食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

ブログタイトル一覧 7/1--->8/31

2013年11月12日 18時52分25秒 | その他

ブログタイトル一覧表 2013.07.01--。10.31 1/2

<colgroup> <col width="73" /> <col width="278" /> <col width="6" /> <col width="77" /> <col width="340" /></colgroup>
         
2013.07.01 『夢追人、第二章 狩猟』   2013.08.01 『夢追人、銀山遠征こぼれ話』
7.02 『無意味な参院選』     『電子ブックについて』
  夢追人、銃砲刀剣類所持等取締法の克服』   8.02 『夢追人、自然保護』
7.03 『夢追人、射撃教習と試験』     『草刈り、草取りの日々』
  『崇高な公務員は潰される』   8.03 『夢追人、狩猟の舞台裏』
7.04 『夢追人、射撃教習と試験Ⅱ』     『雑想考、社会保障』
  『音楽ソフトに頼りつつ』   8.04 『夢追人、心変わり』
7.05 『夢追人、狩猟免許への挑戦』     『軽トラック市、雨たたる』
  『病院の散髪屋さん』   8.05 『夢追人、アマチュァ無線』
7.06 『夢追人、初猟』     『冷、現代版優れものと古ながらのもの』
  『沈黙の臓器』   8.06 『夢追人、あふりか、アフリカ、Africa残酷物語Ⅰ』
7.07 『ノートPCをSSDに装換Ⅰ』     『三枚舌、日本の核政策』
7.08 『ノートPCをSSDに装換Ⅱ』   8.07 『夢追人、あふりか、アフリカ、Africa残酷物語Ⅱ』
  『夢追人、鴨3発3中』     <form action="/admin/deleteentry" method="post">『今年のカブトムシ、クワガタ』</form>
7.09 『夢追人、兎猟Ⅰ』   8.08 『夢追人、哀愁のQSL Ⅰ』
  『ノートPCをSSDに装換Ⅲ』     『遅すぎる国、汚染水対策』
7.10 『夢追人、兎猟Ⅱ』   8.09 『夢追人、哀愁のQSLⅡ』
  『Windows8.1-->8に戻す』     『緊急地震速報の誤報』
7.11 『夢追人、猟犬』   8.10 『夢追人、DXCCは誰?』
  『眠れない夜』     『墓掃除』
7.12 『夢追人、猟犬Ⅱ』   8.11 『夢追人、あとがき』
  『二重苦・三重苦の原発被害地』     『マダニ騒動』
7.13 『夢追人、パピーの蝮 (マムシ)騒動』   8.12 『夢追人の掲載を終えて』
  『野生カブトムシ激写』     『盆前なのに稲刈り』
7.14 『夢追人、犬の捜索願いⅠ』   8.13 『盆入り』
  『スイカの初収獲』   8.14 『雑想考、止まらない疑問、PCとの闘い』
  ブログジャンル分け     『真夏に蕎麦の種まき』
7.15 『暇人、デスクトップのカバー外す』   8.15 『田舎の花火大会』
  『夢追人、犬の捜索願いⅡ』     『雑想考、Face Book いいね』
7.16 『夢追人、別れ』   8.16 『雑想考、関心外終戦記念日』
  『弱肉強食』     『草刈りと彼岸花』
7.17 『夢追人、マミ掘りⅠ』   8.17 『雑想考、憲法改正議論』
  『PC改装中』     『不覚、熱中症』
7.18 『夢追人、マミ掘りⅡ』   8.18 『雑想考、世界陸上』
  『7200RPM HDDに装換』     『暑気払い』
7.19 『夢追人、初めて見た猪Ⅰ』   8.19 『術後はフルーツ晩酌』
  『HDD接続の謎』   8.20 『雑想考、自治体も核金汚染』
7.21 『夢追人、初めて見た猪Ⅱ』   8.21 『雑想考、集積回路昔話』
  『夏祭り、狸は収穫祭』     『カブトムシの木、枯れる』
7.22 『夢追人、猪、射手を選ばずⅠ』   8.22 『雑想考、何故はだしのゲン?』
  『HDD接続の謎Ⅱ』     『蒸す暑さと蝮』
7.23 『厚顔無恥の東にある電力会社』   8.23 『恵みの雨』
  『夢追人、猪、射手を選ばずⅡ』   8.24 『雑想考、コンパクトシティー』
7.24 『夢追人、猪、射手を選ばずⅢ』   8.25 『雑想考、ジニ係数』
  『割引と長期契約』     『多少の涼風』
7.25 『夢追人、失矢Ⅰ』   8.26 『雑想考、マナー』
  『暑い毎日、山は涼し』     『造影剤CT検査』
7.26 『Happy birthday 』   8.27 『やはり、寝返った松江市教育委員会』
  『夢追人、失矢Ⅱ』   8.28 『雑想考、悪ふざけ投稿』
7.27 『夢追人、山石見銀山への遠征Ⅰ』)     沢ガニ
  『雑想論、国家』   8.29 『雑想考、がんサロン』
7.28 『夢追人、石見銀山への遠征Ⅱ』     『鳩に食われた蕎麦の種』
  『雑想論、マスコミ報道』   8.30 『汚染水漏れ、国際原子力事象評価尺度レベル3』
7.29 『夢追人、石見銀山への遠征Ⅲ』     『久々の雨』
  『西瓜の出来栄え、丙』   8.31 『雑想考、どさくさ予算』
  『原発事故時の逃げ場が決められた』     『冬野菜の準備』
7.30 『夢追人、命中確率2/3』      
  『雑想考、災害復旧』      
7.31 『夢追人、クロの死』      

