小学校6年生の時だったと思う。
学校の図書室にあった「ビーチャと学校友だち」を読んで、とてもその作品に惹かれた。
それは、旧ソ連時代に書かれた作品で、多分何かと不自由な時代だったと想像するけど、この物語に出てくる子ども達はとても純真で平和な学校生活の中で子ども達の様子が繰り広げられる。
繰り広げられるというか、それほど大きな出来事は無いのだが、算数が大の苦手で遊び好きな4年生のビーチャの学校生活を中心とした話。
子供の頃私は読んでいて、遠い国の、子ども達のその生活や雰囲気に思いを馳せ、何か憧れのような物を感じていた。
そうして私は大人になってもなぜかずっと心に残っている「ビーチャと学校友だち」を、何年か前にネットで探して購入した。
作者のノーソフは、ウクライナのキエフの出身。
どうか早く悪夢が終わりますように。
ウクライナもロシアも、子ども達はもちろん、誰もこれ以上悲しい思いをしませんように。