長らく休眠状態にあるわが家の“リアルストリーム君”(ブリジストン電動アシストスポーツバイク「リアルストリーム」)。季節も良くなってきたし、わたし自身も自転車で風を切って気持ちよく走りたいという欲求が強くなってきたので、室内から外へ出して準備を始めました。脳梗塞の後遺症が右半身に残ってはいますが、電動アシストの力を借りればある程度の距離も上り坂も克服出来ると思ったんです。
かかりつけの自転車店に行って、見てくれよりも後方安全のためにバックミラーをとりつけました。しかし、いつものママチャリと違って前カゴが無いのが少し不便だなと思いました。ネットで調べると純正の前カゴが出てきました。フロントバスケットと取り付けに必要なフロントキャリアで1万弱といったところ。しかし、いただけないのは値段よりもフロントバスケットのサイズが「底面奥行き163mm」と半端に小さいというところでした。そこで、市販の普通サイズの前カゴを何とかして取り付けてやろうと思ったんです。
取り付けたのはブリジストン製の「マルシェットバスケット(フロント)」。スポーツバイクに前カゴを付けようというのですから、どうせならこの際トコトンおしゃれな方がいい!とこれに決めたんです。「底面寸法:横368mm×奥行222mm」は申し分ないサイズ。しかし、本来つかないものを素人が取り付けようというのですから、余分な工夫と苦労が必要でした。
【工夫その1】
ホームセンターからU字ボルトを購入し、それをカゴがいい位置で取り付くように、少々乱暴でしたがハンマーで叩いてボルトを曲げました。ステムに傷がつかないようにシリコン製のホースを通し、取り付けがガッチリ安定するようにゴム製のスペーサーを二つ折りにして挟み「これでもか!」というぐらい締め付けます。ジョイントナットを使って前カゴ位置の微調整と固定をしました。この方法が使えたのは、以前に自分で「角度可変式ステム」に取り替えていたからでした。
【工夫その2】
次にカゴの下側を安定させなければ成りません。カゴの方には取り付け用のボルト穴が準備されているのですが、自転車の方にはそれに応えるものが全く無いのです。しかも、一番ネックになったのは“リアルストリーム君”にはフロントサスペンンションがあるというところ。サスペンションの浮き沈みによってタイヤとカゴが接触しないようにしなければなりませんし、カゴの支えもフロントサスペンションの影響を受けないところに取り付ける必要がありました。これが最大の難問でした。
ところがヘッドチューブの下、フロントフォークの下側を覗いてみたら穴があったんです。だったら、ハンドルと一緒に動くこの穴をどうにかして利用してやろうと思ったんです。しかし、カゴからのステーをどうやってこの穴に固定するか・・・脳梗塞の頭をフル回転させなければなりませんでした。
簡単なマンガを描いてみました。100円ショップのノギス(参考までに一緒に写真に撮りました。これが日常の中で結構役に立っているんです)で穴の径を測ってみたら23mm。そこで20~22mmのゴム製の水栓を20mmの丸ワッシャではさむようにして、ボルトで締め付ければゴムの水栓が膨らんで穴に固着するだろうと考えたのです。ゴムの水栓にM6のボルトが通るようにドリルで6mmの穴を開けました。そして、フロントフォークの穴に入れる前に、中に入る部分のナットが供回り(空転)しないようにナットと丸ワッシャとゴム栓を瞬間接着剤で固定しておきました。これが、思惑通りに効を奏して、フロントサスペンションの影響を受けること無くカゴの下部分をガッチリと安定させることが出来たというわけです。ヤレヤレ・・・
ということで、無事前カゴをつけることが出来、きょうはその試運転の最中なんです。いまのところ具合は全くいいです。カゴはフロントショックの影響を受けること無く、驚くほど安定してしっかり付いています。
「これは楽しくなってきたぞっ!」
プロの“おやまさん”からそういっていただけるとはうれしいです。
いま試運転から戻って来たところです。
きょうはかなりハードな道を走り、ミラーがお辞儀をしたりしましたが、カゴはバッチリ大丈夫でした。
おやつを買いにコンビニに行けるようになりました。
ブラックのブリジストン電動アシストスポーツバイク「リアルストリーム」カッコイイですね! スピードもかなり出そうですね!
ディスクブレーキの制動も良いのではないかと思います スピードの出し過ぎは要注意です! ロケーションの良いシーンでのショット期待しております
気ままなピークハンターズの山旅より
(参考)https://blog.goo.ne.jp/koji5678/e/ccf92361a59391cdc3b0add00fb933e3
リアルストリームは“ワイフ君”のために購入したもので、もう12年も前のことになります。
アシストされる最高速度は時速24キロと決まっていますから、それ以上の速度は自前の力量となります。
ですから、電動アシストといえども、頑張ればしっかりいい運動になってしまうんです。
フロントショックがあるのとディスクブレーキで乗りやすいことは確かです。
楽しく頑張ります。