『回想旅行記、カンツォーネの夜』

2013年11月12日 17時43分47秒 | 旅行

ローマ着後の夕食はカンツォーネを聞きながらの食事。レストラン出かけていくと1台の

ローランドが置かれた小さな舞台の横に白い洗い立てのテーブルクロスが掛けられたテ

ーブルが並べられている。ワインなど嗜みながら少し食が進んだ頃、役者がギターを持

って現れ、相棒はローランドの前に座った。粋な格好をした体格のいい歌手?はリクエス

トは後で受けると、持ち歌を数曲披露する。私たちは食事をしながら聞く訳だが、日本人

の気質として他人に歌を歌わせながらこちらは、舌鼓はどうも合わない気がする。日本人

というより私のような庶民は・・・と言った方が正しいのか知れない。

男性歌手が歌い終えると綺麗なお嬢さんが如何にもイタリア風の衣装を着て、美声を披

してくれる。ソプラノとまではいかない高い声で、演歌歌手のこぶしを回すが如く、負け

まいとビブラートを効かせる。お腹はいい具合、ワインも回りいよいよリクエストタイムになる

と、似たような年の人からはジリオラ・チンチエッティー、ボビー・ソロなどカンツォーネで活

躍した人の曲名が上がる。

そこは本場の人だからお手の物、ほとんどの人が知っているから手拍子を取ながら曲に

加する。イタリアは有名なオペラやクラシック曲の歌手を世に送り出している国柄、裾

野にこうした大衆相手の歌手や子供たちの層など根底にも歌が浸透しているのだろうか。

こうして盛り上がっていると、いきなりチャールトン・ヘストン主演映画ベン・ハーに出てく

るような、ローマ戦士の姿をした人が出て来て何事かと思えば、一緒に記念写真を撮って

もらう商売人だった。折角のお出ましだから愚痴を言う者もおらず、ご機嫌でフレームに

納まる。私たちは『カンツォーネを聞きながらの夕べ』と題したOPツアーでこのレストランに

やって来た。所謂、有料のショー付きの食事となる。ところが、私たちのグループから少し

離れた所にイタリア人のグループがやって来て、食事を食べながら談笑していた。明らか

にショー付きの食事と違うがショーの値段は払っていないに違いない。私たちも、こん

な事で文句を言うつもりはが、こんなところにもイタリア人は何事にもこだわらない大

らかな性格をしているようだ。


『プリンターインク論争』

2013年11月12日 17時41分36秒 | 日記

ワープロが世に出て活字を印刷することが家庭で出来るようになった頃のプリンターは

感熱紙が主流。会社や業務用ではドットプリンターと呼ばれるインクリボンを使ったもの

で、複数枚の伝票などでカーボン式になっていても印刷できた。

ドットの組み合わせで文字を形成するから当初のものは、漢字を印刷できなかった。コン

ピューターがアメリカ主導の時代でタイプライターの高機能版がプリンターで通っていた

が、日本では漢字ニーズを避けて通れなかったから漢字ドットプリンターの出現となった。

さて家庭では感熱式だから様々な不便はあるがインクリボンは不要、ランニングコストは

安かった。近年はインクジェットでしかもカラーが当然、ごく当たり前の要件として綺麗で

速い印刷が上げられる。技術開発は進みコスト低減はそれより進み、市場価格で2万円

も出せば高級クラスのものが買えるようになった。ところがメーカーの戦略はプリンターを

安く販売して、後は黙っていても儲かる消耗品で稼ごうと言う魂胆が見え見えになってい

ると口コミ論争がある。キャノンは無駄なクリーニングで高価なインクをジャブジャブと消耗

させユーザーに無駄な負担を強いているからキャノンの製品は2度と買わない。否、キャノ

ンだけではない、エプソンもインクエコの機能をつけてユーザーに喜ばれていたが、それ

では儲けが少ないからその機能を取り外してしまった。背に腹は代えられないからで、何

処のメーカーも似たりよったりだ。メーカー擁護派の意見も飛び交いたかがインク、されど

インクで賑やかなこと。口コミの真偽は分からないが昔と比べれば消耗スピードは速くなっ

たように思う。我が家でも使用済みのカートリッジが山のようにある。

メーカーの作戦と裏腹にリサイクルインクや互換インクなるものが幅を効かせ、余りにも高

価な純正品は使われなくなっている。私もリサイクルの利用者。

リサイクルが無い頃、互換インクを使ってみたがヘッドの詰まりになる確率が高く、私自身

の判定ではペケ。印刷の品質に遜色はないものが安く販売され純正を押しのけようとして

いる。プリンター・メーカーに告ぐ、戦略焼き直しの考えはないか?


