木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

カボチャの空中栽培

2024年05月31日 05時17分16秒 | 耕作放棄地

仲間内で大流行中のカボチャの空中栽培、何じゃそりゃ・・・・・と言った印象かと思うが、しばらくご辛抱あれ。そもそもの発端は価格の向上にあったかと思う。丹精込めて育てた野菜が、一山いくら的な価格で取引されるのに耐えれ無かったのだろう。師匠が考え出した手法であった。カボチャを天空へと登らせ、美的な存在に作り替えよう・・・・そう考えたのだろう。目指すは、一山いくらでは無く1個いくらの世界。それも自分が価格を決めることだ。

商品は美醜が大きな価格要因を占める。品質が高くても見た目が悪ければ値は安い。美的価値が高ければ価格も高くなる。カボチャの多くは土まみれ、どうしても傷や汚れが付着しやすい。それらを無くせば、美的な存在となれるかも・・・・・そう考えたのだろう。棚を構築してカボチャを登らせることに、空中での栽培へと梶を切ったのだ。

丁度、仲間内で「草刈名人」氏が挑戦中だったので、彼の畑をモデルにさせてもらった。詳細は文字で表現するより画像の方が解りやすいでしょう。順を追ってご覧あれ。簡単に言うと棚を作りカボチャを登らせて棚上での栽培、当然ながらカボチャは綺麗なままで傷も汚れも無い。商品として販売しても相応の価格に・・・・・・・・・のはずだ。

実際の価格は存じないが、思いは十分に理解できる。綺麗なカボチャは眺めるだけでも楽しい、美味しく思えるだろう。これがカボチャであるからこそ可能なのだろう。スイカやメロン等ではそうもいくまい。カボチャのツルは強靱で、かなりの重量に耐えられる。棚からはみ出しても大丈夫なのだ。

難点は棚の構築に時間と労力を要すること、それに資材の準備など。幸いにして近くに竹林が存在し、素材の入手は容易だ。問題はチャレンジする意欲と投下する時間の確保、これが簡単では無い。子狸など十分過ぎる理解は出来ても、実際の挑戦は困難だ。どうしても手間暇無しの地上栽培にと走りがちだ。体力と時間が追っつかない。

 

 

 

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ビニールキャップ外し

2024年05月30日 05時25分46秒 | 耕作放棄地

カボチャの栽培を行っている。いわゆる苗の購入では無く種蒔きから始めている。ご存じかと思うがウリ科の野菜はウリバエの襲撃に遭いやすい。そうした側面を見ると、種蒔きでは無く苗購入の方がお手軽なんだが、そこはそれ、天邪鬼という偏屈な側面がありまして。他人様がやらないのなら自分がやってやろう・・・・・・典型的な変人のようです。と言うことで種蒔きから始めて幼苗育成そして移植、という手順を踏んできました。現在は移植後の定着中・・・・・・といった案配でしょうか。

上述したようにウリ科の野菜はウリバエの襲撃に遭いやすい。従って幼苗時は特にビニールキャップの採用が望ましい.無論、子狸も利用している。構造的には単純で、苗をビニールで囲み空気穴を開けただけの物、市販されている物の利用が簡単だろう。苗が一定の大きさになるとキャップを突き破る。従って程よい苗サイズでキャップを外す必要が出来てくるのは必定。

子狸の苗も大きくなりキャップを破りだした。まだまだウリバエ襲撃の可能性は残るが、苗が大きくなると襲撃にも耐えるようになってくる。信じてキャップを外していこう。竹を折り曲げた支柱を使っているが、全長1メートルの細い割竹だ。ビニールは撤去するが竹の支柱は残している。

理由があって、程なく雑草が伸び出しカボチャ畑は雑草だらけと成ってくる。雑草の中で根回りを確認し、水や肥料の散布時の目印としているのだ。丁寧な作業で雑草無しの方々には不要であろう。画像をご覧戴きたいが、子狸のカボチャ栽培地である。茶色い地面の中に青々とした雑草の若葉が伸び始めてるでしょう。あえて抜き取らず、雑草の絨毯を想定している。つまりマルチシート代わりに雑草を活用しようとの目論見、無論、管理に失敗するとヤブ状態にと為りかねない。

別稿でご紹介したいが、仲間内での流行であるカボチャの空中栽培、これが可能であればベストかと思っている。子狸的には竹の切り出しや棚の調整が大変で、当面、挑戦する勇気には期待できそうにも無い.手抜き栽培に走るのがオチであろう。

 

 

 

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赤タマにも異変が

2024年05月29日 05時15分54秒 | 耕作放棄地

今年の「タマネギ栽培」は散々な結末を迎えそうだ。一言で言うと全滅状態、今年の出来は良くないとは聞いているが、全部が全部では無い。無事な存在もあるのだ。子狸の事例を申せば、白タマは全滅、赤タマは半壊といった印象だ。白タマは以前にもレポートしたかと思うが、多分ベト病かと思える病魔にやられてしまった。赤タマはそこまでは行かないが、成長が悪く、タマの大きさも半分程度だ。とてもじゃないが人様に提供できるような存在では無い。従ってご近所のマダム衆には、今年のタマネギは病気で全滅と伝えている。

