新聞かTVで報道をされたものの正式版または速報のつもりか知らないが、自治会
の回覧で原発シビア事故の際の逃げるルートと場所が簡単に示されていた。全体像
の関連する一部を抜き取ったもののようだったが、馬鹿らしくてチラ見しただけ。
私は新聞、TVで、この件に関することは接していない。
ナチスの強制収容より少しいいのは行先が書いてあったこと、確か庄原市の何とか
工業団地ではなかったか・・・・・まさかここで強制的に作業をさせられるのでは
なかろうな。こんな時期にこの種の情報を周知させることの意味は何だろうか。
原発の動向はどのようになるのか決まっていないのに、と思うのは原発を過信しす
ぎている人。原発には原子炉に格納されている核燃料、行先の決まっていない使用
済みの核燃料が腐るほど保管されているから、冷却不能の事態を迎えたら福島と同
じような道をたどることになる。
関係部署の思惑は、再稼働は事実上決定しており懸案であった逃げ場を住民に知ら
せておかないと何かあったら混乱し大変なことになる・・・だろうか。
いずれにしても、『避難場所』を決めておくということは、原発で重大事故になる
ことを想定したものだから、前提として原発は絶対に安全ではないとイコールでは
ないか。原発は決して危ないものではないし、安全確保には万全の対策が取られて
おり、こうした措置は万が一の、万が一の、万が一のためとおっしゃりたいようだ。
何度でも言う。福島原発の故障原因が分からないのに『新安全基準』を作り、それ
に沿って安全可否を審査するという。こんないい加減なもので可否を決められ、も
し重大事故にでもなったら、泣くのはまた多くの庶民だ。