『回想旅行記、いざローマへ』

2013年11月11日 17時51分34秒 | 旅行

フィレンツェから最終地ローマへは約300kmのバスの旅。何れも主要都市だから道路は

整備されており、自動車道を渋滞もなく走っていく。長閑な田舎町が続き車窓からも興

味を引くような景色も見えてこない。眺めるものはないし、することもないから居眠りとトイ

レ休憩の繰り返しで折角の海外旅行なのに、これでは勿体ないと思う。

途中のドライブインでお土産購入タイムが設定されており、良さそうなものを品定めの結

果、可愛いビンに入ったキャンティーワイン、乾燥ポルチーニ茸、からすみを購入した。

ところで、これまでも沢山のドライブインに立ち寄ってきて、いつも不思議だったのは大き

な塊にカビの生えたものが何本も吊り下げられていたものが何なのか?

素知らぬ顔をしていたが気にはなっていた。後になってあれが生ハムの原木であること

を知る。日本では見ることなどないし、勿論のこと相当の専門店でなければ扱っていなか

ったと思われる。緑色混じりの汚い色をしているから食べ物だとは思いもしなかったが、

豚の大腿部をそのまま生ハムにしたものだった。

生ハムの原木はしなやかに曲がるナイフで削ぎながら切り取って食す。表面のカビで汚

れている部分や表面近くの脂は臭いがあるから切り捨てる。表面から1cm近く下にある赤

身と脂の混じった部分が塩気の効いた、美味しい生ハムの部分になる。

どこかで食べたパンチェッタがお気に入りになったのでドライブインに寄った時、小さい包

みのものを買い少しずつ食べていた。脂身ばかりのようなものだったが私には美味しく食

べられた。ハム類は税関を通らないから持ち帰ることはできない。そうとは知らないで買っ

て食べていたが半分くらい残ってしまい機内食にもしていた。帰国時の税関書類でハムは

ダメと知り関空着後すぐにゴミ箱行きとなった。この時の荷物検査は結構入念にあったから、

もし持っていたら没収の憂き目に遭っただろう。ローマに近づくと大都市だから渋滞が始ま

る。流石にローマは古代からの街だからいたる所に遺跡があり、道路工事などを始める時に

は、遺跡保存のための工事が先行してから施工する。

ローマは遺跡の上に新しい土壌が堆積した上に今の都市があるから、何処かを掘り返せば

必ずと言ってほどの確率で元の街が出てくる。その点、ここの都市開発は他の都市のそれと

は工事の仕方が大きく異なっている。私たちのバスが市内の幹線道路を走る道すがら、道路

工事に伴う大規模の発掘現場か保存現場なるものを見ることができた。

市内には沢山の見どころがあるからガイドさんの説明も忙しくなり、私たちも右を見たり左を見

たり、居眠りの暇はなくなった。それにしてもイタリア人は開放的と言うのか無頓着と言うのか、

駐車するにしても適当に止めているから、渋滞に拍車をかけていた。幹線でも遭遇するが裏

道になると、いい加減さは拍車がかかる。

大都会ローマと言えど、照明は全体に暗いから繁華街から離れた所にあるホテルの周りはもっ

と暗く感じた。


『ビデオ編集』

2013年11月11日 17時50分05秒 | 日記

先日、出席した姪の結婚披露宴のビデオは約2時間半ほど撮られており、思い返してみ

れば自席にいたのは極僅かだった。撮影に長けているのではないし、頼まれた訳でもな

いのに撮り始めたら、美味しいご馳走にも目をくれず、知らない出席者ばかりの会場を徘

徊していた。いつものパターンだと、撮影した動画の処理は後回しになり原本のまま保存

され、ダイジェスト版になるのは運のいいものだけだ。しかし今回は姪の為、頑張ってビデ

オ編集をすることにして、始めようとすると肝心のAPPをセットアップしていなかったから、

一からの仕切り直しとなった。

常時使うものではないから操作に慣れていないし、用語も分からないから編集をするにし

ても基本的な機能を使ってやらざるを得ない。それでも昔とった杵柄、何とか思い出しな

がら操作してみて、どうにか場面をつなぎ合わせて1本に纏め上げた。しかしこれだけで

は余り面白くないので、タイトルをつけ直したり、画像が反転したりハレーションのように変

化したりする効果を加えてみると、先ほどよりもずっと良くなった。

実際の大型画面で観るためにDVDに書き込もうとするが、映像はとても4.7GBで納まるも

のではなく、半分ずつに分割してみた。ところが書き込みから5分ほどしてから書込み領

域不足と訳の分からないエラーで停止する。

書込みに使用しているのはDVD-Rだからこれで1枚パー。何かの間違いだろうからと、再

起動して再び書込み開始・・・・結果は同じこと。以前と変わらない方法であることは間違

いないと思いつつ、もう1回トライする。よく考えてみればWin8の時までは確実に使用でき

ていたが8.1にしてから実績

はないことに気付いた。そこでWin7で動かしているノートPCで同じ処理をすると正常に動

き無事DVDの完成となった。ビデオ編集ソフトCyber Power Director のVerは8と古いから

Win8.1ではサポートされないようだ。

姪たちに送ってやる映像や動画はメディアに落とし込んでしまえば、一々紙にしなくても

いいが我が家では一部紙にして欲しいとリクエストがありプリントを始める。今まで何事も

なかったプリンターが『修理に出せ』とストライキ、電源オフオン、内部のチェックなど手を

尽くすがgive up。修理すれば1万単位の費用はかかりそうだから修理を諦めて価格.com

と相談。我が家の家電は今の時期、天中殺を迎えているのかもしれない。

 


