<2023年7月

2023-07-28 09:49:22 | アフリカと中東

「ワグネル」もう1つの戦場...中東の「覇権争い」に、ロシアとエジプトまで絡んだスーダン紛争の奇々怪々
2023年7月27日(木)19時01分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/post-102270_1.php

①スーダン国軍トップのアブデル・ファタハ・ブルハン
②準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」を率いるモハメド・ハムダン・ダガロ

現在、スーダンで争っているのは、この二つの軍事組織です。長期にわたり独裁支配を敷いていたオマル・バシル大統領がクーデターを恐れて作り出したのが、「即応支援部隊(RSF)」です。プーチンのやり方と同じです。二つの組織を対立させ支配しようとしました。結果は、両方から裏切られて追放されました。そこまでは両組織は協力しましたが、どちらが主導権を握るかで話がまとまらず内戦が起きました。

これだけでも十分ややこしいのに更に話をややこしくする外国勢力の介入を招きました。

①スーダン国軍を支援するのがサウジアラビアです。ここにエジプトが加わっています。
②「即応支援部隊(RSF)」を支援するのがアラブ首長国連邦(UAE)です。更にロシアを通じてワグネルを引き込んでいます。

なぜこうなっているかと言うと、近年サウジとUAEは湾岸の盟主の座を争う対立しています。どちらかがAなら、もう一方はBです。

更には、元々スーダンの金利権にはワグネルが食い込んでおりアフリカでの重要な収益源です。当然、ロシアにとっても重要な収益源です。

金と盟主争いが絡んで、もうスーダン内戦は解決の方法はないように思います。どちらにも応援団がいて、どちらも資金に困らなければ延々と内戦が続く構図が出来上がりました。解決するとすれば、境界線を決めてスーダンを分割するしか方法は、ないように見えます。

これはイエメン内戦と同じ構図です。
イエメン政府軍を支援するのがサウジです。
反政府勢力のホーシー派を支援していたのはイランです。最初は、イエメン政府軍を支援していたUAEは南部の分離独立派「南部暫定評議会」にてこ入れするようになりました。
これによりUAEは、『イエメンの多くの港湾と島々を管理下に置いて、バベルマンデブ海峡と「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ東部地域への航行ルートを確保する』などの権益を確保しました。

このように金や国際的な権力闘争が絡むと正義も人権も吹き飛ぶ醜い争いが起きて、場合によっては長期間継続します。イエメン内戦も長く国民は飢えています。そんなことなど一切気には、しません。

スーダンの場合は、ワグネルが金利権で食い込んでいますからほぼ終わりようがありません。最初からそうであるのに、そこにサウジとUAEが双方のバックについてしましました。絶対に終わらない構図が完成しました。

アフリカの利権に絡む話は、このようなケースが非常に多いです。独裁国家の場合は、ほぼこうなります。そこに食い込むのがロシア=ワグネルです。これがワグネルの本当の仕事です。

例の極悪妖怪???
プリゴジン氏、アフリカ首脳会議に? ホテルで握手、写真を投稿―ロシア
2023年07月28日00時23分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023072800015&g=int

1万人くらい戦闘員の余裕がありますから、早速アフリカ・セールスに回っているようです。本当に!悪党でしょう!

※記事を読んで不思議に思いませんか?
『同氏は出国を条件に免責されたが、約束したベラルーシ滞在は守っていない。 』
誰もそんなことを確認してはいません。
当事者以外、ロシア政府とプリゴジンの合意の内容を知りません。知らないことを事実として記事に書きます。こうしてガセネタが拡散します。日本のメデイアは、この点創作が多いですね?
そもそもベラルーシには1回行って多分ルカシェンコと打ち合わせしただけで、ほとんどサンクトペテルブルクにいます。最近、来たわけではなく、事件後ず~といます。


ウクライナの周辺諸国にとってのウクライナ紛争の意味<2023年7月

2023-07-28 09:47:30 | ウクライナ紛争

置かれた立場により二通りあります。
NATOに加盟する東ヨーロッパ諸国です。
これらの国々は、ロシアの軍事侵略開始後即座に団結してウクライナ支持を決定しウクライナ支援を開始しました。その動きが腰が引けていた西ヨーロッパ諸国をリードして今のNATOの意思決定に大きな影響を与えました。

ポーランド、バルト3国、チェコ、スロバキアなどがその中心です。ロシアの意図を見抜いたからです。
「ロシアをウクライナで止めなければ次は自分たちの番だ!」
旧ソ連時代、ソ連に弾圧支配され鉄のカーテンの内側に囲い込まれた国々です。再びロシアの弾圧支配を受けるくらいなら、死んだ方がマシだと思うから断固!ウクライナ支持で結束しました。

これは、ロシアには理解不能な事だと思います。無神経に他国を弾圧支配してきた国は、弾圧支配される側の気持ちや感情が理解できません。脅し上げれば、やがて従うと考えています。

