木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

暑い時には熱い事を

2023年08月31日 05時21分37秒 | 耕作放棄地

灼熱地獄が続いている。出勤早々、朝の早めというのに30度近く、しかもジリジリと上昇中の模様だ。今日も暑くなりそう。逃げ帰りたいのが本音だがそうもいかない。多少なりとも作業を進捗させねばと気を取り直し、重い腰を上げることに。本来なら草刈り・草抜きが必須作業なんだが、気分が乗らず焼却作業に変更。彼方此方に刈り取った雑草類を積み上げているのだ。ソコソコ乾燥したので焼却も可能かと判断し、火付け遊びに。経年劣化で腐りかけた支柱類も存在するので、同時に燃やしてしまおう。幸いにして天候は良好、焚き火日和だが、強烈な熱さになるのかも。暑い日に熱い作業とは、ばかげるのにも程があるのだが、タイミングは待ってはくれないのだ。

既に8月も末期、季節的には冬野菜の種蒔きに突入だ。通常なら種蒔きしてOKの時期なんだが、今年は酷暑、多少遅らした方が好ましいかも。それでも種蒔きの下地は準備が必要。本来なら耕耘されて元肥がすき込まれた畝が控えているはずなんだが・・・・・・・。見渡しても雑草混じりの固い地面ばかりだ。全く以て作業が遅れ気味、ひとえに暑さの故だろう。長老の繰り言では無いが、体が動いてくれないのだ。

彼方此方に積み上げた雑草に点火していく。原野に近い農園地帯、延焼する心配は少ない。近くに民家も無い。心配無く燃やせるのが有り難いところ、煙の発生も不安無く且つ遠慮無く・・・・・・だ。基本的には焚き火禁止が法令化されてるのだが、農林漁業の作業物については例外扱いとなっている。ここまで禁止されたら、食の確保自体が危ぶまれるだろう。環境云々以前に餓死が待っている。角を矯めて牛を殺す、の類いだろう。

積み上げた雑草類は良く乾燥してるのだが、時々の夕立の発生がある。時折の雷雨で水分を含んでおり、燃焼にはコツを要する。古新聞、乾燥草、古竹・・・・と順に点火していく。古竹に火が付いたら一安心だ。種火の発生で、水分含みの雑草を載せても徐々に燃えていく。数カ所を同時点火したが、うまく燃焼中のようだ。しばし放置しても大丈夫だろう。燃えてる間に収穫しますか。

夏野菜も終焉期に入っており、収穫物の見込みも少ない。残ってるのはゴーヤとキュウリそれにピーマンと少々の秋ナス位だろうか。僅かなお土産だが、家人が喜ぶので収穫にも力が入る。産地直送の無農薬野菜、安心して賞味できる代物だ。無造作に持ち帰れるのが何とも嬉しい限り、ある意味とても贅沢な生活なのかも。

 

 

 

 

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ブドウの楽しみ今昔

2023年08月30日 06時13分42秒 | 余話

ブドウが美味しい季節となってきた。皆さんはどんなブドウがお好きだろうか。子狸の一押しは「巨峰」、なあんだとの不満足な感想が洩れそうだ。最近は品種の改良が進み、次々と美味しいブドウが出現している。余りの見事さに近隣国に盗み出され、自家栽培されたのは良いが栽培技術が伴わず売り物にならなかったとか何とか。近年とりわけ人気が高いのが「シャインマスカット」だそう。薄い緑色で種なしのブドウだ。サッパリとした味が魅力のようで値段も結構している。一房1000円~3000円程度だろうか、無論、個々のブドウ格や味によるものだろう。正直、一寸手が出しにくい価格ではある。

反して巨峰はお手軽だ。そうそう気にせず購入が可能、何とも有り難い。国産果物は芸術品みたいで、高級感漂うのが特徴みたいだ。インバウンドの旅客もビックリされるそうで、同時に価格の高さに驚かれるとか。メロン1個1万円とか、想像外の事態なんだろう。果物に対する根本的な発想が違うのだろうと思う。店頭では、傷あり、変色あり、大小混交・・・・・といった物が無造作に山積みされてる模様だ。

