
(2009.11.9 1:02pm 観音沼森林公園:南会津郡下郷町)
「あまりいいお姿だったので、後ろから写真を撮らせていただきました」
「いいですよ」
『観音沼森林公園』で出会った水戸から訪れたとおっしゃったお二人。夫のカメラに不要な光が入らないようにするためなのでしょうか、傘で日陰をつくってやる妻。こんなふうに年を重ねたいものだと思いました。
11月に入ってからも自転車に乗らない日々が続いています。きょうも“ワイフ君”を助手席に乗せて、ぜひ通ってみたいと思っていた念願の国道289号線「甲子トンネル」を抜けて来ました。
12時18分、『道の駅しもごう』で小休止。入り口の菊があまりに見事なのでパチリ。ほら“えび茶”の色がいいでしょう!
ここまで来る途中の山々はすでに紅葉の終焉を迎え、あらかた葉を落として冬の準備態勢に入っていました。ここ『道の駅しもごう』から鮮やかに見えるのは唐松林の黄葉でした。
次に向かった『観音沼森林公園』もまた木々はすっかり葉を落とし、静かな寒々とした風景になっていました。
「あれ蜂の巣じゃない?」
高い木の上を見上げて“ワイフ君”。そこには大きくて丸いあきらかに蜂の巣が・・・。
直径は30センチ以上もあろうかと思われる大きな蜂の巣でした。今はもう活動時期を外れているので安心だと思いますが、そういえば入り口に「ハチに注意・・・」なんていう立て看板がありました。
すっかり葉を落とした雑木林の中で「ムラサキシキブ」がわずかに彩りを添えていました。
『観音沼森林公園』の道路からひときは鮮やかに見えるのは唐松林。生憎の曇り空で黄金色に輝く様が見れないのは本当に残念ですが、せめて写真の1、2枚は撮っていこうと思いました。冒頭のご夫婦に出会ったのはそんな時でした。
景色のいいところで時々車を停めながら国道121号線を会津若松方面に向かって北上しています。
標高が少し下がったせいか道路から見える山々は見事なまでの秋化粧です。まあ、生憎の曇り空では光り輝く錦秋の・・・と言えないのが少々残念ではありました。
次に向かったところは、随分とご無沙汰の『塔のへつり』。会津鉄道の『塔のへつり駅』に停車した電車からはおよそ平日とは思えないほどの人々が次々に降り立っていました。
駅から落ち葉の林を抜け目的地へ急ぐ人々は、おそらく次の電車時間があるからなのでしょうね。
駐車場の廻りの紅葉もまた見事でした。
観光バスもこのとおり。そしてバスは後から後から次々とひっきりなしにやってくるのでした。
大勢の人波に流されながら、土産物屋さんの並ぶ階段を下り、対岸への吊り橋にさしかかります。
ここが『塔のへつり』です。
ここからの大川は下流方面にずっと深い渓谷が続いているのです。
水平に伸びる岩のくぼみは、なんとか人が通れるだけの広さがあります。狭くてヘソを擦るようして歩いたので・・・“(塔の)へそすり”がなまって「塔のへつり」になったなどということを耳にしたことがありますが、真偽のほどは定かではありません。
ほら!次々と引きも切らずこちら側にやってくる人の列を見てください。
再び落ち葉の林を見ながら駐車場へ戻りました。午後2時14分、次の目的地に向かって再び国道121号線を北上します。
国道121号線と平行して走る会津鉄道、『湯野上温泉駅』は特徴のある茅葺き屋根の古民家風駅舎です。
そして会津鉄道『芦ノ牧温泉駅』はと言いますと・・・、駅長が“猫”なのであります。ハハハ、笑っちゃいますけど本当なんですよ。お昼をすぐ近くの『牛乳屋食堂』で済ませ、ふとここの駅長は猫の“ばす”だったのを思い出したんです。そこでせっかくだからご挨拶をしていこうと思ったんです。知らないだろうと思って“ワイフ君”に話したら、なんでも“ワイフ君”は2、3日前にテレビで放送されたのを見たばかりだと言うのです。本当に偶然とはあったものです。
なるほど、疲れ切っウトウトしているようです。注意書き通りフラッシュを焚かずに撮影させていただきました。駅長の帽子を被ったまま寝ている風貌は、コワモテだけにとてもユーモラスでありました。
ああ、それから猫の“ばす”は名誉駅長なのだそうです。本当の駅長さんはとてもお若い女性の駅長さんでした。
次に向かったところは会津鶴ヶ城。空はすっかり厚い雲に覆われて時々ポツポツ雨粒が落ちてきたりしているのです。
白壁がとても綺麗なので補修工事をした直後なのかもしれません。
随分久々の鶴ヶ城でしたが、やはり堂々たるものでした。
午後4時20分、もうフラッシュ無しでは写真も写せなくなってしまいました。もはやここまで、本宮で降りる頃にはETCの通勤時間帯割引が使えるでしょう。会津若松ICから磐越自動車道経由で帰ることにしたのでした。
塔のへつり、平日なのにすごい人!日曜日のきのうはどんなだったのでしょう。
対岸のくぼんだ所は歩けなくなったようですね。転落事故でもあったのかな?
駅長猫は観光客の接待でお疲れのようですね。それにしても警戒心の微塵もないニャンコですな。
奥様孝行お疲れ様でした。
南会津のほうは紅葉真っ盛りでとても綺麗なでしたね。
塔のへつり駅付近も通過したのですが、こんな立派な景色が広がっているとは気付きませんでした。
大川沿いは切り立つガケと紅葉がかけあわさって一番いい季節だったと思います。
猫の名誉駅長、よせというのに“ワイフ君”は撫でたりするんですよ。でも“ばす”君はピクリともしないんです。警戒心はゼロですね、まあそうじゃないとやってられないのも確かです。
そう、牛乳屋さんでは座敷に上がりましたが煙くはなかったです。そういえば新横浜ラーメン博物館に出店中なんだそうですね。
塔のへつりは20年ぶりぐらいかも知れませんが、あの人の多さにはビックリしました。
奥会津は今、大変なにぎわいなんですね。
塔のへつり にあんなに人がいるなんて、見た事がないです。
それにしても、塔のへつり、牛乳屋食堂、芦ノ牧温泉駅、鶴ヶ城、まあ、フルで回られたなんて凄いです! 牛乳屋食堂は混んでいませんでしたか? 予想するに、行列ができてる気がしますけど、、、
一枚目の老夫婦、いいですね~。穏やかに写真を撮られている姿、人が紅葉している様、なんでしょうね。僕もああいう風に、紅葉できたらいいなあ~、、、
冬は厳しいんでしょうけど、その直前の今の時期は、早春に負けず劣らず「素晴らしい」ですね
牛乳屋食堂へ飛び込んだのは準備時間に入る寸前の2時40分ぐらいでしたので、一時はわたし達が貸し切り状態でした。
冒頭のご夫婦いいでしょう。実に微笑ましくて思わずカメラを向けてしまいました。
この間いったときは居なくて「最近居ないんですよ」と駅の方にいわれました。幸運はやはり奥様と一緒のせいでしょうか。道の駅しもごうも休日は行列でしょうね。会津にいるとわからないところも多いです。
今回車で甲子道路の様子を見て、その長い上りに自転車での挑戦を諦めたわたしですが、休日ともなれば勇猛果敢な“自転車乗り”がいたりするのでしょうか。それ以前に甲子トンネルは自転車通行可なのでしょうか。随分長かったですね。