『回想旅行記、フィレンツェⅢ』

2013年11月10日 17時45分38秒 | 旅行

今日の観光はこれが最後で市内から少し離れたホテルで一泊する。このツアーは少し

変わっていて食事なしが多く、自分で摂らなければならない。昼食に続いて夕食も自

分たちで探して食べることになっていた。ホテルから市内行へは無料バスが出ており、

最終バスは折り返しホテルに戻るので帰りは自前ということだった。パカパカさんたちと

6人で夕食に出かけてみようということになり、最終バスに乗り込み冒険の旅に出発した。

行き先は先程までいたシニョリーア広場界隈に足を延ばし、どこか食事の出来そうな場

所を捜した。しかし、これと言った処は少なく不案内なこともあり、こうして探していること

に不安を覚えるようになり早目に帰ろうということになった。

ガイドさんの話ではタクシーは簡単に捉まると聞いていたので、表通りに出てタクシーを

待ってみた。しかし、どう見ても車の通りは少なくタクシーは殆ど通らないし、来たと思った

ら客が乗っている。ここで見つけるのは無理だと再び広場に戻り、探してみるがタクシー

のタの字も出てこない。ブティックがあったからそこでお願いしてみようと英語の先生が店

に入り、完全ブロークンで頼んでいる。私も横からお願いをする。優しそうなお嬢さんが電

話をしてくれ1台だけなら都合がつくと手配してくれた。お礼に何か買おうとすると、そんな

必要はないと気遣ってくれた。表で待っていると待望のタクシーがやって来たから、若い姉

妹と年配夫婦に乗ってもらい、パカパカさんたちと次のタクシー探しに歩いた。

どれくらい探したのか分からないがタクシーは通らない、そこで目に入ったのが寿司屋さん

だった。ここなら日本語で頼めると中に入り事情を説明すると直ぐに手配してくれた。今日は

日曜日だからタクシーも休みが多く流しは殆どいないから、電話で呼ばない限り捉まらない

と教えてくれた。本当なら、ここで食事をしてタクシーで帰ればスムースな夕食になったのに

と、悔やまれてならなかった。イタリアのタクシーは4人も乗るのを嫌がると聞いていたが、背

に腹は代えられないから何を言われても乗り込む覚悟だった。苦労の末、やっとこさホテルま

での足を確保できホッとしたのだから、この運ちゃんは福の神のような存在なのに、僅かな釣

り銭は要らないと言い、肝心のチップを昼と同様に忘れてしまった。

瀕死からがらホテルに帰ると先に帰っていた年配夫婦は、私たちが帰るまで食事を摂らずに

待っておられた。恐らく遅れること1時間くらいだった思う。夕食は外で食べるはずが食べ損ね

結局ホテルで食べることになった。昼食が遅かったから夕食もシフトして丁度良かったのかも

しれない。


『収穫祭』

2013年11月10日 17時44分17秒 | 日記

今日は暗い天気予報の中、恒例の収穫祭が開かれた。いつものことではあるが、開催

準備中は『今日は何とか天気が持つかな?』と淡い期待を持たせるような振りをして、い

ざ出陣で構えると天気が崩れ出す。最近のイベントでは前回、NPOで出店した松江市

農林水産祭以外は雨に祟られてきたから、絶対に雨男か雨女がいるに違いない。

だが、今日も売り子のメンバーに大きな変わりはないから誰と特定はできない。

小雨模様でスタートした収穫祭、出足は悪いながらそれでもボチボチと人が集まり始め

たと、思った途端に土砂降りしかも横なぶりの荒れ模様になった。幸いなこと売り場テント

は始まる前に、要らないもしれないが念のためと、横幕を張っていたお蔭で濡れることは

避けられた。ところがテントの端は雨水の逃げ場がない為、水路のように水が流れ始めた

ので、急きょ水の逃げ場作りに出たら傘も用を為さないような中だから背中はずぶ濡れに

なってしまった。大騒ぎをしている内に小降りになり、やっと落ち着いて商品を売ることに

なる。前回は中々売れなかったが知り合いも多いこともあって順調に売れ、どうにか形が整

い安堵した次第。雨が上がると寒くなるとの予報は当たりで小雨になったら急に冷えてきた。

動けば暑かった朝とは大違いの天候、脱いでいたジャンパーを1枚羽織る。物売りのハード

ルは沢山あり難しい事を再認識した。


『回想旅行記、フィレンツェⅡ』

2013年11月09日 16時55分41秒 | 旅行

目的のレストランを探すが見つからず、時間もないので空いていそうなレストランを見

つけ6人だと言うと、店の前に即席のテーブルを準備してくれた。12月だから多少の冷

