わたしの電車通勤は片道35分、鞄の中には電車で読むための本が入っています。ある時、本屋さんで次に読む文庫本を漁っていたときでした。『東北本線五百川駅近くの草むらで、死体入りトランクが発見された。被害者は東京の三流新聞編集長山崎と知れたが、鉄道便でそのトランクを発送したのも山崎自身だった!』という解説を発見したのです。
小説の舞台が自分の住んでいるところって、なんだか惹かれるじゃないですか。ホラ、作家がどれだけ調べて書いているのかな、なんて思っちゃう訳です。実際に取材にきたのかなあ、この周りの風景をどんな風に書いているのかなあと、興味はどんどんふくれあがっちゃうんです。東京や大阪なんていう都会に住んでいれば、小説の舞台になるなんていうことは当たり前で、その雰囲気だって、全国の人たちがイメージすることと、大きなズレは無いように思います。ところが地方は違います。五百川ですよ。今では無人駅のこんな小さな田舎町の駅のことなんか、一部の鉄道マニアか地元の人でなければ分からないと思います。
こんなことをふと思い出した今夜です。その小説は松本清張の『死の発送』という本でした。松本清張といえば、推理小説の大御所中の大御所。その作家が五百川をどのように料理しているのか、なんだか興味が湧いてきたでしょう。ただ、結果がはたしてどうだったのか、当のわたしはすっかり忘れてしまっているんです。「本宮警察署じゃなくて郡山警察署が出てきたんだっけかな」と、完全に記憶は飛んでいます。
ネットで「松本清張 五百川』と入れて検索したら、当の“死の発送”といっしょに“渇いた配色”というタイトルも出現しました。うーん、どっちが先でどっちが改題後なのかはわからないけれど、その解説から中身はいっしょだと思います。
面白いとか面白くなかったとか、まあ松本清張の本に外れはないと思いますが、ただ“五百川”に惹かれて読んだことは確かです。まあ、それだけの話ですけれどね・・・。
最新の画像[もっと見る]
小説だったんですね。
しかし、自分の家の近くを、現場にされると、確かに、読みたくなりますね。
今日も、雨が降っております。
しかも、前日から、喉痛く、鼻水が出て、風邪のようです。
私は、今日と明日は、休養ですね。
KOJIさんとピナ男さんの、いわき走行は、晴れれば良いですね~
ENDLESS HIDE
風がないともっと良いのですが。
野馬追いの里ツーリング、うまくいけば馬さんが
浜辺を疾駆する姿が撮れるかもしれません。
距離は約90km、よろしくお願いいたします。
残念ながら今日は雨ですね。でもきょうの午後から明日は天気が回復しそうです。季節の境目はどうしても体調不良になりがちですよね。風邪早く治して走れるといいですね。“ピナ男さん”と早春の浜辺を走ってきます。ありがとうございます。
「何ぬかすっ!自分の車も洗わんヤツに何が分かるっ!」とは、これから会社へいこうという人には口が裂けても言えませんでした。咄嗟に口をついて出たのは「ん、綺麗にしてんだ・・・。」
でもね、さっきまでは明日は天気がいいって自分のことのように喜んでくれていたんです。
ということで、明日は家族みんなに応援されて楽しく遊んじゃいます。“ピナ男さん”お世話になります。
あせった~
そんな本あったんですね!
明日はピナ男さんと相馬すか?いいですね!
俺は娘の引越しでレンタトラックで群馬行って来ます。幌なんで風が心配です。
天気になるといですね浜のほう。
きょうは一日中風が吹き荒れていましたが、明日はいい日になるといいですね。早春の浜通りを“ピナ男さん”の案内で楽しんできます。
“ちゃりけんさん”どうぞお気をつけてご活躍ください。ご苦労様です。
・「野馬追い」ツーリングですか~、ブルベ600で通過しましたが、ただ通過しただけなのが「残念」です。 おおいに楽しんできてくださいね。
ありがとうございます。“野馬追いの里ツーリング”天気が良さそうなのでとても楽しみです。後日ご報告いたします。
私のところは 有名なところだから 小説の舞台にもなるし しょっちゅうTVに写っています
もうすぐ また 毎日朝から夕方まで中継されるのだから
家のすぐ近くではないけれど・・
殺人事件の舞台になったことは・・
検索してみたら 小説が2冊出てきたわ
リアルでは 殺人ではないけれど大事件の舞台にはなったこともあるわ
松本清張は 昔よく読んでいたけれど その題名には覚えがないです
死体発見現場をどうして“五百川駅”にしたのか、作家の松本清張氏に聞いてみたいところです。まあ強いていうならば、“TOSSYさん”のお住まいになっているところのように広く皆さんがご存じのところだと、いい加減な現場の表現は出来ませんが、五百川なんていうローカルなところなら、地元の人しか知らないのですから、現地と小説の表現に多少違いがあっても多くの読者は違和感無く読めてしまうからということなのでしょうか。
松本清張といえば『点と線』『ゼロの焦点』が有名ですが、映画化された『砂の器』なども代表作ですよね。この『死の発送』または『渇いた配色』は五百川近辺に住む人たちのために書いたのかな。