先日、主人のところに不動産屋から新しい物件の案内が来ていた。
実は、以前の主人の仕事用倉庫の一件いらい、いくつかの不動産屋から案内が届くようになっている。
舅の倉庫のあの一件、結局ウヤムヤになってしまい、どうなったのかよく分からない。
恐らく、舅が姑の言い分に負けたのだろうと思われる。
だから、自宅に置いてあった資材道具も、少しずつ元の舅の倉庫に戻してはいるんだけど、
今後、またいつ、同じような事が起こらないとも分からないため、
出来れば、やっぱりウチはウチで倉庫を持っていたい。と思っている。
だから、今でも何か良い物件はないか?と、気にはかけていた。
そんなある日、主人が新しく届いた案内を見て、私に話しかけてきた。
主 「おい、これどうや?」
私 「うん?どれどれ?」
案内のチラシ中の1つに、なかなか条件の良い物が載っていた。
私 「ナニコレ!ちょっと、かなり良いんじゃない?」
主 「だろ? ウチからも近いし、今度一緒に見に行ってみるか。」
かなり惹かれた私と主人。
案内のチラシだけでは分かりにくいので、もっと詳しい情報をー と、その不動産屋のサイトで調べてみた。
その場所は、ウチからあまり遠くない。
敷地面積は、100㎡以上ある。
しかも二階建ての事務所も付いてる。
駐車場も2台以上止められるうえ、カーポート付き。
モチロン、大きな倉庫も付いている。
上下水道、ガス完備。
築年数はちょっと古いけど、でも仕事用として使うには十分だ。
そして何より、値段が安い!!
この地域なら、土地代だけでも、もっと高いんじゃないの?と思われる値段。
私 「これ、スッゴク条件良くない?」
主 「おう、この事務所の二階を俺の部屋にして・・・ムフフ」
何やら、想像してニタニタしている主人は放っといて、よーく物件の情報を調べていく私。
で、フト、下の方に小~さく書いてある文字に気がついた。
”心理的瑕疵あり”
ん? 心理的瑕疵?
私 「ねえ、この”心理的瑕疵”って何? なんて読むの?」
主 「うん?シンリテキエゴ?」
私 「シンリテキヒゴじゃない?」
主 「う~ん、わからん。」
と言うことで調べてみたー
”心理的瑕疵”は、(シンリテキカシ)と読む。
瑕疵(カシ)とは→(目に見えない不具合)の事だそうです。
不動産取引の場合の瑕疵は、例えば雨漏りやシロアリ被害など、
ちょっと見ただけでは気がつかない事や、住んでみなければわからない事などをいうそうです。
で、そんな瑕疵の中で、”心理的瑕疵”とは・・・
●火災による焼死者が出たことがある土地だったり・・・
●マンションの共用部分から飛び降り自殺した人がいたり・・・
●前所有者が居室内で首つり自殺があったり・・・
●売出中の家にて、以前一家惨殺事件があったり・・・
などなど、怖い出来事があった不動産物件だそうな・・・
私 「・・・・・・。」
主 「・・・・・・。」
物件の写真を見ながら私が言いました。
私 「この写真を見る限り、火事があったようには見えないよね?」
主 「個人宅じゃなくてどう見ても仕事用だから、一家惨殺も考えにくいよな?」
私 「建物自体が2階建てしかないから、飛び降りは無理があると思う。」
主 「うん。だとしたら、ありえるのは・・・」
私 「事業が上手くいかなくなっての、首吊り自殺・・・。」
ヒエ~~~~~~!! 噂には聞いていたけど、
こういう物件初めて見たよお~~~~~!!
私 「でも、こーゆー物件って、確か一度他の人の持ち物になったら、以後はこういった告知義務は無くなるんじゃなかったっけ?」
主 「だ・か・ら・、まだ今までに誰ひとりこの土地の購入者がいないってコトだよ。」
私 「つまり、何かしらの出来事があって、そのまま・・ってコトだよね・・・。」
主 「しかも、”現状渡し”って書いてあるな。」
私 「たぶん、この近所で聞いたら、理由はスグに分かりそうだね。」
主 「そうやな。だからこんなに安いんやな・・・」
思わず、物件の写真を見ながら、この建物のどこで亡くなったんだろう?