えはあるが幸いにも天気が良かったから吹く風も心地よい。時間的な余裕は余りないか

ら皆、同じものが良いだろうとの声からカルボナーラを注文する。私はチーズやホワイト

ソースが苦手だったから、そちら系統のパスタ料理を好んで食べることはなかった。好き

ではないから種類についても無頓着な方、でもここはパスタの本場だから色々な種類を

試すいい機会、私にとって初挑戦のパスタばかりだ。

若いお嬢さんが大きな皿に盛られたカルボナーラを運んできた。パスタの上には沢山の

チーズが振りかけられており強くはないが独特の香りを放っており、以前の私なら見向き

もしなかったと思う。食べた人が『すごく塩辛い』と声を出す。それに続いて次々と辛いを

連発、そうなると俄然張り切るのが私、塩辛い料理には目がないからだ。食べてみると確

かに辛いが、それとチーズ、ソースがツボに落ち私にはとても美味しい一品になった。他

の人は敬遠気味に箸を進めるから、私が幾ら張り切っても一人で食べ切れる量ではない

ほど食べ残しがでた。塩辛いチーズの効いたパスタ、でも大満足の昼食だった。

時間に追われていたので支払いも早々に・・・・ここでチップを忘れていることに気づかず、

広場に着いてから『チップを忘れていた』と後の祭り、チップの習慣がないから急いだりす

ると気が回らず忘れてしまう。実はこの後、夜に使ったタクシーでもチップを忘れてしまった。

再集合の場所にたどり着いたら丁度、集合時刻になっていた。こうしたグループツアーにな

ると必ず迷子になったり、遅れてしまう人が出て来る。今回の旅でも問題児が2人いて、ここ

でも集合時刻を大きく遅れて戻って来たし、ローマでは一時行方不明になりガイドを大慌て

させた。広場のすぐ側にはイタリアルネッサンスの絵画を展示する

ウィフッツ美術館がありダ・ビンチ、ラファエロ、ミケランジェロなど錚々たる人たちの作品が展

示されている。

同行の人の中には有名なヴィーナス誕生を鑑賞するのが、今回の旅の目的だと言っておられ、

同じ旅にしても高尚な方もおられる。今回の旅行は添乗員付きだから何処でも連れて行って貰

える所に行って、何でもいいから見るつもりにしていたので、事前調査は何もしていなかった。

だから、この美術館が有名で貴重な作品も沢山あることも現地に行くまで知らなかった。絵のこ

とは分からない私でも展示されている絵を見れば、何か伝わって来るものがある。ただ残念だっ

たのは日程の都合で入館が遅れ、足早で短時間の鑑賞しか出来なかったことだ。

それでもヴィーナス誕生をゆっくりと鑑賞する時間はあり、私にすれば予定外の収穫だった。


『農地を守る気はあるか?』

2013年11月09日 16時53分26秒 | 日記

日本の農業政策は猫の目政策。生かさず殺さずは江戸時代から続いている日本の農

業の厳然たるコンセプト。業があるからにはそれを支える民がいる。人間が生きていくの

に必要な食糧づくりを担いながら、食にさえ困窮した時代もあった。大半の農家は先祖

伝来の田畑を守りながら農業を支えていたが、残念ながらそうした人たちの努力は過去

から政治や権力からは、時代々の都合で使い回されただけだ。

日本にも議会が作られ議員を選ぶ時代が来たのは遠の昔のことだ。だから農業政策に

疑問があれば議員選挙で選択する道もあった。私は農業従事者でも利害関係者でもな

い、ただの口うるさい爺さんだが、日本の農業政策は間違っていると思う。農業政策は一

貫した筋道はなく、豊作になれば減反、何か事情が変われば減反の軽減を繰り返してい

る。だれも本質的な日本の農業を考えているのではなく、むしろ政治家の中ではお荷物に

なっている。だが彼らには選挙という恐ろしいものがあり、力を持つ農家は選挙の時だけは

味方になってもらう必要があるから二つの顔をもって接しているのに過ぎない。しかしなが

ら、過去の農業団体のスタンスは自民党政権を支援し続けてきた。過去から現在に至るま

での農業の変わりようを、身を以て経験しながら、政権を支持する側にいたのだから、結果

としておかしくなっている日本の農業に文句を言える立場にはないとも言える。

しかし農業を守っていくことが困難になってきたのは政治だけの精ではないのも事実で、少

子高齢化は回避しようもない大きな問題だ。私の周辺でも耕作放棄地の増加は止まること

はなく、増え続けている。一方で農地の宅地造成や資材置き場への転換により畑地は虫食

い状態になり、旧市内に近い地域ほど農村の姿は変わり果てている。農業で生計を立てられ