自分たちの身を守るために団結して、断固ウクライナを支持し支援する国のグループがあります。

※二つ目のグループです。
筆頭は、ジョージアです。他にモルドバ、ベラルーシがあります。ロシアの内政干渉を受けて民主化を阻害されたり脅かされている国々です。
ベラルーシは、ルカシェンコがプーチンの助けを受けて独裁体制を維持しています。民主化勢力は弾圧されています。

ジョージアは・・・
南オセチア紛争 (2008年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2%E7%B4%9B%E4%BA%89_(2008%E5%B9%B4)
この戦争の結果、勝手にジョージアの国内に傀儡国家を作りました。そして、ジョージアには親ロシア政権が樹立されジョージア国民の民主化運動を妨げています。

モルドバ
やはりロシアの内政干渉を受けて政治的に不安定な状況が続いています。
国内には、ロシアの傀儡である沿ドニエストル共和国を作られてしまい、それがモルドバへの内政干渉の根拠地になっています。

こうして見てみるとロシアの手口は、全部同じです。軍隊を派遣して親ロシア派を利用して一部に傀儡政権を作る。そしてそこから更に内政干渉を続けて傀儡国家にしようとします。

ジャージア、モルドバ、ウクライナ全部、同じことをやっています。だから、これらの国々にとってはウクライナがロシアに勝利する事は自分たちの独立を守り民主化を進めることにも繋がります。

どこも小さな国ですしウクライナを支援する事は出来ません。では、どうするのか?

ウクライナに義勇兵を送ってウクライナの祖国防衛戦争を多少なりとも助けようとしています。

中でもジョージアは、南オセチア紛争の時にウクライナから支援がありました。その時の感謝の意味もあり、2014年ロシアのドンバス介入の時から義勇兵が参戦して今もロシアと戦っています。ウクライナ・ジョージア軍団は義勇兵のグループの中では最大の部隊でジョージア人だけで約1500人、他国からの義勇兵を合わせて1800人規模を誇ります。もちろん、ウクライナ紛争での貢献は大きなものがあります。

ベラルーシの義勇兵部隊もあります。
カストゥーシュ・カリノーウスキ連隊 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%AD%E9%80%A3%E9%9A%8A
参加人数は、1000人と記されていますが実数は不明です。しかし、最低数百人規模だと思います。この部隊の目的はロシアを打ち破ることであり、その後ベラルーシに民主的政府を樹立することです。

モルドバは、義勇兵の参加は少数です。しかしNATOに支援を求めて何とか政治を安定させようとしています。非公式ながらNATOの支援を得られる見込みです。そしてウクライナからは、確実な支援が得られます。
それを背景に最近、国内からロシアの勢力を排除する動きがみられます。

ワールド
2023年7月26日8:19 午後Updated 1日前
モルドバ、ロシア外交官駐在数を削減へ 大使館で諜報活動の疑い
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-moldova-idJPKBN2Z60ZW

ジョージアやモルドバ、ベラルーシには、ウクライナ紛争の行方に自分たちの未来がかかっています。戦争がウクライナの勝利で終わったなら、これらの国々はウクライナからの支援が期待できます。

※しかしながら、これほどまでに周辺諸国に悪事を繰り返していたロシアを放置し(むしろご機嫌を取り)、ロシア・マネーと資源・エネルギーに群がっていた西側諸国は、浅ましいとしか言いようがありません。それを、最も盛大にやったのはドイツのメルケルです。金に魂を売り渡した結果が、最後はロシアのウクライナ軍事侵略として結実しました。


ロシア政府内部は、今どうなっているのか?<ウクライナ紛争2023年7月

2023-07-28 09:45:58 | ロシアと周辺国

プーチン大統領の側近たち この戦争はどういう顔ぶれが遂行しているのか
2022年3月5日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60614782

ロシアの天敵のイギリスは、敵の分析も熱心ですし優れています。ロシア政府の主要な構成メンバーには、はっきりした性質があります。プーチン氏の性格的特徴として古い仲間しか信用しません。過去に裏切ったことのないメンバーで周囲を固めます。以下は、BBCの記事からの引用です。

まず、「レニングラードの亡霊3人組」と呼ばれる3人がいます。全員、旧KGB人脈です。しかもレニングラードにいてその当時からプーチン氏と行動を共にしてきたメンバーです。
その中でも序列があり・・
ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記
後継組織のFSBの長官をプーチンから引き継ぎ、1999年から2008年まで務めた。
1970年代から、プーチン氏に忠誠を尽くしてきた3人のうちの1人
大統領に対してパトルシェフ氏ほどの影響力をもつ人はわずかだ
1951年7月11日 (年齢 72歳)
※おそらくこの人が側近No1と思われます。

セルゲイ・ナルイシキン対外情報局長官
1954年10月27日 (年齢 68歳)
※この人は経歴が良く分かりません。イギリスの分析ではNo2と推測しているようです。

