木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

小振りな雑草だけど

2025年01月24日 05時18分19秒 | 耕作放棄地

タマネギを栽培中だが、彼方此方に小さな緑の萌芽が。雑草が生まれ発育中の模様だ。小さい状況だし、ホットコかな・・・というのが本音だろう。しかしながら家庭菜園等に挑戦中の方はご存じかと思うが、春の到来と共に急激に成長し手に負えなく成るのが通例なのだ。防止しようと思えば、小さい間に除去するに限る。無論、小さなだけに精密な作業を要求され、ある種のしんどさは伴ってくる。時間に融通の効く農閑期ならばの作業とも言えるかと。

子狸の定例パターンだが、イスと鎌とミを持ち出し、座り込んでの長期戦スタイルだ。中腰での作業は子狸には困難、ジックリと座り込んで、右手の鎌で掘り起こし左手で掴んでミの中へ。この動作を繰り返しながら徐々にイスを移動させる。小さいだけに細やかな気配りが要求され神経に響くようだ。時間の掛かる割になんぼも進捗しない。まあ時間的には余裕があるから構わないのだが。

半日掛けて二畝のタマネギ畑の雑草を抜き取った。作業後の畑を概観したら、多少緑っぽい部分が垣間見れる。抜き忘れ、若しくは根本付近などの抜きにくい場所であろう。未処理の部分は暫し待って多少大きくなってから再度の挑戦と行きますか。雑草の抜き取り作業は1回では終わらない。必ず未処理部分が発生するし、新たな芽生えも生じてくる。折々に時間を見つけて再挑戦する必要性が高いだろう。

小さな雑草だし放置したら・・・・悪魔のささやきが脳裏をかすめるが、誘惑に負けてはならないだろう。上述のように春先には急成長するし、追肥したタマネギの栄養分が雑草に吸収されてしまうのだ。時間は掛かるし小まめな作業は要求されるしで、面倒くさいのが事実なんだが全てはローマに通ずではないが、作業は全て収穫に響いてくるのだ。6月になって後悔しても始まらない。

 

 

 

 

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天地返し

2025年01月23日 05時15分05秒 | 耕作放棄地

冬場は農閑期である。簡単に表現すると、百姓が暇な時間帯なのだ。何事にせよ融通が効く。仲間によってはこれ幸いとコタツの守に専念する者もあろうかと。子狸もそうしたいが体が疼いてくる。作業をしようよ・・・・・・との内なる欲求が沸き上がるようだ。そこでという訳でもないが、通常の繁忙期には出来ない作業を。それは土壌の天地返し。ご存じかも知れないが、子狸の耕作条件ではどうしても連作になり勝ちだ。とりわけ、マメ科・ナス科の野菜達に多いようだ。可能な範囲で緩和策を講じているが、天地返しもその一つだ。

野菜栽培で通常利用する土壌は地下15センチ余り、つまり地下20センチとか30センチとかの土壌は眠ったままなのだ。そこで利用土壌と眠った土壌とを引っ繰り返せば、新天地への移動と同じ事では無いかと。手法だがスコップを利用するのがお手軽だろう。スコップの鉄板部分は凡そ30センチ位、つまりスコップの届く範囲で引っ繰り返せば有効かなと。

子狸は体力的には軟弱なので余りやりたくは無いのだが、連作緩和にはやむを得ない。休み休み実行することに。時間に融通が効く農閑期ならばの作業かも。スコップで土塊を作り逆さまに置く。その後をミニ耕耘機で耕していく。文字で書くと簡単だが体力的には辛い作業だ。側にはイスを置いといて、半分は作業残る半分は休憩・・・・・といった案配で。

1日全部をこの作業に費やすことは困難だ。1~2時間ぐらいが関の山だろう。本日も短いタイプの畝を二箇所ほどやってギブアップ、体力の落ち込みを実感せざるを得ない。加齢と落ち込みとは比例関係の模様だ。仲間内では大御所と長老とだけは例外なのかも。

 

 

 

