食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『夢追人、射撃教習と試験』

2013年07月03日 17時09分00秒 | 趣味

実技試験は米子の法勝寺にある射撃場で射撃指導員のもとで行われる。

この試験の為に、銃の仮所持許可証が発行されたのだ。試験の前日までに散弾

を百発、購入しておかなければならない。弹を買うのにも購入許可証が必要で、使

用目的や必要事項を記載し警察署に出向き申請する。兎に角、お役所仕事で申

請の日と許可の下りる日は別でしかも平日ときているから時間を都合するのに苦労

する。実技講習の午前は分解組立てや扱い方で簡単だった。他人に銃口を向けな

いことは絶対条件で何があっても守らなければならない。銃を持ち誰かに声をかけ

られて振り向くと銃口が人に向かつてしまうので銃は必要時以外、地面か上を向け

ておく。

一緒に受験していた年配の爺さん指導員が何度も『人に銃口を向けないように』と注

意するが、散漫なのか性格的にいい加減なのか分からないが効き目がなく、注意され

舌が乾かない内に向けてしまう。

遂に指導員も業を煮やして『xxさん、試験は不合格ですから帰宅して下さい』と宣告

してしまった。これは当たり前の処置で、もしも弾倉に弾が入っており、そんなことにな

ったら事故になって『済みません』では済まない。

午後から実際に鉄砲を撃つ射撃教習に入る。説明を受け指導されながら実弹を発射

する。銃床を頰にしっかリ当てて、両目で照準を見つめ、発射時にも目を開けて見て

おく。誰もがこうした時、片目をつむって照準をみるが人には効き目というのがあり、必

ず右とか決まっていない。目の前30センチの所に指を出し、片目ずつで見てみると指

の見える位置が変わって見える。両目で見た位置に見える方が効き目。もし片目で見

た目が効き目でなかったら、物の正しい位置確認が出来ないことになる。

鉄砲の打ち方について細かい注意を聞きやってみる。

引金に指を入れ軽く引く。

バーンと大きな音がし硝煙の臭いがパッと走る。衝擊は肩よりも頬の方が強く感じる。頰

と銃床に隙間が開くとガッンと衝撃がきてとても痛いし、何度かすると頬が腫れてしまう、

それだけ大きな衝撃がある。撃った瞬間に銃身が上方向に向かうためだ。

実際に的となる皿を撃つクレー射撃が最終試験になる。試験は25発使うので残りの75発

は練習で使う。クレー射撃にはトラップとスキートの二種類あり、ここではスキートで練習し

た。スキートは皿の出る場所、飛ぶ方向は一定しているが撃台を移動するので撃つ角度

が変わってくる。また銃は腰の所に持っておき皿が出てから構えて撃つ。

一方、トラップは中心の撃台に立ち発射体制で構える。

皿は足先から皿が飛び出し、皿はどんな方向にどんな角度で飛ぶのか決まっていない。

『ハーッ』と合図すると皿が出るのでそれを狙って撃つ。

いよいよ、試験になった。撃台に立ち、皿を待つ、出た!バーン。

試験は25枚の内、僅か3枚当てればいいのに大変に難しい。2枚までは簡単に取れたの

合格までのあと1枚が遠く感じた。結局、5枚の成績で合格し正式に銃の所持が許可さ

れた。


『崇高な公務員は潰される』

2013年07月03日 17時06分16秒 | 日記

国を運営していく、統治していく、そのために尽力を尽くすのが公務員である。国家

は一般の人から税を徴収し公共的な事業に使用し、可能な限り平等な生活が出来る

よう偏りの少ない運営をしていかなければならない。

公務員と言えども生活面では一般の人と変わりなく、感覚に大きなずれはないように

思えるが、どうもそれは間違っているようだ。

仕事は公なのに所属は公かも知れないが私に近い、つまり公務員とは名ばかり、所

属も例えば市役所という名ばかりの公で、実際には所属した市役所のある狭い部署の

利益代表のような存在になってしまい、結局は超狭の公務員、限りなく私に近いことに

なってしまっているのではなかろうか。禅問答のようなことになってしまったが、今日の

新聞記事に『復興予算1千億円,国に返還を要請』とあった。一義的にはこんな予算を

作った政府に責任があるには違いない。政府と言っても日本最高学府を卒業され入

省された皆々様もご一緒に立案されたのだから、間違いはなさそうと思うのが大間違い

だった。使途の厳格化の徹底の結果のことだそうだ。予算は税金だから官僚どもは一

時的に預かっているだけだから自分のお金より厳格にやっているはずなのに、そうで

はなかった。もうこの時点で公の資格は喪失している。

家でもこんなことをやっているのかな。例えばこのお金は家を建てるためのものだから

貯金しておこうと貯めていたものを、『外国に行って夢のある家の視察をしてみよう』と

用するのだろうか。

復興のためと1兆5千億円ものお金を復興とは関連の薄い所にチョロまかして使ってい

のだ。都道府県の職員も公だ。そうした予算を平気で自分たちのテリトリーのことに使

神経が公ではなくなっている。

推察するところ、高潔な公務員がそうしたことは『おかしい』と口にすると公の仲間から総

スカンを喰い、その組織の中ではやっていけなくなるシステムが出来上がっているから、

国から地方公務員まで平気で猫ババ状態になれるのだ。

馬鹿にも程あるというが、程のない馬鹿な説明がある。

『震災後の住宅需要を見込み林道整備、森林整備加速化・林業再生事業などに予算

配分していた』住宅需要で木材が要るから林道を整備する・・・こんな理由をつけて林道

を整備して何をしたいのか。

東北の方々は木材不足で復興住宅が建てられないからか?

これでも日本の公務員はましな方らしい。お隣り中国の足元にも及ばないらしいがそれ

で喜んでいいのか複雑だ。


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