(2008.6.14 睡蓮の花咲く白河南湖公園)
6月14日、午前3時55分。
本日仕事の“ワイフ君”の車が出れるように、邪魔していたわたしの車を移動させるついでに、市内のセブンイレブンに本日の朝ご飯にする“おにぎり”を買いに行きました。
帰宅して東の空を見れば、「やうやうしろくなりゆく山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる・・・」なんの一節か忘れましたが、そんな感じです。
そして入念に準備をして、5時20分に家を出ました。
思えば、自分にあったペダリング、それも何処まで行っても疲れ知らずの“夢のペダリング”を見つけだそうとしていたのですが、それはとても大それたことではないかと思うに至りました。
白河市の南湖公園まで2回ほど走ってみましたが、疲れらしい疲れというのは無かったのですが、相変わらず多少の違いこそあれ、右足ヒザ裏の痛みに見舞われました。左はまったくの疲れ知らず、問題は右足。そこであれこれと思案しては見たのですが、これは単に右足の鍛錬不足なだけではないのでしょうか。
夜な夜なのナイトランと言えども、距離はたかだか20キロ。みちのく自転車道と言っても80キロ。ですから、100キロ、150キロとなれば、実は全く走り込んでいない距離なのです。マラソンランナーだって、常に走り込んでいるのが20や30キロではフルマラソンは絶対無理でしょう。そう考えてくると、もし150キロを気持ちよく走りたかったら、常の練習ではそれ以上を走っていなければ、とうてい無理な相談なのかもしれません。
南湖公園まで常に気持ちよく走るためには、それ以上の距離で練習を積み、弱い右足を鍛え直さなければならないだろうと思ったのです。まあ、両足ともダメだったら諦めもするのですが、左足はまったく大丈夫なのですから、くやしいですよね。
そこで、きょうは南湖公園の少し先、白河の関へ行こうというのです。そこで、万が一思うように走れなくなったときのために、たっぷりと時間を用意しておこうと、こうして薄暗いうちから準備していたという訳なんです。みちのく自転車道が走る阿武隈川の堤防は、いま除草作業が真っ盛りのようで、いたるところ綺麗に“刈り上げ”されています。
雨の落ちてきそうな曇り空に結構な強さの風、一時はどうなることかと思って、携帯で天気予報などを確認しましたら、それこそバッチリの晴れマーク。出だしにはどんよりした雲いっぱいだった空は、しだいに青空が勝ってきて、日大工学部の対岸を走る午前6時半頃には、もうすっかり夏空になりました。
そう言えば、富久山クリーンセンターの所は工事が終わって通行止めが解除されましたが、ここは当初の3月末日から5月末日へ、そして今度は6月末日へと延期されていました。何事三度っていいますよね、7月末日ってして置いた方が良かったんじゃないのかな・・・。
須賀川市の浜尾遊水地の空は、雲がまたイイ感じ。「おれぁ、雲がすきだなあ」
午前7時28分、これが今日の乙字ケ滝。
乙字ケ滝で朝ご飯を食べて、きょうは阿武隈川沿いを行ってみることにしました。
乙字橋からほんの少し上流側、国道118号線の橋から上の阿武隈川をはじめて見ました。
今の季節は道路脇のいたるところから、スイカズラの甘い香りが漂ってきます。そして雑木林を白く彩っているのが「卯の花のにおう垣根に、ほととぎす 早も来鳴きて、忍び音 もらす、夏は来ぬ」のウノハナ(ウツギ)(写真:上右と下)です。
矢吹町から中島村へ入り、案内板の出ていた『童里夢公園なかじま』へ向かおうとしている途中でピンクのヤマボウシを見ました。わたしは初めてでした。
『童里夢公園なかじま』に着いたのが午前8時43分。案内板を見ていると突然のめまい。グラグラするんです。朝早くから激しい運動をしてきたから血圧が高くなっているのかと思いました。ん?地震!これは大きいぞ!外にいるわたしが分かるほどなのですから。でもそれにしては周りの家々であわてふためいているような様子はありませんでした。それほどではなかったのかも・・・。帰宅してこの地震は岩手県に大きな被害をもたらしていたことを知りました。
どうして、わざわざこの公園に来たかと言いますと、会社の同僚から、ここには小室哲哉が寄贈したという“からくり時計”があると教えてもらったからなのです。これがその“ヨカッペ時計”です。
側面にはしっかりサインが・・・
ほら、すぐ午前9時です。長針が動いて・・・9時!
あれっ・・・。“ヨカッペ時計”は音楽と共にあっと驚くパフォーマンスを披露してくれるはずなのです。そういえば、きょうはとても風が強いんです。6m以上なの!? 時計は何事もなかったように、9時1分を指しました。残念っ!