ないことは農業離れの決定的な要因になっているし、農業の新規就農にしてもハードルが高

過ぎて、農地を守る条件や環境は悪化の一途をたどるばかり。こうした政策転換を図ろうとす

れば新たな利害が表面化したまま袋小路に入る。農地を保有する兼業農家の内、どれくらいが

耕作放棄されているのか知らないが、2~3年放棄すれば農地としてカムバックさせることは相

当な困難を伴うことからすれば、こうした農地は既に農地ではなくなっている。農地法では農

地は農地としての特権を与えられる代わりに守る義務を有する。だから耕作放棄された農地

は義務を果たしていないのに農地として残り続ける。矛盾が渦巻く日本の農業政策、日本の

農地は誰が守るものだろうか。


『フィレンツェⅠ』

2013年11月08日 18時40分33秒 | 旅行

ヴェネチアから南下してファッションの街、ガイドの説明では近郊には沢山の革製品工

房があり、ヴェネチアのガラス工房と同じく隣接の店屋に連れいかれる。私たちはブラン

ド品も革製品も興味はないのにツアー客は強制的に、こうした店に引き込まれる。

この店は流石にファッション大国、美女とハンサムなモデルさんが音楽に合わせて革製

品の紹介をする。背丈があり足が長く格好いい人だから、革を纏っても違和感のない姿

に見とれてしまいひょっとして私が着ても似合うのではないかと錯覚させる。

とは言え、その後に値札の付いた商品を見せられる正気に戻り、似合いもするはずの

ない衣服売り場から離れ外で一服する。イタリアは喫煙に関して寛容だから移動中のバ

スの中にいる間だけ我慢すればよかったから、ヘビースモーカーには悩みの少ない国

である。革工房を出て目的地に向けてバスはひた走り、似たような風景ばかりで瞼の逢

引きが始まる。やがて街を東西に走るアルノ川に沿って町の中に入って行くと、段々と賑

やかさが増し観光客らしい人が行き来していた。バスは人の行きかう隙間を縫うようにし

建屋の横に停止、ガイドに急かされて降りた先に古代建築物のようなヴァザーリオの回

がある。ここを通り奥に行くとシニョリーア広場があり、地元の人や観光客が思い思いの

で寛いでいる。広場には銅像や彫刻が飾られており、そうした場所を白馬に乗った警

がパトロールする風景を日本で見ることはないから、異国であることを強く意識させる。

したことは演出ではないだろうが、外国ではよく見かける光景だ。

広場周辺の説明、散策後に昼食時間を兼ねた自由行動となり、再集合場所の説明を受

けて各人が散らばった。時間的には遅くなった昼食。私たちは昼食場所のことなど何一

つとしてリサーチしていなかったから、パカパカさんたちと一緒に行動することにした。

パカパカさんたちは事前にガイドブックでチェックし、ヴェッキオ橋の先にあるレストランが

良いらしいとの情報を持っていたので、橋の向こう側にある店を捜しに向かう。橋ではある

が川の上に建屋がある橋で、遠くから見ると橋には見えない、実際に建屋の中は貴金属

店がずらりと並んでいるから中にいると橋を渡っている感覚はない。今はお腹を満たすこ

とが優先、店屋の商品を眺める余裕はなく、急いで橋なのか店屋なのか分からない所を

通り過ぎた。


『チューリップの球根植え』

2013年11月08日 18時39分29秒 | 日記

今頃になるとどこの花壇でも来年の春に咲かせるチューリップや類似する球根を植え

付ける。団地の花壇は夏から秋にかけては夏に咲いていた百日草とマリーゴルドの残

り花が倒れ掛かったまま、ひっそりと花をつけていた。

早く片つけて次の用意を始めないとまた、大掛かりな草取りをしなければならなくから

気が競れていた。やっと順番がやってきて簡単な草取り、堆肥、牛糞の散布、耕運機

で耕し、チューリップの球根植えに取り掛かった。

昨年、購入した数が1700くらいだったから、球根に付いた子供を入れれば数だけは倍

くらいにはなっていると思う。大きい球根から植え付け残れば別の畑にばら蒔き植えを

して球根の育成をしようと思っている。今年は購入して初めての年だったから見事な花

を咲かしたが、その後に採取した球根だから栄養分の回り具合がどうなっているのか少

し心配ではある。以前のブログで紹介しているが、この花壇では新年を飾るのに丁度

いいと葉牡丹を植えていた。どこで情報を聞きつけたのかヌートリアに目をつけられ食

被害に遭ったり、除雪車の雪で花壇が下敷きになり折角の花を見ることが出来ないこと

もあり、冬の花壇は適さないので春に期待をかけることにした次第。

もう半日くらい球根植えをしなければならないようだ。


