例え、猟期であっても今の私の銃所持の目的は『射撃』だけの為、狩猟免許を取り
猟期が来ないと狩猟は出来ない。仮に狩猟免許が何年も取れないとなると所持目
的の『射撃』の実績がないと、目的とは違う理由で銃を所持していることになり、場
合によっては所持許可の取り消しになってしまう。つまり、射場に行って射撃をした
り、射撃大会に出場するなど実際に射撃をしたなど証明する必要がある。それでは
数年に一度の射撃の場合、銃所持目的の『射撃』に該当するのか、1年に1回ならど
うかなど具体的なことがどのようになっているのか、よく分からない。
狩猟の為に射撃の練習をしておかなければならないので、撃場に通った。海潮温泉
(うしお)のある大東町に山王寺(さんのじ)という射場があり、Tさん、Yさんとでかけた。
Tさんは射撃が上手く 25発中、大体20枚以上は当てていた、Yさんは波があり20いく
こともあれば14~5ということもあった。私は、多くて17枚くらいで、やはり14~5のあた
りをウロウロしていた。射撃に使用する銃は狩猟用とは異なる。トラップかスキートによ
っても異なり値段はピンからキリまである。私はスキート用に近い狩猟用の銃で彼らは
射撃用のトラップ銃を持っていた。
散弾は号数によって一粒の大きさが異なり号数が大きくなるに従って粒が小さくなるの
で弹数は多くなる。普通、兎猟で使用する五号は三百〜四百粒はある。雪の降った日、
新聞紙数枚を山肌に貼り30~40mくらい離れて鉄砲を撃ってみた。新聞紙には散弾
が50cm位の広さに散らばって当たっていた。真ん丸ではなくいびつな楕円のような形、
。だから実際に、射場で撃っても当たらないことは、ここでの実験結果が示していた。
標的を狙い照準が標的を越したら発射するのが理屈である。実際はこれに弹の飛ぶ
速度、標的の飛ぶ速度があり交叉しなければ当たらないことになる。しかし、照準が皿
を追い越したなどと認識出来はしないから、ここの鍛錬の円熟度が射撃の腕前の差と
なっているのだ。
トラップで大本、3ラウンドから4ラウンドやって1万円ちょっとかかるので随分高い遊びに
つく。ゴルフに出かけプレーして帰って来るのと大体同じくらいの費用だから、家庭の経
済状況を考えると月1回か多くて2回しか行くことはできなかったが、射撃の時はスカッと
した。