吉備津宮に御釜殿があります。
温羅退治のお話し
吉備津彦命は捕らえ、その温羅の首をはねて曝しましたが
温羅は大声をあげ唸り響いて止むことがなく、そこで困った
吉備津彦命は家来に命じて犬に喰わせて髑髏にし
それでも唸り声は止まずつ、いには当社のお釜殿の釜の下に
埋めてしまいました、それでも唸り声は止むことなく
近郊の村々に鳴り響きました。
吉備津彦命は困り果てていた時、夢枕に温羅の霊が現れて
〈吾が妻、阿曽郷の祝の娘阿曽媛をしてミコトの
釜殿の御饌を炊がめよ。もし世の中に事あれば竃の前に
参り給はば幸有れば裕に鳴り禍有れば荒らかに 鳴ろう。
ミコトは世を捨てて後は霊神と現れ給え。
われは一の使者となって四民に賞罰を加えん〉とお告げた!
吉備津彦命はそのお告げの通りにすると、唸り声も治まり
平和が訪れたそうです。これが鳴釜神事の起源であり現在でも
行なわれているそうです。
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鳴釜神事の様子の写真↑
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↑正面が御釜殿で、中は撮影禁止です。 近くに水車が有りました↑
ひとひごと
{立派で、大きな釜戸!}