『回想旅行記、ヴェネチアⅢ』

2013年11月07日 17時54分59秒 | 旅行

迷路に迷うことなく無事ホテルに戻り、ここから30分ほど船に乗りヴェネチアガラスで有

名なムラーノ島に向かう。ヴェネチアの街は離れて外から見るとおとぎの国のようにも見

える。島にはガラス工房が沢山あり日本でいう窯元のような感じだ。工房ではガラス職

のパフォーマンスを見学、日本でも見ることのできるガラス細工だから特別、感心する

とも驚くこともないが、仕上がりの色だけは足元に及ばない。

ここでは観光客を相手に細工を見せる工房のようで、商品は別の部屋かどこかで作って

いるのではないかと思われる。つまり、次々と観光客が来るので落ち着いて名作になる

うなものを作っておられないからだ。工房で見学を終えると隣接した販売店に連れて

行かれる。私たちにヴェネチアガラスの見識などないから、店内に展示されている作品を

見ると何れも素晴らしく優劣をつけ難い。強いて判断するとすれば値段の高いものが素

晴らしいとなろうが、素人目からそれを見ても値段に比例した価値が見い出せない。

買う場合、自分の気に入った色と値段が手頃という俗な理由で選ぶことになりそう。島で

滞在はガラス工房が大半で他の特筆するような観光ポイントには思えなかった。それ

でも見るだけのグラスからシャンデリアまでピンキリの作品を堪能できた。

2晩目のヴェネチアの夕食はフリーだったから近くのレストランの品定めしていたら、同じ

アーの女性2人と出会い一緒に食べることにした。年格好は私たちと似たようなものだ

から完全なるおばさん連れ。1人は英語の先生だと言うのに会話はさっぱりで、後日のロ

ーマでバールに入る時、夜なのにgood morningと言いながら平然と入った逸話がある。

彼女たちも海外旅行に長けているのではないから、私たち同様にレストランを選ぶのにも、

目は効かないし料理の内容も分からないまま、賑やかそうな店を選んだ。店内の客は観

客相手というより現地のお客さんが多いように見えた。

日本人客多いらしく簡単な日本語メニューが用意されており、焼き魚、肉料理をシェア、ボ

ンゴレをそれぞれ頼んだ。前菜や料理が運ばれて、それをつついていると、出されたボン

レの1皿はアサリが開いていない。つまり火の通りが悪いから開いていないのであった。

それを受け取った女史はイタリア語も英語もダメなのに、声を出し店員を呼びアサリを指差

『No パカパカ』と貝が開いていない仕草を付け加えた。すると店員は大げさなポーズを取

ながら、ニッコリと笑みを浮かべ皿を持ち帰った。新しく調理し直したボンゴレは全て口を開

けていたのは言うまでもない。言葉など分からなくても熱意があれば通じるものだという典型

的な例だ。勿論、皆で大笑いをしながら楽しいヴェネチアの夜を過ごした。この時から、旅が

終わるまで当然のことニックネームはパカパカさん。


『SCC=2.1に上昇』

2013年11月07日 17時53分45秒 | 日記

先日、受診した腫瘍マーカーの結果を聞くために病院に行った。前々回の1.8を受けて

造影剤CTを受診、その時のSCC=1.7となり今回は+0.4と嫌な数字が出てきた。恐らく今

の辺り数字が一番あやふやで、判断し切れないものではないかと思われる。直ぐに何か

のアクションをとる状態ではないから注視していくとしながらも、数字はウロウロと動き回る。

先生は別として、患者の心理としても微妙なところ。基準値を逸脱しているから安心でき

ない、かと言って落ち込むような数字でもなかろうと二つの意見が天秤のように上下する。

結果を聞く前に、悪いとした場合、根拠はないがSCC=2.5に上昇なんて嫌なことになるか

もしれないし、逆に1.5を下回る場合もあるのだから、あまり数値に捕らわれ過ぎないように

と言い聞かせるようにしていた。

これは兆候を掴むための一つの判断材料だから、先生の説明にあるようにもう少し長いス

パンでみて具体的なことを考えるのが妥当だと私も思う。そして先生の方針は前回8/26造

影CTを受診しているが次回のCT検査を早めてチェックしておきたいとのことで11月末か

12月を提案された。私は早い方がいいと応えると18日に空きがあるとのことで、即決。

結果は前回より悪化しているが割と落ち着いているので、落ち込んでガッカリしたりしてはい

ない。何かの努力をすれば改善されることならそうするが、こればかりは如何ともし難いから、

+思考で前を向いて元気よくいこう!


