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神戸大学メディア研ウェブログ

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行われなかった1970年の卒業式 OB・OGが六甲台に集う

2022-10-30 17:52:13 | ニュース
 10月30日、大学紛争で卒業式が行われなかった1970年春の卒業生が集い、『卒業 “50周年”記念 全学同窓会』が出光佐三記念六甲台講堂で行われた。コロナウイルスの影響で2年延期になっていた。式では学長が祝辞を述べ、大学文書史料室の野邑(のむら)理栄子さんが当時卒業式が行われなかった背景を講演で解説した。<OB取材班>

 大学紛争で卒業式が行われなかった1970年春の卒業生が集い、『卒業 “50周年”記念 全学同窓会』が10月30日、出光佐三記念六甲台講堂で行われた。秋晴れのもとで、当時の8学部のOB・OG約100人がキャンパスで旧交を温めた。


(写真: 秋晴れの下、50周年記念卒業式が行われた 2022年10月30日午後、六甲台講堂で)


(写真: 記念撮影をする1970年春の卒業生)

 1960年代末に起きた神戸大紛争は、文部省(現文部科学省)が学生寮の光熱費などの学生負担を通達し、大学がそれに応じたことがきっかけだった。1968年(昭和43年)の暮れから激しい紛争が広がり、1969年には医学部以外の全学部で、学舎の占拠や封鎖が広がり神戸大は一時授業が一切行えない状態に陥った。
 1969年8月7日、戸田義郎・学長事務取扱(当時)による封鎖解除通告が行われ、翌8日機動隊が見守る中で封鎖解除が行われた。この影響で、1969年と1970年3月に行われる予定だった卒業式は中止になり、学生たちはそのまま社会に巣立って行った。

 一つ上の1969年春の卒業生らは、2019年10月に「50年目の卒業式」を六甲台講堂で開催。翌1970年春の卒業生は、2020年に同窓会を開く予定で準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期になっていた。


(写真: あいさつする実行委員会代表の坂井信也さん2022年10月30日午後、六甲台講堂で)

 10月30日、同じ講堂で2年順延して開催された『卒業 “50周年”記念 全学同窓会』では、まず、実行委員会代表の坂井信也さん(元阪神電鉄社長、経済卒)が挨拶に立った。「全学卒業式が行われない中で社会に旅立った私たちは、国内外でそれぞれの立場で力を尽くして走ってきた。70歳の半ばまで人生を進めてきたなか、心を休めることができるのは、この母校と当時の仲間だ。きょうは、全学卒業式のセレモニーを通じ、旧交を温めたい」と述べ、これまでに亡くなった仲間に黙とうを捧げた。


(写真: 祝辞を述べる藤澤正人学長)
 
 続いて、藤澤正人・現学長が登壇し、「52年前の1970年に文学部、教育学部、法学部、経済学部、経営学部、理学部、工学部、医学部、農学部をご卒業されたみなさん、卒業式が大変遅くなってしまいましたが、改めてご卒業まことにおめでとうございます」と祝辞を述べた。
 学長は、この年、学士試験合格者(学部卒業生)が1004人、大学院修士課程および専攻科修了者119人だったことを紹介。当時の戸田義郎学長事務取扱のメッセージの一部を代読した。
 このあと、学年有志から集まった母校への寄付金600万円が、坂井実行委員会代表から藤澤学長に手渡された。


(写真:神戸大学の大学紛争を写真を交えながら解説する大学文書資料室の野邑理恵子さん)

 大学文書史料室の野邑理栄子さんの講演では、大学紛争も沈静化を見せていたなかで、1970年3月に全学卒業式が行われなかった理由を説明。
 実は、3月31日付で卒業できたのは、教育、法、経済、経営、医学部だけで、文学部では3月卒業組と5月卒業組があったことや、工学部でも4月卒業組があったこと。理学部生は4月25日付、農学部は4月30日付での卒業だったことが紹介され、大学紛争の混乱が尾を引いていたことを、大学史の資料をもとに解説した。

