先日、知り合いのお見舞いに行ってきました。
もう10年以上会っていなかった人。
そして私に、とても大切なことを教えてくれた人ー
その人の事は、2008年02月18日の記事に書いています。
まずは、その時の記事を、もう一度読んでください。下の緑の文字をクリックしてください。
コチラ⇒ 『2008年02月18日の記事』
今回お見舞いに行ったのは、この記事の時の彼です。A家族とします。
実は5年ほど前にバッタリ外出先で会った時に、ご主人(Aさん)が喉頭癌で入院している。と聞きました。
その時はまだ、”あれほど体格も良い元気な人だから大丈夫だろう” と思っておりました。
なのでその時は詳しく聞かなかったんです。
でも先週、主人がコンビニでバッタリ、ここの奥さんと会いました。
その時、癌が再発して、また入院しているーと聞いてきたのです。
初めて癌だと聞いてから既に5年。
この間に、抗がん剤治療も含めて入退院を繰り返し、手術も3回目だとか・・・
子供たちが大きくなって、付き合いも途絶えて行ったけれど、
昔、家族ぐるみで付き合っていた頃は、
一緒にバーベキューに行ったり、釣りに行ったり、深夜まで飲んだり、楽しい思い出がいっぱいあります。
なので今度は、入院先などを詳しく聞いてきました。
数日後、主人はお見舞いに行きました。私は仕事があったので一緒には行けませんでした。
なので、その翌日、私一人でお見舞いに行きました。
彼にはどうしても伝えておきたい事があったからー
病室に入ると、Aさんはベットの上に胡坐をかいて下を向いて座って居ました。
彼の病気は舌癌。その手術をしたので、しゃべることが出来ません。
体格の良い、大きな体をしていた彼でしたが、驚くほど小さくなって居ましたー
横になっていても起きていても痛むそうで、見ていて痛々しかった・・・
十年以上ぶりの私との再会に彼はとても驚いていました。
言葉は喋れないけれど、聞こえない訳ではないので、彼は筆談で話します。
十年以上会ってなかったから、話すことはいくらでもありました。
昔の思い出話しー
付き合いが途絶えてから今までの十数年の話しー
そして何より、私が彼に言いたかった事ー
私 「私ね、あなたに言われたことで、今でも忘れられない事があるよ。」
彼 ”なに?”
私 「昔、ウチでカレーを作って食べた時、今はいらない。って言った子供達に対して、あなたが言った言葉。」
彼 ”なに言ったっけ?”
私 「食べられる時には食べろ!って言ったんだよ。
人間いつ何が起こるか分からない。その時生き残れるかどうかはその人の運と体力次第だ。
だからたとえお腹が空いていなくても食べられる時には食べるんだ!って」
彼 ”そんな事言ったっけ?”
私 「あなたにとっては何気ない言葉だったかもしれない。でも私はあの時の言葉に物凄く衝撃を受けたよ。
あれ以来私、あ~食欲ないなあ~って思う度に、アナタの言葉が頭に浮かんで、”食べなきゃ!”って思える。
本当に感謝してるんだよ。ありがとう。」
彼 ”それほどたいした事じゃないよ”
彼、少し照れくさそうにしてた。
私 「それとね、実は私ブログ書いててね、あの時のあなたの言葉を記事にしたの。で、その時のブログ仲間も凄く感動してくれたよ。
だから、あなたの言葉は私だけじゃなくて、沢山の人に伝わってる。」
彼、涙ぐんでました。
そして、沢山沢山話しました。
途中、看護師さんが何回か病室に入ってきたので、
私 「ああ、ごめんなさい。私、帰りましょうか?」
看 「あら、いいですよ。こんなに楽しそうなAさんの顔、初めて見ました。もっとお話ししててください。」
と言う事で、お言葉に甘えて、結局1時間半くらい喋っていました。
お見舞いに行って、こんな長時間喋っているなんて非常識ですよねえ~。
でも、彼が少しでも楽しい気持ちになってくれればとー
それと、なんだか今話さなければ!って言う気がしてー
☆ 沢山喋って、沢山笑って、少しでもAさんが元気になってくれたなら良いなー