子狸の青・壮年期には「デラウエア」や「巨峰」が大勢だったのだ。ブドウと言えばその両者で、近隣地域でも栽培の中心だった。当地では羽曳野市や太子町が産地だが、上記以外の品種はほぼ見られ無かった。同僚の実家もブドウ農家という事例もあり、馴染み込んで育ったと言っても過言では無い。従ってか、大人気のシャインマスカットよりも巨峰を好む傾向が強い。

ブドウの購入には高野山山麓へと出かけることが多いが、選択の中心もやはり巨峰が多い。少し甘味の強い癖のある味だ。種があるので面倒ではあるが、その面倒さが賞味の楽しみの一つかも知れない。シャインマスカットの京料理のような薄味よりも、巨峰のどぎつさに惹かれるのかも。お馴染みのブドウ農家を訪ねるのが恒例だが、巨峰は少なめで、どうかすると入手しがたい場面も。最早クラシックカーに近い存在かも知れないが、栽培面で無くなって欲しく無い品種だ。

農家さんも自営業、費用対効果比で単価の高い栽培物を選択されるのはやむを得ないのだが。

 

 

 

 

 

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司令塔の増築

2023年08月29日 06時21分22秒 | 余話

令和5年4月から新庁舎での執務が始まった.これで完成・終了かと思っていたのだが、そうでは無かったようだ。ビルの端部が不自然な形状で、工事中のままのような印象だったのだ。予測は的中して、執務開始後も工事は継続されビルが増大していった。推測だが、議会棟や会議室あるいは資材庫等のスペースであろう。必要な事かと思う。資金面や用地面で可能であれば、余裕を持った庁舎とすべきだろう。庁舎は村行政の司令塔、何が興るか予測は付かないのだ、スペース面での余裕は確保しておくべきだろう。

<上段・・・4月の新庁舎  下段・・・現在の新庁舎>

行政の大きな役割は、住民の生命と財産とを護ること、喫緊の課題としては「東南海地震」が控えている。近未来に発生するのは確実とみられ、被害の甚大さも予測されている。当然ながら「防災マニュアル」は策定されてるかと思うが、策定と実行可能かどうかとは別物である。プロの組織人である軍隊でも、訓練無き作戦は実施不可能だそうな。つまりマニュアルを作っても、日常的に訓練を行っていないと役には立たない・・・・・・・と言うことだろう。自衛隊が日々訓練に励むはずだ。

年度当初の4月から比較すると、外観的には2倍のスペースとなった模様だ。上述のように将来予測の上で必要なスペースを確保されたものと信じたい。非常時には庁舎へと逃げ込む事態も想定される。可能であれば水や食料或いは非常用寝具等の備蓄も考慮して頂きたいものだ。財源的にも厳しい状況下、困難かとは思えるが若き行政マン達の知惠の発露を期待したいところ、活躍を願ってます。

それにしても最近の庁舎は若き行政マンが随分と増えたようだ.通勤時を眺めていても、フレッシュマンの多さに驚く事も。新たな発想と行動力とが求められてるようで、旧来のなあなあ式の行政では存続できなく為ったのだろう。若き力は偉大だ。失敗もあるかも知れないが、未知なる領域への挑戦は彼らの尽力によるしか無いのだろう・・・・・と思っている。

東南海地震を直近のターゲットとして、若き力で挑戦して頂けたらと期待してます。ジジババ達の時代は、遠くに去ってしまったようです。余計な口出しは控えて置きましょう。新たな庁舎で心機一転、活躍の拠点として最大限に活用してもらったら・・・・新庁舎も満足では無かろうか。

 

 

 

 

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草刈りに熱中

2023年08月28日 05時42分23秒 | 耕作放棄地

夏場は草木の成長の季節、それもとんでもない速さだ。一寸油断すると周囲の風景が変わっている・・・・・正にそんな印象。何とも凄まじい。心して対策に講じれば良いのだが、理屈どおりに行かないのが世の中だ。何せ連日40度近くの気温が続いている。ジッと立っているだけでも目眩がしそう、作業などとてもじゃないが・・・・・・・・と言った状況だろう。こんななか、刈払機を持ち出した御仁がいた。主人公は「長老」だ。彼は昨日、座り込みながら「体がいうことを効かない、しんどいのや」と弱気な一面を覗かせていたのだが。一眠りして元気回復か、本日は意気軒昂な状況の模様。