しかたがないので、公園内を一巡り。緑の芝生と大きな池があってとても綺麗な公園でした。公園をランニングしていた卓球部の中学生達に“ヨカッペ時計”について聞いたところ、なんでも屋根が開いて月と野菜達が出るんだとか。うーん、やっぱり自分の目で見なくちゃ分からないなあ。
白河市に入って阿武隈川を渡ると、上流側に自転車道がありました。どんなところなのか少しだけ走ってみました。
走り出してすぐ陸上競技場があり、中体連?(校内予選会?)が行われていました。青空と緑の芝とアンツーカーの色が目にしみるようでした。頑張る中学生達を見ながら休憩して、10時16分に南湖公園にむけて再び走り出しました。
10時45分、睡蓮の花咲く南湖公園に到着。でもきょうは「そば団子」は食べません。ここでその景色に見とれながら、ふたたびおにぎりを食べてエネルギーを補給します。
11時17分、『白河の関』に到着。ここはついこないだ“ワイフ君”と車で訪れました。そのときくまなく見ていましたので、本日は記念撮影のみです。
そしてすぐお隣の『白河関の森公園』へ。並んだ売店の一つでソフトクリームを食べました。うまかったよー。そして今日はここから県境まで行ってみようと思いました。
午前11時53分。ここがお隣の県、栃木県との県境です。
『これより北 白川領』と書かれた石碑が歴史を物語っているようです。そしてここには『追分の明神(境の明神)』と呼ばれる歴史のある神社がありました。ここで栃木に乗り入れてこようかなと一瞬思ったのですが、今回は栃木県には入らずに帰ってきました。だって次に行く楽しみが無くなるじゃないですか。「大きな楽しみは後に回せ」って誰が言ったか忘れましたけどね。
同じ道を帰るのも芸がないので、12時11分ここから右折しました。
見渡す限りの田んぼを左に見ながら延々と走って、12時48分ここ旧東村の交差点を左折、中島村、矢吹町を目指します。
旧東村の道路の両側にはひどく立派な家ばかり・・・。
中島村を流れる阿武隈川。この川と平行してずっと自転車道があったらいいのに・・・。
午後2時34分、ようやく乙字ケ滝に到着、乙字橋の赤い欄干を見てなぜかホッとしました。ここからの帰り道は40キロ。帰りは白河からずっと向かい風でした。
青空から連想した・・・Windows。そういえばあの頃のWindowsは軽かったよな。なんて思いながら走った本日の走行距離164.65 走行時間6:56 平均速度23.7 最高速度54.3
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私は今、内職が終わったところです。これから朝連の準備にかかります。←そんなわけナイ。
今日はゆっくりと休養してくださいね。それではまた。
“ざっきーさん”と同じく、朝練はお休みです。ハハハ
白河を通り越して県境まで行ってしまうとはサスガです!
乙字ヶ滝まで帰ってきて「ほっとする」…
よく判ります。
きっと見慣れた風景は視覚だけでなく、風のにおいや
土のにおい等も含めてその人の「心の根幹」を
形作るんでしょうね。
今更ながらやはり大事なのは訓練・修練・鍛錬なのだと悟りました。
まさに案の定で、それはそれは、さぞや恐い思いをなさったことでしょう。とにかくご無事でなによりでした。
復活しましたあー! これでやっとお邪魔出来ます。
なんですか、また白河まで、、、すごいっ! ロングライド、すっかり板に付いてきましたね~。さすがです。
僕も見習って裏磐梯まで、走らねばなりません。皆さんと同じ、やはり原油高騰で、ガソリンを節約しませんと、、、今までのように、気軽に車を出せません、、、
kojiさんは、この勢いでいくと、甲子高原、那須高原まで行っちゃいそうですね、、、えっ?甘いですか、あっ日光でしたか~、、、ひぇー。
僕も高校時代のように、郡山ー裏磐梯 を早朝から晩げまで、、、頑張らないと。
いつものように写真がすばらしく、初夏の空の気持ちよさを感じることができました~!
ペダリングの小細工だけで、気持ちのいいロングライドを実現しようとしていたのは、虫がよすぎるんじゃないかと思ったんです。
これは基本的に鍛え方が足りないんじゃないかと。その上に立って『koji式キック・ペダリング』ならいいのだけれど、それで楽は出来ないのかも知れないと思うに至ったのです。
次は栃木県入りしちゃおうかな。
そのうえ,この写真とリポート。感服です。
これだけの距離での平均速度もすごいですよねえ。