長年タマネギを栽培してきたが、斯様な結果を迎えるのは初めての現象だ。年により多少の出来不出来はあったが、近隣への提供を控えるほどの事は無かった。上述のようにベト病と推測される病気の故だろうと考えている。無論、下地と思える事象は存在した。一言で言うと連作OKという慣例に甘え、10年以上も同一場所でタマネギ栽培を続けてきた。なんぼ連作可でも限度があるだろう。同一品目を栽培し続けると、微量栄養素などは無くなってしまう。弊害が出ないはずは無い。

それとタマネギは「淺植え」というのが原則だが、苗の直立指向を優先する余り、「深植え状態」に近かったようだ。長年淺植えで継続したのにチョットした油断があったようだ。

白タマはほぼ収穫物は無し、赤タマは半分程度は使用可能な模様だ。無論、上述したように提供できるような状態では無く、自家用がやっとこさであろう。非常に残念だが出てしまった結果はどうしようも無い。まだしも赤タマは多少は使えるのが不幸中の幸いだろうか。

次年度用のタマネギ栽培について思いを巡らしている。一番手っ取り早いのは栽培地の変更であろう.圃場の変更が何よりかなと。野菜栽培には連作可と連作不可の種類が存在する。留意すべきなのが連作可に甘えないことだ。上述したように、連作を続けると特定の栄養素が消滅する危険性が存在する,いわば栄養失調状態での生育例とも為りかねない。ジャンクフードにまみれる某国人に近いのかも知れませんね。

 

 

 

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隙間栽培を狙って

2024年05月28日 05時22分08秒 | 耕作放棄地

農作業を行っていると、時により、場所により、若干の隙間が生じることがある。1品目で耕地を占める程ではないが、空地で遊ばせるのはもったいない・・・・・と言った案配だ。其処で「隙間栽培」をと考えるのは貧乏性の故だろうか、イヤイヤ資源の有効利用ですぞ。ということで仲間達はそれぞれ工夫を凝らしている。各位のお好みではあるが、種子を準備していて、タイミング良く種蒔きにと走っている。

過日、サニーレタスにこだわる例の「百姓候補生」氏を取り上げたが、サニーレタスなど打って付けの品目であろう。何よりも場所を取らない、害虫被害が少ない、サポートがほぼ不要、少量栽培が可能、用途が多い、繊維質の摂取が容易・・・・・・・等々。従って子狸も少量の空地が出来た場合サニーレタスの栽培へと走ることが多い。1メートル四方もあれば種蒔きには十分で、育苗して幼苗で保存している。空き地が出来しだい移植を図る訳だ。

タイミングのずれで、しばらく空地期間が存続する場合には面としてレタス畑に変じている。画像などそうした事例で、一面レタスだらけだ。無論全部の消費など不可能で、仲間達にも持ち帰ってもらうが、レタスの需要など左程でも無い。先日は師匠夫人が、昨晩レタスを少々もらっといたよと宣う事例もあるが、まあ少ない。

完全消費は無理としても空地で遊ばせるよりはマシだろう。畑には作物がある状態が自然な姿だ。成長しつつある野菜達の姿を眺めるだけでも癒やされる。時には野菜サラダの主役ともなり得るのだから、有り難い存在なのかも。かくしてサニーレタスの種蒔きはせっせと継続している。

 

 

 

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5月の野草花

2024年05月27日 05時21分03秒 | 耕作放棄地

畦道界隈は一見するとヤブに近い状況かも。しかしながら、この地を適所と捉えて、満足し花々を咲かせる野草もある。名付けて「畦道の花園」、世にあるフラワセンターのような華麗な存在では無いが、より以上の花園かと言えるのかも。時により咲き誇る花々は変わってくるが、多くは小さく控えめな存在が多い。大半は名前も知られぬような地味な存在だが、懸命な生き様は共感を覚えることも。5月の末となってきたので、季節の野草を追ってみた。所在は何れも子狸の耕地回りの畦道だ。

まずご登場戴くのは「ムラサキカタバミ」、紫色の花が可憐な野草だ。日当たりの良さを好むのか、子狸の水タンクの回りに重点的に咲いている。草丈は20センチ前後位、花の大きさは1センチ前後だ。特徴として夜になると花を閉じるらしいが、残念ながら子狸は見たことが無い。まあ夜間に農園をうろつくことも無いのだが。

続いてご登場願うのは「カタバミ」、ムラサキカタバミの親戚筋かと思えるが、花色が紫では無く黄色だ。花のサイズも少々控えめ、1センチ未満位だ。カタバミは有毒植物と言われているが、毒性は低いようだ。まあ間違っても飲食するような方々はおられないかとは思うが。

引き続いてのご登場は「ヒメジョオン」、白い花が特徴で大群落を構成しがちな野草だ。子狸の農園でも彼方此方で咲き誇り、少々持て余すほど。多くは刈払機の露と消えるが、菊花によく似た印象で、所属を調べるとキク科ムカシヨモギ属でした、なるほど。

最後の真打ちは「ホトケノザ」、ヒメジョオン以上の大群落となり勝ちな野草だ。ピンクの花が特徴で、花の下にある葉の形が仏様の台座に似てることから名付けられたとか何とか。真偽の程は不明ですが。

以上簡単にご紹介しましたが、今頃の代表的な野草です。見過ごされがちな存在ですが、時には足下を注目されてもよろしいかと。

 

 

 

 

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