『回想旅行記、ヴェネチアⅡ』

2013年11月06日 17時50分41秒 | 旅行

広場からホテルに戻り食事を摂って再びサンマルコ広場に帰って来て、名物のゴンド

ラに乗る。さぞかし雰囲気のあるゴンドラの船旅になるだろうと期待に胸を膨らまして、

待望のゴンドラに乗り込む。写真で見たことしかないから何か特別な船のように思って

しまうが、細長く先端が競り上がっている格好になっているだけの船で、乗ってみると

他の船と変わりなかった。昼間に見た『溜め息の橋』の下を通り、細い水路を進むが、

水路は建屋と建屋の間にあるものでゴンドラがすれ違うことが出来る程度のものだ。奥

の方に行くに従って水路の流れは滞りやすいのかゴミが浮いていたり、ドブ川とまでは

いかないが、それに近いような場所もあり船頭が唄を歌っても似つかない風景だ。

冬の夜、しかも水上だから震えるほどではないものの、寒さは身体を冷やしていき、風

流より現実として早く下船したくなった。有名なゴンドラに乗るのは昼間がいいのか夜が

いいのか、考えたことはないが乗ってみた結果から・・・夜の方がいい、何故ならゴミや

汚れた水を真面に見なくてもいいから。 

朝の目覚めは教会の鐘の音、清々しいピーンとした空気の中で響く。朝食後からムラー

ノ島に出かけるまで時間があったので、ホテルを出て近場を散歩することにした。ホテル

を出ると島中に細い迷路のような道が張り巡らされており、ここでは『全ての道はサンマル

コ広場に通じる』と言われている。路地の角々にはそれを示すようにサンマルコ広場への

方向を示す看板が掛けられていた。初めての場所で迷路だから帰り道が分からなくなる

心配があったから、途中まではビデオを撮りながら歩いて行った。簡単な地図を見ながら

探し当てたのが魚市場、地中海で捕れた活きのいい魚介類が並べられていた。手長エビ、

スズキ、カレイなど日本でもお馴染みのものが大半で、馴染のない魚はなかった。イタリア

料理でも魚介は沢山使われているから、お客さんも多く品定めをしながら買い求めている。

ここで気づいたのがお客さんはプロのシェフや所謂、業界の人とは関係ない、普通のお父

さんのような人が買い求めていた。買うものはごく少量でレストランや食堂に使うような量と

質ではない事からの推察だ。イタリアでは魚市場で魚を買うのは男の仕事?

魚市場の一角の肉屋さんには豚のブロック肉や大きな豚足も売られており、イタリアの豚足

料理はどんなものだろうかと疑問を持つ。アメリカでもそうだったが肉屋ではブロック肉の販

売が主流のようで日本のように小さなパックはスーパーでも見かけない。その隣にはパスタ

専門店があり覗いてみると、日本では見たことのなかった色々な形のものが量り売り形式で

売られている。珍しいから数種を少量購入し話のタネに使う。

更に先に行ってみると野菜が並べられており、ここで目を引いたのは白いニンニクが山のよ

うに積まれている、というより飾られている?

クリスマスが近いと、このようにしてニンニクを飾り売りすると何かの本で読んだような気がする

が、うる覚えだからはっきりしない。野菜の種類はベローナの市場で見たものと変わりなかっ

たから、本当にチラ見で終わった。


『原発事故訓練』

2013年11月06日 17時49分27秒 | 日記

島根原発で事故が深刻化した場合の避難訓練が島根県・鳥取県の75機関、参加して

実施された。このニュースを観ていて2つのことを感じた。原発は稼働していなくても、そ

こにあるだけで事故は起こり得るから常にそれに対する備えはしておかなければならな

い。そうした観点からは住民は勿論、自治体の関係部署は常在戦場であることを忘れ

てはいけない。原発から1.5kmの所にある病院の患者は非難を必要とする事故を想定

していて、事故に関する統括は県庁だったり、オフサイトセンターであったり、市役所で

もあり、これらの場所は隣町同士のような所で原発から約10kmのところに位置する。

1.5kmの病院患者が避難しなければならないケースで、10km離れたところにいる職員は

いつまで、その場所に留まり事故対応が可能なのだろうか。今回は可能とした場合の訓

練で、その対応に手順や縦横の連携を確認できたのだと思う。しかし現実では常に『想

定外』と言い逃れされ続けている。

仮に10km範囲の人たちが避難対象となった場合、県庁、市、オフサイトセンターも避難

しなければならなくなり、事故対応に一時的にせよ空白が生まれる。

このようなシビア事故に対する想定や訓練をすれば、住民の原発反対意識が高くなるこ

とを危惧して、実施しないのではないかと疑いたくなる。

それはセンセーショナルな試行になろう。『県庁・市役所も避難した場合の訓練』

なんて銘打って計画したら、最悪の場合の覚悟も決まり、それでもいいから原発を動かせ、

いや動かすなと真剣に考えるのではないか。こんな心配をしている間に今日の新聞『全国

に被ばく拠点病院、原発事故時 体制見直し』の見出しが一面にあった。着々と原発再稼

働の準備を進めているのであろう。稼働していなくても事故になる可能性があるからの対応

であるならばいいのだが、どうもそうではないようだ。


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