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女子タッチフット部、強豪武庫女大に敗北  さくらボウルへの道、途絶える

2022-10-31 15:34:40 | ニュース
 10月30日、関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ第2節が、兵庫県西宮市の武庫川女子大総合スタジアムで行われた。神戸大女子タッチフット部Rooks(ルークス)は全日本王座決定戦「さくらボウル」を現在3連覇中の強豪、武庫女大と対戦し、13-27で敗れた。神戸大は、第1節の京府大戦で敗れているため、リーグ3位以下が確定し、2年連続で東西代表決定戦への出場を逃した。<尾畑陽貴、久保田一輝>

 武庫女大は、全日本王座決定戦「さくらボウル」を現在3連覇中の強豪校だ。第1節の京府大戦で敗れている神戸大が東西代表決定戦に出場するためには、この強豪武庫女大に勝利することが絶対条件だった。

 武庫女大に押されながらも、ディフェンスが粘り切り、両者無得点のまま1Qを終える(0-0)。

 試合が動いたのは、2Q。開始直後にタッチダウンを許し、6点を先制される(0-6)。しかし、すぐさま神戸大も反撃に出る。牛島愛佳(営2年)がディフェンスの間をくぐり抜け、タッチダウンを奪うと、辻沙彩(国人2年)がトライフォーポイントを決め、一気に逆転する(7-6)。 


(写真:ディフェンスを振り抜いてタッチダウンを決める15番牛島。)
 
 神戸大に流れが来たように思われたが、2Q終了直前にタッチダウンとトライフォーポイントを許し、再び逆転される(7-13)。

 3Q、相手のパスが繋がり、神戸大は苦しい展開を迎える。武庫女大の攻撃を止め切ることができず、さらに7点を奪われる(7-20)。


(写真:タッチダウンを決められる。)
 
 4Q、武庫女大にこの試合4本目のタッチダウンを決められ、さらにリードを広げられる(6-27)。その後、辻のタッチダウンなどで反撃を見せるも、力及ばず、武庫女大に13-27で敗れる。これで今季0勝2敗となり、残り1試合に勝利しても、現在2勝0敗の武庫女大と京府大を上回れないため、リーグ3位以下が確定し、2年連続で東西代表決定戦進出を逃す。全日本王座への道は断たれた。


(写真:タッチダウンを決める10番辻。)

 竹村実夢主将(農3年)は、試合後のインタビューで、「武庫女大のQBを想定した練習をしていたこともあり、ディフェンスで連携しながら粘り強く守れた部分もあった。」と話した。


(写真:インタビューに答える竹村実夢主将。)

 また、北山菜生ヘッドコーチは、「点数ほどの実力差はなかったが、勝負どころの弱さが出てしまった。」と試合を振り返った。


(写真:北山菜生ヘッドコーチ。)

《関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ第2節 神戸大vs武庫女大 @武庫川女子大総合グラウンド》
武庫女大 0 13 7 7|27
神戸大  0  7 0 6|13

1位 武庫女大    2勝0敗
1位 京府大     2勝0敗
3位 神戸大     0勝2敗
3位 関学大・名外大 0勝2敗


フィギュア西日本選手権男子シニア 壷井達也が逆転V

2022-10-31 11:29:56 | ニュース
 フィギュアスケート西日本選手権男子シニアが10月30日、京都市右京区の京都アクアリーナで行われ、壷井達也選手(シスメックス所属、国人2年)が出場した。男子シニアフリー(FS)で1位の146.78点を獲得し、合計で219.29点、SP1位だった木科雄登(関大)の203.53を上回り、逆転優勝を果たした。予定していた4回転サルコウこそ抜けて2回転となったものの、それ以外では安定した演技で着実に得点を重ねた。<本多真幸>


(写真:表彰式で、メダルと賞状を受け取った壷井選手。2022年10月30日京都市右京区の京都アクアリーナで撮影。)

 プログラム曲はネイサン・ラニアーのTorn Reduxで、振り付けはMassimo Scali氏が担当した。打楽器のリズムが特徴的な曲で、ミスがあればジャンプのタイミングが次々ずれていく危険があったが、曲を何度も聞いて感覚に落とし込み、身体が覚えて自然にタイミングが合うまで練習したという。

 1か月前に右肩を脱臼して以降、今大会のSPを含めて4回転に成功しておらず、「フリーではしっかりと決めたい」と話していた。しかしフリー演技の最初に予定していた4回転サルコウは、踏み切りに失敗し2回転となる。しかし、その後は練習してきた通りの安定した演技を見せ、スピンでは最高評価のレベル4を2本決めた。


(写真:演技終了直後の壷井選手)

 壷井選手は試合後、「悔しいところはあるが、優勝という結果を得れて満足」と話した。4回転失敗については課題だとしたが、「3週間で4回転を構成に入れる段階まで戻せたのは収穫」だという。

 今大会で10位以内に入ったので、壷井選手は12月に行われる全日本選手権に出場する。

 また、約1週間後の(現地時間)11月11日からは、シニアに上がって初のグランプリシリーズであるイギリス大会、11月末にはフィンランド大会がある。そこで、怪我前本来の、4回転2本を組み込んだ構成になるかは、「これから調子を見ながら、判断したい。」と語った。「(中野園子コーチの下で神戸でともに練習する)三原舞依選手とは2戦とも一緒なので、『チーム中野組』として2人で励まし合いながら頑張っていきたい。」


《第48回西日本選手権大会 @京都アクアリーナ》
(名前→所属→SP順位→FS順位→合計点)
壷井達也   シスメックス 2、 1、 219.29
木科雄登   関西大学   1、 2、 203.53
森口澄士   木下アカデミー3、4、 196.37
須本光希   関西大学   5、 5、 191.32
本田ルーカス剛史 木下アカデミー7、3、182.44
杉山匠海   岡山大学   6、 6、181.02
櫛田一樹   倉敷FSC  4、 8、165.86
小林隼    同志社大学 9、 7、158.24
三島悠生   ひょうご西宮FSC8、9、152.12
彦阪昇吾   立命館大学 10 、10、137.34
古家龍磨   九州工業大学 11 、11 、136.31
鈴木空    就実大学 13 、12、130.71
岩野颯太   邦和SC 12 、13、125.17
嘉手納宙大 臨海フィギュアSC14、14、120.92
和田龍京   中京大学 15、15、112.52
川口清壽   佛教大学 16 、16、110.15