 第62代応援団団長・古田徳幸(ふるた・のりゆき)さんとチアリーダーがステージからエールを送って、式典を締めくくった。




女子タッチフット部、武庫女大に敗北 東西代表決定戦逃す

2022-10-30 17:00:38 | ニュース
 10月30日、武庫川女子大総合グラウンドで、関西学生女子タッチフットボール秋季リーグの第2節、神戸大女子タッチフットボール部Rooks(ルークス)と武庫女大の試合が行われた。神戸大は東西王座3連覇中の武庫女大に13-27のスコアで敗北を喫し、3位以下が確定。2年連続で東西代表決定戦への出場を逃した。<尾畑陽貴>

 相手の武庫女大は、現在東西王座戦を3連覇している強豪校だ。しかし、神戸大は今季リーグ戦の第1節を落としているため、東西代表決定戦に出場するには、この試合での勝利が絶対条件となる。

 1Q、武庫女大が着実に前進し、後半4分間で神戸大は押される展開に。しかし、守りの姿勢で攻撃をしのぎ切り、両者無得点となる。

 2Qでは試合が動く。開始直後に武庫女大がタッチダウン。追加得点は防ぐが、6点を先取される(0-6)。神戸大も負けじと反撃。15番、牛島(経営2)がディフェンスの間を走り抜け、タッチダウン。10番、辻(国人2)がトライフォーポイントを決め、7-6で逆転する。 
 
 神戸大に流れが来たかと思われたが、2Q終了直前に武庫女大がタッチダウンとトライフォーポイントで7点を奪い、再逆転する(7-13)。

 3Q、相手のパスが繋がり、神戸大は苦しい展開を迎える。DFの前で攻撃を止めきることができず、さらに7点を奪われる(7-20)。
 
 4Q、武庫女大が4本目のタッチダウンを決め、さらにリードを広げる(6-27)。辻が2本目のタッチダウンを決めるなど神戸大は粘りを見せるが、攻めに転じることができないうちに試合終了を迎えた(13-27)。


(写真:第4Q、2本目のタッチダウンを決めた辻選手 10月30日 武庫川女子大総合グラウンドで)


最終スコアは13-27で武庫女大の勝利。神戸大は3位以下が確定し、今季の東西代表決定戦への道が絶たれた。

《関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ第2節 神戸大vs武庫女大 @武庫川女子大総合グラウンド》
武庫女大 0 13 7 7|27
神戸大  0  7 0 6|13



凌霜会オンライン就活セミナー 10月30日(日)、12月1日(木)に

2022-10-30 12:09:12 | ニュース
 凌霜会主催のガイダンス「自己PR、志望動機に自信が持てるワークショップ」が10月30日(日)10:00-11:30、12月1日(木)20:00-21:30の日程で開催される。開催形態はオンラインで参加費は無料。事前の申し込みが必要で、先着15人。<尾畑陽貴>

 法・経済・経営学部OB会の凌霜会が主催する就職ガイダンス、「自己PR、志望動機に自信が持てるワークショップ」が下記の日程で開催される。このガイダンスは「自分のやりたい仕事の見つけ方が分からない」「自分のアピールポイントが分からない」といった悩みを抱える就活生に向けたもので、神大OGのキャリアコンサルタント、斉藤由香さんがファシリテーター(司会進行)を務める。Zoomを用いたオンライン開催で参加費は無料。事前の申し込みが必要で先着15人まで。


(写真:告知ポスター)

《 \内定がグッと近づく/ 「自己PR志望動機に自信が持てるワークショップ 」》
●開催日時=
▽10月30日(日)10:00-11:30
▽12月1日(木) 20:00-21:30
※どちらの日程も同じ内容。
●対象=凌霜会の準会員及び入会を検討している方で、各日程先着15人。
●参加料=無料。
●申し込み=
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfBhjL7jIA_VNYM3SRV-ju3Xicnjq2NrGIetGmX8LzEcZfAMA/viewform
●お問い合わせ=
▽凌霜会RAM事務局
ram[at]w-inc.co.jp (送信する際は[at]を@に置き換えてください。)
▽凌霜会HP
=https://www.ryosokai.net/info/_r.html
▽電話=078ー805ー3833。