事務所の中か?カーポートの下か?なんて、イロイロ想像してしまったわ。
とっても魅力的な物件だけど、流石にコレは、ねえ~
主人なんて、「仕事で使うのに、縁起が良くないだろ。」と、あっさり却下。
いやあ~、でもコレ、ほんと~に良い物件なんだけどなあ~
ウチでもちょっと頑張れば、何とか購入できそうな金額だし、
”縁起が良くない”なんて、目に見えない事よりも、現実問題の方が大事だと思うんだけどなあ~。
主 「おまえ~、もしここで俺が仕事しとって、変なもの見えたり死んだりしたらどうするんや!」
私 「大丈夫、そういう時の為に、もしここ購入したら、高額の生命保険に入っとくわ。」
主 「おまえなあ~・・・・・」
おバカな夫婦のある日の会話でした。
実は、以前の主人の仕事用倉庫の一件いらい、いくつかの不動産屋から案内が届くようになっている。
舅の倉庫のあの一件、結局ウヤムヤになってしまい、どうなったのかよく分からない。
恐らく、舅が姑の言い分に負けたのだろうと思われる。
だから、自宅に置いてあった資材道具も、少しずつ元の舅の倉庫に戻してはいるんだけど、
今後、またいつ、同じような事が起こらないとも分からないため、
出来れば、やっぱりウチはウチで倉庫を持っていたい。と思っている。
だから、今でも何か良い物件はないか?と、気にはかけていた。
そんなある日、主人が新しく届いた案内を見て、私に話しかけてきた。
主 「おい、これどうや?」
私 「うん?どれどれ?」
案内のチラシ中の1つに、なかなか条件の良い物が載っていた。
私 「ナニコレ!ちょっと、かなり良いんじゃない?」
主 「だろ? ウチからも近いし、今度一緒に見に行ってみるか。」
かなり惹かれた私と主人。
案内のチラシだけでは分かりにくいので、もっと詳しい情報をー と、その不動産屋のサイトで調べてみた。
その場所は、ウチからあまり遠くない。
敷地面積は、100㎡以上ある。
しかも二階建ての事務所も付いてる。
駐車場も2台以上止められるうえ、カーポート付き。
モチロン、大きな倉庫も付いている。
上下水道、ガス完備。
築年数はちょっと古いけど、でも仕事用として使うには十分だ。
そして何より、値段が安い!!
この地域なら、土地代だけでも、もっと高いんじゃないの?と思われる値段。
私 「これ、スッゴク条件良くない?」
主 「おう、この事務所の二階を俺の部屋にして・・・ムフフ」
何やら、想像してニタニタしている主人は放っといて、よーく物件の情報を調べていく私。
で、フト、下の方に小~さく書いてある文字に気がついた。
”心理的瑕疵あり”
ん? 心理的瑕疵?
私 「ねえ、この”心理的瑕疵”って何? なんて読むの?」
主 「うん?シンリテキエゴ?」
私 「シンリテキヒゴじゃない?」
主 「う~ん、わからん。」
と言うことで調べてみたー
”心理的瑕疵”は、(シンリテキカシ)と読む。
瑕疵(カシ)とは→(目に見えない不具合)の事だそうです。
不動産取引の場合の瑕疵は、例えば雨漏りやシロアリ被害など、
ちょっと見ただけでは気がつかない事や、住んでみなければわからない事などをいうそうです。
で、そんな瑕疵の中で、”心理的瑕疵”とは・・・
●火災による焼死者が出たことがある土地だったり・・・
●マンションの共用部分から飛び降り自殺した人がいたり・・・
●前所有者が居室内で首つり自殺があったり・・・
●売出中の家にて、以前一家惨殺事件があったり・・・
などなど、怖い出来事があった不動産物件だそうな・・・
私 「・・・・・・。」
主 「・・・・・・。」
物件の写真を見ながら私が言いました。
私 「この写真を見る限り、火事があったようには見えないよね?」
主 「個人宅じゃなくてどう見ても仕事用だから、一家惨殺も考えにくいよな?」
私 「建物自体が2階建てしかないから、飛び降りは無理があると思う。」
主 「うん。だとしたら、ありえるのは・・・」
私 「事業が上手くいかなくなっての、首吊り自殺・・・。」
ヒエ~~~~~~!! 噂には聞いていたけど、
こういう物件初めて見たよお~~~~~!!
私 「でも、こーゆー物件って、確か一度他の人の持ち物になったら、以後はこういった告知義務は無くなるんじゃなかったっけ?」
主 「だ・か・ら・、まだ今までに誰ひとりこの土地の購入者がいないってコトだよ。」
私 「つまり、何かしらの出来事があって、そのまま・・ってコトだよね・・・。」
主 「しかも、”現状渡し”って書いてあるな。」
私 「たぶん、この近所で聞いたら、理由はスグに分かりそうだね。」
主 「そうやな。だからこんなに安いんやな・・・」
思わず、物件の写真を見ながら、この建物のどこで亡くなったんだろう?
事務所の中か?カーポートの下か?なんて、イロイロ想像してしまったわ。
とっても魅力的な物件だけど、流石にコレは、ねえ~
主人なんて、「仕事で使うのに、縁起が良くないだろ。」と、あっさり却下。
いやあ~、でもコレ、ほんと~に良い物件なんだけどなあ~
ウチでもちょっと頑張れば、何とか購入できそうな金額だし、
”縁起が良くない”なんて、目に見えない事よりも、現実問題の方が大事だと思うんだけどなあ~。
主 「おまえ~、もしここで俺が仕事しとって、変なもの見えたり死んだりしたらどうするんや!」
私 「大丈夫、そういう時の為に、もしここ購入したら、高額の生命保険に入っとくわ。」
主 「おまえなあ~・・・・・」
おバカな夫婦のある日の会話でした。