お久しぶりの村田さんと話して思う

久しぶりに村田さんと電話で話した。

以前から介護の仕事を探していた村田さん。

今はデイサービスで掃除専門で働いているようだ。

ヘルパーの資格を持っているのに掃除専門。

人間関係が怖そうだし仕事も大変そうだし、掃除だけやっていくことにしたそうだ。

「この前もね、介護の方で派遣で来た60代の人がいたんだけど、職員達からイビられかわいそうだったよー。だからすぐ辞めていったよ。ああいうの見ると、やっぱり私は介護より掃除専門でいい」

と、村田さん。

うん、確かに。

私も前の施設で相当傷ついた。

介護の仕事をするのが怖くなった。


でもねぇ…

本当は老人施設で働きたいって気持ちも、まだ心のどっかにあるんだよねぇ…

今は子供の施設でかなりユルい働き方をしていて、

「ちょっとアナタ、これでいいのかい？」

て、白いたかぽんが耳元でささやき、

「いいんだよこれで、ユルくユルくでおっけーさ」

て、黒いたかぽんが耳元で笑ってくる。

……

まあ、この流れは、「これじゃいけない！さあまたあの厳しい世界に戻るのよ！頑張れ私！」て、いかなきゃならないんだけど、

やっぱりしばし黒いたかぽんで良い。


とりあえず何かと今は家族のことに時間をとらなきゃならないし、

それに、あの現場に戻るのは正直怖い。


さあ、明日はまた姑に会いに行かなきゃ。