昨日の11日(日)は定例の「森の作業日」であった。子狸が森での作業に参加できなくなって、かれこれ1年程になるが、長年の従事で概ねの作業内容は熟知している。振り返りつつご紹介していこうかと思う。初秋9月の作業は一言でいうと、「草刈り」と「栗拾い」への対処である。草刈りは定月のパターンで、森でのメイン業務でもある。何せ元々が山地の故か、雑草の伸びが甚だしい。毎月草刈りを行っても、雑草の生長に負けがちなのだ。仲間全員で刈払機を振り回すのだが、雑草の伸びには追いつけない。いわば毎月草刈りで山行き・・・・・と言っても過言ではなかろう。
①毎月の定例業務、ほぼ草刈りがメインの作業となります。
草刈りに続くのが園内の整備作業、森の中なので支障木や枯れ枝等がしばしば発生する。支障木はチェーンソーで伐採し、枯れ枝等は拾い集めて焼却する。広い園内をくまなく探索するのは結構手間暇が掛かるのだ。上ったり下ったり、足腰には負担が掛かるが、健康への鍛錬と思えば耐えられるのかな。伐採には気を遣う。小径木だと割と簡単だが、大径木になると準備も含めて数ヶ月かかる場合もありうる。事故の無いように、十分な配慮が必要だ。伐採すると、当然ながら後処理が必要で、玉切り、乾燥、焼却と後日の作業も少なく無い。
②園内には枯れ木や枯れ枝の存在が、当然ながら拾い集めて焼却が必要です。
園内が果樹園ということもあってか、それが楽しみでもあるからか、収穫への対処も必要だ。初秋は栗の季節、園内には沢山の栗の木も植え込まれており、中には早生種も存在する。既に実を付けているかと思うが、実はイノシシとの争奪戦を展開してるのだ。イノシシにとって栗は大のご馳走、鵜の目鷹の目で狙っている。果樹園は山を切り開いて開墾されたもので、元々がイノシシ達の住処、いわば彼らの領域に人間が入り込んでるのだ。イノシシにとっては敵機襲来であるのだろう。防御に走るのも当然かと。仲間達も考えて、イノシシに取られないようにネットを張っている。栗の落下をネットで受け止め、イノシシに取られないように配慮してるのだ。結果は?・・・・・・イノシシの浅知恵ならぬ人間の浅知恵で終わるケースが多いかな。彼らも賢くて、ネットの支柱に体当たりして倒壊させ、乗っかった栗の実を横取りしていく。生きる為とはいえ、ものすごい知恵を発揮するものだ。イノシシ達も「奥山」より「里山」の方が生活しやすいのかも知れませんね。
③知恵を絞って考えた結果ですが、成果の程は?