2007年3月18日、JR東日本のダイヤ改正とともに、全車両(一部寝台車等を除く)が全面禁煙となりました。
季節はいよいよ春めいて来ましたが、愛煙家の皆様にはますます厳しい冬の時代がやってまいりました。たばこと縁を切ってまだ15ヶ月のわたくしといたしましましては、愛煙家の皆様の心中をご察し申し上げますとともに、誠にご同情にたえない次第であります。
会社の同僚からは「ほーら、こんなになる前にやめといて良かったべ!」なんて言われましたが、本当にここまで痛めつけられて駅の構内はもとより街の中や会社の中までも喫煙場所を求めてさまようようなミジメな事態に陥らずに済んだことは喜ぶべきことなのかもしれません。
楽しい電車旅行のはずが、禁断症状との格闘になり、駅のホームに設けられたガラス張りの喫煙所の中は発車時刻とニラメッコの人達で煙モウモウ状態、なんていうことになってしまうのかもしれません。子供を連れた母親に「ホラ、あのガラスの檻の中の人達を見なさい、あなたもタバコを吸ったりするとああなちゃうのよ!」なんて見せしめにされちゃったりするんでしょうか。(昔は映画の中で街角でタバコを吸うシーンなんてカッコ良かったのにな~。特に吸っていたタバコの火を消しもしないでポイ捨てするところなんてシビレたよ~)
でも負けるな愛煙家よ。あなたたちのおかげで葉タバコ生産農家の人々やタバコ産業に働く人々の生活がかろうじて維持できているのですから。そのような人達のために自分の健康を犠牲にすることもいとわない愛煙家の皆様の崇高な自己犠牲の精神は永く語り継がれていくことでしょうから。たぶん・・・。
まあ、わたしは今となっては関係ないんだけれどもね。(と言いながら、ほんの少し体が後ろにそっくり返っていくところがいやらしいと言えばいやらしいかな。愛煙家のみなさんゴメンナサイ)
主人公が世界でタバコを吸うところがなくなり、
亡くなった何年かごに博物館に「これが人類最後の喫煙者です」という看板がされた浴衣でタバコを吸う剥製になって飾られるんです。
トキの剥製のように
実際は愛煙家は無くならないと思います。わたしはかなり昔にやめましたけどね。
タバコを燻らせながら音楽を聴くなんていうのは一番好きでした。
わたしの会社では喫煙所を社内で一箇所にしてまったく隔離してしまうための喫煙スペースが完成いたしました。でも喫煙者のなかにはこれを機会にやめるという声もちらほら。強い習慣性を持つタバコを断ち切るためにはいいきっかけかもしれません。