太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

筑後吉井の木ハトを探して・・・その4

2011年05月18日 | 筑後吉井の木ハト
筑後吉井の山本文夫記念館には紹介した以外にもまだまだ木うそが並んでいます。


(画像正面右側)
福岡県吉井町はこけしでも有名なところで、この地域の木うそはその職人さんが
制作したものが伝えられています。

(画像正面左側)
福岡県大牟田市の木うそは駛馬(はやま)天満宮の春季・秋季の2回授与される
ものです。素材に紙すきに使用する楮の木(地元ではかごの木と呼ぶ)を使って
いるのが特徴です。
(詳しくはブログ内の「駛馬(はやま)天満宮の鷽替神事」をご覧ください)

(画像背面右側)
香川県の滝宮天満宮の木うそです。
昭和9年3月25日に鷽替神事が復活し、現在も鷽替神事が行われています。
もともとは太宰府の形を模して作っていたようですが、現在では異なる
形の木うそが出来あがっています。

(画面背面左側)
大分県大波羅神社(現在の大原神社)の木うそです。
胸の赤が現在の太宰府の木うそとは異なり、胸の下あたりを塗る特徴があります。


太宰府天満宮と水鏡天満宮の木うそです。
どちらも占部家と岡藤家が制作した木うそのようですが・・・。

以上、ざっと山本文夫記念館に展示してある木うその紹介をいたしました。
これらの貴重な資料の一部は、太宰府市文化ふれあい館で6月11日~8月28日まで
開催される太宰府市民遺産展の「太宰府の木うそコーナー」にて展示する予定です。
ぜひ、観に来てくださいね(^^)

つづく・・・

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