アレクサンドル・ボルトニコフ連邦保安局(FSB)長官
2008年5月12日 -
異論を唱えたり、助言をしたりする役目ではない
1951年11月15日(71歳)
※No3です。イギリスの識者の分析ではNo1/No2ほどプーチン氏に近くないとされています。
しかし、パトルシェフ氏の後を引き継いでFSB長官に就任していますからプーチン氏の信頼は篤いと思います。プーチン氏にFSBの情報を最後に報告する係です。

ロシア軍の方は・・・
セルゲイ・ショイグ国防相
2012年11月~
非常事態・災害復旧のプロフェッショナル
政治家
1955年5月21日 (年齢 68歳)
ワレリー・ゲラシモフ参謀総長
1955年9月8日(67歳)
2012年11月~

このうちセルゲイ・ショイグ国防相がロシア軍を統括します。政治家で元々は、非常事態・災害復旧のプロフェッショナルです。その実績は大きなものがあります。2012年から国防相の座にあり、プーチン氏の信頼は篤いと思います。KGB人脈には属していない唯一の人物です。

ロシアがウクライナ軍事侵略を決定した場には、プーチン氏と「レニングラードの亡霊3人組」のうちの2人とセルゲイ・ショイグ国防相の4人がいたとする説があります。その説によれば、セルゲイ・ショイグ国防相は賛成ではなかったようです。
KGB人脈の3人が、この戦争を決定したことになります。

※長くなりましたが、これがロシア政府の意思決定に係る主要メンバーです。

※今、ロシア政府とプーチン氏を見ていると齟齬が見えます。プーチン氏の言動に普通でない部分が散見されます。

ワグネル武装蜂起前のプーチン氏の戦果報告(と言うより誇示)は、最初のころと1か月後でも中身が同じでした。
破壊した戦車は245両、装甲車は678両
数字を見ると分かりやすいです。これに変化はありません。
そして激戦が続く南部戦線について安定していると発言していました。

二つ目は、ワグネル武装蜂起の時です。
ヒステリックに全国放送の国営テレビで・・
反逆者は武装鎮圧され
厳しく処罰される
と、断言しました。

その後すぐ、FSBはプリゴジン氏とワグネルに対する捜査の終了を公表しました。
プーチン氏の断言とは、無関係に捜査が終了したと言うことは、プーチン氏の命令は無視されたことになります。無視できるのは、「レニングラードの亡霊3人組」のうちの少なくとも2人が指示したからだと思います。

そして、更に変なことがあります。
BBC
プーチン氏批判の強硬主戦派ギルキン被告、モスクワで拘束
2023年7月22日
https://www.bbc.com/japanese/66267814

これまで戦争遂行を煽りまくり過激にロシア軍とプリゴジンを批判し、返す刀でプーチン批判をしていた戦争遂行の尖兵の役割を担ってきた過激民族主義者の軍事ブロガーが逮捕されました。それが治外法権的に黙認されてきたのは、FSBの暗黙の了解があったのではないかと指摘されています。それを無視して放置したのは、プーチン氏です。

プーチン氏のこれまでのやり方とは、異なる事をしました。ここにもプーチン氏がやり方を変えたのか、FSBが方針を変更したのか、不明な部分があります。

ワグネルもそうです。これまでは、プーチン氏はワグネルを便利に活用してきました。プリゴジン氏の過激な国防相と参謀総長の批判は無視していました。
しかし国防相と参謀総長の側の反発が強くなりすぎたためにワグネル潰しを許可しました。

これまでのプーチン氏とは違う部分が、あちこちに散見されます。

もう、ロシア政府の運営は実質的に「レニングラードの亡霊3人組」が掌握しているのではないか?と思える状況証拠が、ちらほらと見え始めました。

そしてそれに合わせるようにプーチン氏の認知症が悪化しているとか、プーチン氏がピエロに見えるような映像が出てきたりとか、隠居爺さんに見えるような情報操作をしている節もあります。

プーチンのパンツはなぜツンツルテン? ネットユーザーが考えたロシア的理由
2023年7月26日(水)22時10分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/post-102276.php
写真
https://img-newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2023/07/100c9fbd4290064a5e98caaf16eb9c70c045a731-thumb-720xauto-800059.jpeg

これは、ごく最近の写真です。
ルカシェンコとのんびり駄弁っているのはいいのですが?
ズボンの丈は、明らかにおかしいですね?
誰も注意しなかったのでしょうね、多分・・
何故、この写真が出てきたかを考えると何らかの意図があると思います。

プーチンは、最早ロシア政府内では隠居爺さん扱いになっているのでは、ないのか?

※やや3流週刊誌的記事ですが、こんな憶測記事もあります。

相手の発言中に上の空、話し方も...プーチン大統領、「会談中の異変」を受けて「認知症」説が再燃
2023年7月23日(日)07時10分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/post-102247.php