やっとというか、最初の予定から随分伸びてしまいましたが、
昨日、ヒョロナガが家を出て、東京へ行ってしまいました。
免許を取るのが予定より数日遅れた後、
ウチの家族内で蔓延していた風邪にヒョロナガもかかり、更に遅れ、
その後は、風邪気味の他の家族に釣られて、毎日ダラダラとゲームづくし・・・
何回も私に、
私 「いつになったら東京に行く準備するの!!

」 と叱られて、
やっと重い腰を上げて荷物の準備をして宅急便で送った。
それから今度は、東京までの交通費の準備だったけど、
イロイロ考えた結果、もうメンドクサクなっちゃって、
ヒョ 「俺、今回は普通列車で行く。」

私 「7時間かけて?!」

ヒョ 「7時間かけて!」
と言うコトで、
昨日の朝、ヒョロナガは私に近くの駅まで車で送られて出て行きました。
ウチの家族も、アッサリした物で、
「オレ、今日行くから。」というヒョロナガに、
オ 「あ、そう。」

コ 「おう、いってらっしゃい。」

主 「気をつけてナ。」
まるで、ちょっとそこら辺に旅行に行くような程度の挨拶でした。
駅について、その後スグにお仕事の私は、駅のホームまで見送ることも出来ず、
駅前でヒョロナガを降ろした。
ヒョ 「じゃっ、行って来るわ。夏頃にはまた会えるかもナ。」

などと、ニヤッとしながら、手を振って歩いて行った。
後ろから来る車にぼわれながら、バックミラーに写るヒョロナガの後姿を見送ったー
そのまま車に乗って職場に向かいながら、私は自分の目から出てくる涙に驚いていたー
昔、私が18で家を出て大阪に行く時、同じ様に私の母が見送ってくれた。
その時の私は、これから始まる新しい生活にワクワクしていたっけー
ホームまで見送りに来ていた母が、私の前ではニコニコしていたけど、
私が乗った新幹線が発車した後、ワンワン泣いていたー
というコトを後から知った。
私は、自分は大丈夫だと思っていた。
小さな頃から、ウチの子供達には言ってきた。
「あなた達は高校を卒業したら家を出るのよ。」とー
そう言って子供達を育ててきた。その為にイロイロ教えてきた。
私の子供が家を出て行くのは、私が望んだコトー
だから、子供が旅立つその日に、子供の輝かしい新しい第一歩の瞬間に、
喜ぶことはあっても、泣くことは絶対ない!とー
でも、なぜ涙が出てるんだろう?・・・
車を運転しながら、涙でくもる目を手でゴシゴシと拭いながら考えていたー
寂しい? 少し違う気がする。

じゃあナゼなのかな?
自分でもよく分からない気持ちを不思議に思いながら、
やっと着いた職場の駐車場で、暫くの間、ひとり静かに泣いていた私ですー
☆今頃になって、25年前の、あの時の母の気持ちが分かる気がした私ですー

そして、恐らくヒョロナガは、そんな私の複雑な気持ちなど思いもせず、
新しい生活に期待で胸いっぱいにして、ワクワクしながら電車に乗ったのでしょうー