栽培する作物の選択は個々人の自由である。時期的には制約されるが、品目の選択はお好きなようにだ。人により好みが違い、強制は出来ない。特殊な一つとしてハヤトウリの存在がある。仲間達でも栽培する者は限定されており、現在は「大御所」と「長老」の2名だけだ。かっては子狸も栽培してたが、収穫物の多さから辟易し叉用途が限定されることから中途で断念した。上記のお二人は現在進行形で、秋期に入ると実りが期待され、主として漬け物用途に活用される。
そろそろ実が付いてるかな・・・・・と覗いて見たら、何と長老のハヤトウリ畑が丸裸となっていた。ご存じだろうがハヤトウリは空中栽培、つまり棚を作ってツルを登らせ、棚上で実らせる手法なのだ。数日前まではツルが蔓延っていたのだが、撤去された模様だ。思い当たる節が無いわけでも無い。現場は丘陵地の端部、崖地の上にあたる。しかも底部がえぐられてきており、ある日突戦崩落との可能性も否定出来ない。多分だが、危険性を予測して栽培から撤退する所存だろう。
思えば長い年月の栽培であった。毎年のようにハヤトウリを実らせ、酒粕漬けとして活用していたのだ。時に昼食時等に分けて貰ったが、食が進む一品であった。もうお一方の大御所は栽培中、従ってハヤトウリの漬け物が無くなるわけでは無いが寂しい限りである。大御所の栽培地も似たような環境にある.彼のハヤトウリも何時まで持ってくれることやら。
場所替えして栽培を続けたら・・・・・との提言もあるだろう。だが簡単では無い。上述のように、空中栽培となるので栽培棚を組み上げる必要があり、高低差のある地形が望ましい。何処でも良いようで、それなりに限定されるのだ。しかも竹棚を組み上げるには相応の資材と労力が必要で、正直大御所も長老にも大きな負担だろう。
ハヤトウリの酒粕漬け、何とも美味で食欲増進剤でもあるのだが、賞味できるのも当分の間かも知れない。地元の食文化が一つ消えゆくようで侘しい限りだ。憂える位ならお前が挑戦しろ、そんなお叱りが飛びそうだが、生憎と調理活動は皆目苦手、ご容赦を。
> ハヤトウリ... への返信
おはようございます。返信ありがとうございます。私は南河内在住で畑もしていますがハヤトウリは近辺では見かけたことがありません。
知り合いのお漬物屋さんから奈良漬用に探していると相談され、偶然こちらのブログを見つけました。あまり需要はないのかも知れませんね。
私は奈良漬が好きなので来年はハヤトウリ栽培に挑戦してみます。
ご丁寧にアドバイスいただきありがとうございました!