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おいしくって嬉しい優しい気持ちになるようなお菓子を作りたい。
そんなわたしのお菓子の記録です。

抱きしめる

2025年01月29日 06時12分11秒 | 日記
日曜日
激しく嘔吐を繰り返し、脱水状態になったみたいと連絡してきた息子、
39度の熱も出てると連絡をよこした後、こちらから連絡しても返信がない。
『寝てるの? 倒れているの? 生きているの?』
とても心配になって不安になって、居た堪れなくなる。
変われるなら代わりになってあげたい、その悪いもの全部自分にと強く思う。

赤ちゃん時代から、高熱が出たら4日は続くし、
嘔吐すれば4日もずっと嘔吐をくり返して脱水状態になるし、
高熱が出るとせん妄状態でどこかに飛び出して行きそうになる息子で、
そんな時、ずっと抱っこして体をさすって看病していたから
激しく症状を出す性質の息子だから、
心配でたまらなかった。

もう、生きていてくれるだけで良い。
自分のアレやこれやの望みや願いが、なんて傲慢なんだろうと思い恥じて
生きていてくれればそれだけで良いと思った。

連絡が返ってきた時は、生きてて良かったと
あー良かった、幸せだ、と深く思った。

その日はBDケーキのご依頼もあったから時間に余裕をもって準備を始めたのに、
明け方4時になったら急に身体がガクンと重くなって、ダメだと思ったので
少し横になろうと布団に入った。
深く眠りに入る感覚があって
そして夢を見た。
息子が出てきて、私は、大丈夫?と声をかけて、息子を思い切り抱きしめた。

目が覚めて、まだ寝ていたかったけど、夢の続きを見たかったけれど
仕事の準備を再開させた。
寝てしまったので開店時間を遅らせてオープンして、
雪かきして
BDケーキ作って、なんとか一日こなすことが出来た。

息子から熱も下がって食事もできるようになって回復しましたと連絡をもらい、
大人になったから、子供時代のような酷い状態や高熱のせん妄症状もなく
順調に回復しているようで、

『お前は心配しすぎなんだよ』と父の声を聞きながら、
だって、心配するよ。心配するの当たり前じゃない。
と脳内で一人ごち、父と会話する。


いろんな望みや願いはたくさんあるけれど、
生きていてくれるだけで、
十分幸せ。

毎日幸せ。







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