自分担当している施工場所ついに最終工程です。
道路本体の「盛土作業」、
盛土を崩れないようにする「補強土壁」、
雨水を集め排水する「排水施設」、
供用後に様々な情報を提供・通信するために必要な「通信管路」
などを紹介しましたが、今回は実際走行する道路の基礎となる部分。
皆様もどこかで見たことがあるかと思われる道路工事と言えばの「砂利入れ」作業。
下層路盤と言いますが、今回はこれを40センチの厚さ(大型ダンプ約200台分)で入れていきます。
40センチを2層に分けて敷均し、10tの鉄輪のローラーと
8tのタイヤのローラーの2台を使用してカッチカチに固めます。
締固めた後は、カッチカチなので車が走っても跡も付きません。
下層路盤工完了
(色が違うのは、施工途中で雨に当たったところとそうでないところの
違いで、品質には関係ありません。)
今回当社の工事ではこの砂利を入れたところで終了。
今後は舗装工事に引き継ぎ、さらに25センチ砂利を入れ、
その上に26センチにもなる厚さの舗装を5層に分けて施工。
あとは、ガードレールや電光掲示板、速度表示板などを設置して
ようやく日高自動車道の完成となります。
実は、自分もこれでこの工事から離れることになりました。
工事は自分の担当していた一部分が完了しただけで、全体の完成(当社工事分)には
まだ2~3か月かかりますが、別の工事を受注し、その担当者に任命されました。
やはり一度携わった現場、最後を見届けたいですが別の工事も
災害復旧工事ということでこちらも重要。
残りは、逞しくなった副所長に任せて新しい工事に取り掛かります。
土木部 6022