現場はサトイモやサツマイモの植栽地、無論、現場への畦道も控えている。草丈は画像でお解りのように腰ぐらいの高さ、決して少ない分量では無い。どうやらチップソーを付け替えた模様で、本日は切れ味鋭いタイプのようだ。熱気の中でエンジンが唸りだした。マシーンは軽快な様子、音の響きが良い。雑草のみならば一刀両断なんだが、現場は野菜の植栽地、そうそう簡単では無い。細心の注意を払いながら雑草のみを選択、刈り取っていく。こんな場合、ハンドル無しのタイプが使いやすい。小回りが効くのだ。

眺めていると首に巻いたタオルが重そうな雰囲気、水気をたっぷりと吸い込んでいるのだろう。直射日光が照りつけ、まさにギラギラとした太陽・・・・と言った形容詞が相応しいかと。風が吹いてくれれば多少は助かるのだが、微風すら無い。カメラを構え、彼の作業風景を眺めていたが暑さに耐えられず木陰に逃げ込む場面も。木陰の下も暑苦しい。

それにしても彼の熱気は何処から発生するのだろう。モチベーションの要因を知りたいものだ。彼も相応の年齢、決して若くはない。自宅で孫の子守が似合ってるような層だ。敢然と雑草の山にチャレンジするハードさには、某かの根本的な理由があると推測するのだが。無論、耕作放棄地の解消・・・・と言う組織ポリシーは存在する。しかしながら個人の活動要因は「大義」のみではあるまい。彼のモチベーションの要因を知りたいものだ。

ふとしたときに漏らした一言、カール・マルクスを信じていた頃もあったのだが・・・・遠い青年期のほろ苦い思い出か。世に諺が存在する。青年期に革命思想にかぶれない者はバカであり、中高年期に尚も引きずってる者は更なる大バカだ、と。真実はどうなのかは存じないが、彼も彷徨った青年期を過ごしたのかも知れない。そんな思いはともかく、意気軒昂な作業は続いていく。彼の熱中度では、本日中にサトイモ畑を刈り取ってしまうかも。信じられない熱気だ。

 

 

 

 

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米が出来るぞ

2023年08月27日 05時06分07秒 | 耕作放棄地

8月も末、初秋の響きが聞こえてくる。お彼岸も近まると気になるのが稲作の実り、頭を垂れて欲しいものだ。近くの田圃も花が咲き実が付きだした模様。早速1枚撮ってみたが生憎のピンぼけ、新米の激写をと意気込んだのに疲れ目がピンとを狂わせたようです。ご容赦を。モデルの田圃は師匠の水田、台風被害もイノシシの襲撃も見られず、今のところ順調な発育なようです。当地の稲刈りは10月の初旬の頃、それまでは追い込みの育成のようで、まだ水の導入が続いています。稲刈り前には水を落とし、乾田にする必要があるので最後の最後の水の導入でしょう。

水路を眺めて見ると、師匠の田圃の方へ水が来るようにキッチリと分岐が調整されてました。本日は息子氏が休暇の模様、調整に走り回ったのでしょう。まあ流量も多いようですから、よろしいかと。

稲穂はしっかりと太陽光線を浴びたのか、少し黄色くなり始めてます。あと1ヶ月程で収穫期に入るのだから、稲自体としては終盤期となるのでしょう。息子氏に尋ねてみると、稲は花から実への移行期だとか。既に実が付いて頭を垂れたものもあるようです。多少、優勝劣敗の差異が出るのは人間と同様でしょうか。ともあれ10月初旬には足並みがそろいますのでご心配なく。天才かと勘違いした子どもも20歳過ぎればタダノ人・・・・・と同様でしょう。

10月初旬となれば稲刈りのシーズン、広い田圃はコンバインが、狭くて曲がりくねった田圃はバインダーが、それぞれ分を弁えて働いてくれます。近隣総出での助け合い稲刈りは見られ無くなりましたが、稲刈り自体は健在、代わって機械類が活躍してくれるようです。少々寂しさは伴いますが、収穫の喜びは同じ事。秋祭りでエネルギーは発散しますか。

 

 

 

 

 

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