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太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

メジロと桜

2010年03月13日 | 記事
今日はあいにくの天気で、鷽観隊は中止となりました。
ブログを観ての参加者が集合されていたら…と心配だったので、
雨のなか皿山公園に行ってみました。

参加者はおられずにホッとして、ちょっと小雨になっていたので公園を
ブラブラとお散歩しました。鷽はちっとも現れません。

帰り道に宇美八幡宮の裏の公園に寄ってみました。

ここでは、五分咲きの桜に20羽ほどのメジロが群れていました。
細長いくちばし桜の蜜を吸い、淡い緑色の小さな体で枝から枝へチョイチョイ
動き回っています。

こんな風に桜の蕾に群がる鷽の姿を観たいものです。

鷽観隊募集! 

2010年03月10日 | 記事
突然ですが、木うそのモデルである鷽を探索する有志
鷽観隊(うそみたい)を募集します。
木うそ保存会メンバーに、野鳥の会の方がいます。
その方に、鷽出没スポットをご案内いただきます(参加費は無料)。
桜の蕾が芽吹きだすこの季節。
今季、ラストチャンスかもしれません!

具体的な日程は…

3月13日(土曜日) 

朝8時30分に観世音寺前の駐車場で集合・移動
        ↓
朝9時頃に皿山公園に到着予定
※なお、直接、皿山公園へ来られる方は、公園入り口にある
町立歴史資料館の駐車場(機関車のあるところ)に集合。
        ↓
       鷽を探索!
        ↓
      四王寺山に移動
(四王寺県民の森あたりで昼食タイム)
        ↓
       鷽を探索!
        ↓
        解散 

持参するもの;双眼鏡
         お弁当(おやつ、飲み物含む)

注意事項;
鷽を捜して山道を歩きますので、動きやすい格好で。
鷽は野鳥のため、必ず観られるという確証はありません(運次第…)。
迷子や怪我をしないように参加者はそれぞれが責任を持って、
自己管理をお願いいたします。
     
     



福岡県の特産品 ~木うそが西日本新聞で紹介されました~

2010年03月08日 | 記事
西日本新聞の朝刊で、木うそが取り上げられました。
福岡ワイドの県産品ノートという記事で、鷽という鳥の話から、
うそ替え神事などについてまとめられています。

木うそが福岡県の特産品(正式には福岡県知事指定特産民芸品)に指定されたのは
今から27年前の昭和58年(1983)です。
木うその職人として、高田幸男さん、岡藤一彦さん、木村當馬さんの三名が登録され
ました(三名のうち、現在も木うそを作っておられるのは太宰府天満宮元神職の
木村當馬さんだけです)。

昭和51年に博多駅まで新幹線が開通し、太宰府天満宮の参道には修学旅行生を始めと
して沢山の観光客が押し寄せました。そんな折に特産品に指定された木うそは、鷽替
神事の祭具やお守りとともに、民芸品としての扱いが増えていきました。
当時の木うそ職人さんに話を聞くと、「木うそは作った端から飛ぶように売れた…」
と当時の参道の賑わいのほどを知ることができます。


太宰府館に展示してある木うそ




昭和27年の金鷽

2010年03月03日 | 記事
現在、授与される金鷽は高さ2.5㎝、直径5㎜ほどの大きさです。

ここで紹介しているのは、太宰府天満宮1050年大祭の時に授与された
ものです。
今から58年前、昭和27年(1952)の金鷽は、高さ3㎝、直径8㎜程度。
吊るして飾るのか、頭にリングがついているのが特徴です。


正面には梅鉢文。鷽は丸目が可愛い、ちょっとぷっくりした形をしています。


尾羽の表現があります。


左側面には「千五十年 大祭記念」、右側面には「太宰府天満宮」が刻印されています。

金鷽

2010年03月01日 | 記事
鷽替神事は、1年間良くも悪くもついてしまったうそを、鷽を替えあうこと(天神さま
のご利益)によって、まことに変わる本当にありがたい神事です。
神事によって、まことに変わった木鷽は大切なお守りになります。

さらに、替えあう木鷽のなかには、神職が紛れ込ませた当たり木鷽があります。
当たり木鷽には太宰府天満宮や菅原道真にちなんだ数字や言葉が、木鷽の底に貼られて
います。(たとえば、「學」や「金」、「25」など…)

平成15年の当たり鷽です。


当たり木鷽に当たった人には金鷽が授与されます。


金鷽の底には「純金」と刻印されています。

この金鷽を授与された人は一年の大幸運を得ると言われています。