兄弟げんかの始まりはお菓子の取り合いだとか。結果、どちらが勝者になろうと、獲得物の処理が待っている。大事に仕舞い込んで後でじっくり味あうか、即座にパクリと行くか、選択は自由だ。皆さんはどちらのタイプだろうか。野菜の収穫物でも同様の状況が見られ、早めに収穫する者とじっくりタイミングを図る者とに分かれて来る。具体例を挙げてみよう。サツマイモの掘り出しだが、早い者は9月の末期、一般的な者は10月中旬、じっくり派は今頃だろう。畑には未だ青々とした芋ツルが伸びている場面も。チームリーダーのサツマイモ畑だ。どうやら彼は「じっくりお楽しみ派」の模様かな。
サツマイモの植え付けは6月の初旬頃、凡そ100日で収穫だ。9月の中旬から下旬には条件を満たしている。其処での判断だが、上述の三派に分かれる次第。9月末に掘り出す者はパクリ派、子狸もこのタイプかな。10月の中旬の者は常識派、健全な市民を構成する層だろう。最後に今頃から収穫に掛かる者はジックリ派、仕舞い込んでこっそり楽しむタイプかも。尚、何れも子狸の独断と偏見によるものだから、余り本気に為さらぬように。
さて三派分別理論(?)に基づくと、誰と誰とが何処に所属するか、面白い結果となるだろうが、それは叉。今時分、青々とした芋ツルを誇っている御仁は、チームリーダーだ。彼は仕舞い込んでこっそりと楽しむタイプか、否、そうではあるまい。彼の名誉の為に解説しておくと、彼は現役のビジネスマン、つまり農作業への稼働時間が極端に制約されるタイプなんだ。前二者を選択しようにも、時間条件がきつくて・・・・・・・・・・だろう。
「残り物に福」との諺も存在する。早めに取得するのが得策とも言い難い。彼はボチボチと掘り出してるようで、部分的には掘り出した株跡も。ただ栽培期間が長引くと、養分過多で大きくなりすぎるキライはあるだろう。焼き芋で顕著だが程よいサイズが存在する。ここらを気にして、芋ツルを切り払い、光合成が出来なくして過大化を防止しようとする高等テクニック派も。
ともあれ秋はサツマイモの季節、早くても良し遅くても良し、子狸のおかしな屁理屈に惑わされず焼き芋を楽しむのが肝心かも・・・・・・ですね。