きょうはとてもいい天気なのですが、気温はちっとも上がりません。
とりあえず自転車はお休みとして、午後になってから“ワイフ君”と買い物がてら、ぶらぶらとその辺をドライブしてきました。
ショッピングセンター付近から安達太良方面を見ると、青空は出ていますが安達太良は隠れたままなんです。安達太良が見えるならば何処へ行っても楽しくてしょうがないのですが、いったい何処へ行ったらいいんでしょう。
気の向くまま、ハンドルの向くまま、でも必然的に自分の家から遠ざかる方向へ行っちゃうんです。(当たり前か・・・)
車はわたしたちを乗せて『二本松の菊人形』でお馴染みの霞ケ城公園、通称お城山(二本松市)へと向かいました。安達太良側の展望台からも、相変わらず安達太良にかかる雲と、山裾の“岳グリーン牧場”の雪面だけしか見ることは出来ませんでした。
しかも気温は2℃、“ワイフ君”はすかざず車めがけて猛ダッシュ。そして次に車に連れて行かれたのは『智恵子の杜公園(二本松市)』でした。ここは“智恵子抄”で有名な詩人高村光太郎の妻智恵子のふるさと。“樹下の二人”のなかの『あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川。ここはあなたの生れたふるさと、あの小さな白壁の点点があなたのうちの酒庫。』という有名なフレーズは、この場所からの景色なんだそうです。
公園の階段を上がると展望台があります。ここからは阿武隈山系を一望することが出来ます。
(上の画像をクリックするとパノラマ写真がご覧いただけます。5枚の写真をつないであるのですが、つなぎ目が目立たないようにするのに少々苦労いたしました。)
左から口太山、白猪森、そして麓山(羽山)と日山(天王山)が重なって見えます、そして竜子山、鎌倉岳、移ケ岳などが見渡せます。ここに立つと「地球は丸いんだなあ。」というのが分かるかと思ったのですが・・・。
(2002.4月撮影)
この展望台のある鞍石山一帯が“智恵子の杜公園”として整備され、散策路には詩碑やブロンズ像や広場があり春には桜や新緑がとてもきれいなんです。が、今は冬、しかも今日はとても寒いんです。暖かくなったら自転車で来てみようと思いながら、車は智恵子の杜を後にしてさらに北へと向かうのでありました。
房総はそろそろ春の気配があちこちで見られる時期に入りますが、現状は一番寒い時期に入っています。
高村光太郎は房総でも非常になじみのある人物です。
ここには智恵子のいう“ほんとの空”がありますし、“阿多多羅山”と“光る阿武隈川”を見ることが出来ます。ただ今は“小さな白壁の点点”は無くこの公園を下ったところに、生家と智恵子記念館があります。
病んだ智恵子は療養先の房総の空にふるさとの空を重ねていたのでしょうか。
こんどはここから“ピナ男さん”のテリトリーの方まで足をのばしてみたいと思って見てきました。もちろん自転車で。
しかし、あのパノラマ写真、素晴らしいですね。全然繋ぎ目が分かりませんよ!さぞ御苦労されたのでしょうね。僕には出来マッセーン。素晴らしい写真、有り難うございました。日山、、、晴天の早朝登ってみたいです、もちろん富士山をFZ18で”狩り”に、です。
わたしは山登りをしません。それはクマやヘビがキライだからです。でもそれらが冬眠した今の時期は山も平気です。ということで思い立って日山へ登ったことがあります。ところが普段まったく運動をしなかったころでしたから、登り初めてすぐに、息があがってしまい、動悸は激しくなって死ぬのではないかと思ったぐらいです。
頂上に近づくと下ってくるご一行様とすれ違いました。
「富士山は見えましたか?」
と冗談半分でいいました。
「富士山は見えなかったけど、海が見えましたよ。」
そう、ここからは海が見えると先輩から聞いていて、いつか登ってやろうと思っていました。
頂上には立派な石の鳥居と覆いの中に小さな社があります。またしっかりした造りの展望台もあるんです。
そして、確かに海が見えたように記憶しています。そう、岩代のキャンプ場側から頂上まで約3.5キロ、往復で7キロです。“mattoshiさん”のFZ18に富士山を是非納めて見て下さい。