もう10年以上会っていなかった人。
そして私に、とても大切なことを教えてくれた人ー
その人の事は、2008年02月18日の記事に書いています。
まずは、その時の記事を、もう一度読んでください。下の緑の文字をクリックしてください。
コチラ⇒ 『2008年02月18日の記事』
今回お見舞いに行ったのは、この記事の時の彼です。A家族とします。
実は5年ほど前にバッタリ外出先で会った時に、ご主人(Aさん)が喉頭癌で入院している。と聞きました。
その時はまだ、”あれほど体格も良い元気な人だから大丈夫だろう” と思っておりました。
なのでその時は詳しく聞かなかったんです。
でも先週、主人がコンビニでバッタリ、ここの奥さんと会いました。
その時、癌が再発して、また入院しているーと聞いてきたのです。
初めて癌だと聞いてから既に5年。
この間に、抗がん剤治療も含めて入退院を繰り返し、手術も3回目だとか・・・
子供たちが大きくなって、付き合いも途絶えて行ったけれど、
昔、家族ぐるみで付き合っていた頃は、
一緒にバーベキューに行ったり、釣りに行ったり、深夜まで飲んだり、楽しい思い出がいっぱいあります。
なので今度は、入院先などを詳しく聞いてきました。
数日後、主人はお見舞いに行きました。私は仕事があったので一緒には行けませんでした。
なので、その翌日、私一人でお見舞いに行きました。
彼にはどうしても伝えておきたい事があったからー
病室に入ると、Aさんはベットの上に胡坐をかいて下を向いて座って居ました。
彼の病気は舌癌。その手術をしたので、しゃべることが出来ません。
体格の良い、大きな体をしていた彼でしたが、驚くほど小さくなって居ましたー
横になっていても起きていても痛むそうで、見ていて痛々しかった・・・
十年以上ぶりの私との再会に彼はとても驚いていました。
言葉は喋れないけれど、聞こえない訳ではないので、彼は筆談で話します。
十年以上会ってなかったから、話すことはいくらでもありました。
昔の思い出話しー
付き合いが途絶えてから今までの十数年の話しー
そして何より、私が彼に言いたかった事ー
私 「私ね、あなたに言われたことで、今でも忘れられない事があるよ。」
彼 ”なに?”
私 「昔、ウチでカレーを作って食べた時、今はいらない。って言った子供達に対して、あなたが言った言葉。」
彼 ”なに言ったっけ?”
私 「食べられる時には食べろ!って言ったんだよ。
人間いつ何が起こるか分からない。その時生き残れるかどうかはその人の運と体力次第だ。
だからたとえお腹が空いていなくても食べられる時には食べるんだ!って」
彼 ”そんな事言ったっけ?”
私 「あなたにとっては何気ない言葉だったかもしれない。でも私はあの時の言葉に物凄く衝撃を受けたよ。
あれ以来私、あ~食欲ないなあ~って思う度に、アナタの言葉が頭に浮かんで、”食べなきゃ!”って思える。
本当に感謝してるんだよ。ありがとう。」
彼 ”それほどたいした事じゃないよ”
彼、少し照れくさそうにしてた。
私 「それとね、実は私ブログ書いててね、あの時のあなたの言葉を記事にしたの。で、その時のブログ仲間も凄く感動してくれたよ。
だから、あなたの言葉は私だけじゃなくて、沢山の人に伝わってる。」
彼、涙ぐんでました。
そして、沢山沢山話しました。
途中、看護師さんが何回か病室に入ってきたので、
私 「ああ、ごめんなさい。私、帰りましょうか?」
看 「あら、いいですよ。こんなに楽しそうなAさんの顔、初めて見ました。もっとお話ししててください。」
と言う事で、お言葉に甘えて、結局1時間半くらい喋っていました。
お見舞いに行って、こんな長時間喋っているなんて非常識ですよねえ~。
でも、彼が少しでも楽しい気持ちになってくれればとー
それと、なんだか今話さなければ!って言う気がしてー
☆ 沢山喋って、沢山笑って、少しでもAさんが元気になってくれたなら良いなー