靴屋にて

2019年12月14日 | 日記
今日はまとまった雪が降ったので、下駄箱からブーツを出した。

あら、
臭い。

久々に出すと臭いな。

え、なんか例年より臭いわ。

考えてみたらこのブーツも6シーズン履いた。
今年で7シーズン目ではないか。

別に不具合もないし履きやすいから長く履いてきたけど、臭いしクタッとなったきたし新しいのを買うことにした。

靴屋に行くと、ジャストタイミング。

今日は55歳以上は1割引の日だった。

去年も55歳以上の人が割引になる日があるのはわかっていたが、去年はどのシーズンも自分の新しい靴を買うことはなかった。

今日は55歳以上の特権を生かそうではないか。

店内をあれこれ見て履いて廻った。
靴はケチりたくない。特に冬の靴に関しては。

だが、履いてみてしっくりきたのは結局安い靴だった。笑

根っからのビンボー性になったのだろうか。一万円ぐらいのブーツを買うつもりで来たのに、値下がりしてた3400円の安い靴がしっくりくるなんて。

しかも更にレジで1割引になるのだろう。
だって私は55歳以上だから。

だが、そのためには自分が55歳以上だと言わなければならない。そしてきっとその証拠に免許証か何か見せるのだろう。

あら。なんだかちょっと恥ずかしいな。私が今もっとババアなら何の躊躇もないだろうが。

「55歳以上です」と、自己申告するには、56歳は微妙なお年頃じゃあないか。

せめてレジに人が並んでない時に行こう。

買う靴は決まったのに、まだ選んでる仕草をしながら物かげからレジを見た。

居る。

何人かお客さんがレジに居る。

しかし、誰も居なくなった隙にサッとレジに行った。

のに、私の後ろにアラフォーくらいの女性が並んだ。

まあいいか。

「3400円になります」

と、レジで言われて私はれいのことを堂々と言った。

「あ、私、55歳以上です」。

さあ更に1割引しておくれ。

しかし、レジの人は言った。

「あー、すみません、これはもともと値下がりした商品なので55歳以上の割り引きはできないんです」

え。そうなんですね。

ただ単に、自分の年齢を堂々とレジの人と私の後ろに居たアラフォーに教えただけだった。

安くて履きやすいブーツを買ったからまあいいけどね。



























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