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大寒の候

2025年01月22日 05時14分06秒 | 耕作放棄地

1月20日から2月3日頃を二十四節季では「大寒」と呼ぶそうな。文字のとおりで、大いなる寒さ・・・・つまり1年中で一番寒い時期だとか。今年も予測していたが、意に反し意外と寒くない。極端な寒がりの子狸がそう言うのだから、一般の方にはポカポカ陽気かとも。気になって野小屋に下げている温度計を眺めて見たら画像の如し、午前10時の段階で12度を指していた。冬場としては暖かい日なのであろう。

ボチボチと耕耘作業を行っているが、こうした気候では流石にジャンバー姿では動きずらい。上着を脱ぎ捨て、薄着姿で作業に勤しむ。太陽は照りつけ風も無し、小春日和と言っても過言ではないかと。こうした日々が続けば結構なことだが、果たして継続しうるのか否か。

栽培中の野菜だが、ポカポカが継続すれば急激な成長も期待できるかと。しかしながら眺めて見ると小さめな姿のままだ。シュンギクもホウレンソウもダイコンもキャベツも収穫を躊躇わせるようなサイズばかり、好天も野菜達に届くまでには至って無いようだ。本来であれば冷え込みと霜の影響で野菜の甘みが増加するのだろうが。

作業や成長にはポカポカが望ましい、野菜の収穫には冷え込みと霜が望ましい・・・・相反する期待に自然環境もタジタジだろう。それにしても人間は強欲なもの、矛盾した欲求でも平気で願望する模様だ。

地元の名峰金剛山もこの時期雪中登山が盛大となる。仲間の一人も毎日登山派、本日もアイゼン携行で山中踏破中なのかも知れない。それにしても、暑い時は暑く、寒いときは寒い・・・・・この単純な原理原則が作用する方が望ましいのかも。

 

 

 

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ジャガイモの畑作り

2025年01月21日 05時08分02秒 | 耕作放棄地

毎年ジャガイモ栽培に挑戦している。結論を先に申せば、そこそこの出来、といった案配だろうか。原因は多分だが明確だろうと思う。一言で表現すると連作の継続・・・・・と言うことになるかと。実は子狸の置かれた条件下では、ジャガイモ栽培が特定の耕地に限定され連作を行わざるを得ない状況にあるのだ。ご承知のようにジャガイモはナス科の所属、最も連作を嫌う野菜だ。栽培後は畝を替え、数年は連作しない方が望ましい。

従って、おかれた条件を緩和すべく多少の工夫は行っている。先ずは限定された畝を「イモ畝」と規定し、サツマイモとジャガイモの交互栽培に限定していることだ。ジャガイモの連作とはなるが、間にサツマイモを挟むことで多少の緩和機能は果たしているかと。続いて土壌の改良だ。ジャガイモにしろサツマイモにしろ、直前には資材を投入して土壌改良を行う。主な資材は、有機石灰、籾殻、草木灰、鶏糞等々。それに数回もの耕耘作業だ。十分な効果を発揮してるのかどうかは不明だが、そこそこの収穫には結びついている。

現在は春ジャガの事前準備期間だ。上述の土壌改良に着手を始めたところ、ジャガイモの植え付けは3月上旬位を想定している。第一陣の土壌改良は有機石灰や籾殻それに鶏糞等をすき込むこと。対象の畝にそれぞれ散布し、ミニ耕耘機を走らせる。この際重複とはなるが何度も走らせるのがコツなのかも。土壌の目は細かく柔らかく変わっていく。

第二陣は米糠のすき込みを想定している。JAさんから頂戴する予定なので、先方のご都合次第で予定は立てにくい。入手次第取り掛かる予定だ。無論、この際もミニ耕耘機は数回走らせる予定なのだ。土壌改良に時間を掛けて畝立ては植え込み直前になるかなと。本当は年により場所替えできれば最良なのだが、こればかりは何ともはや。

 

 

 

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孤高の訪問者

2025年01月20日 05時10分36秒 | 耕作放棄地

冬場の真っ最中となった。そろそろ冬鳥が訪ねてきても・・・・・そんな思いを抱いていたら、運良く来訪者の出現のようだ。ジャガイモの栽培用地を想定して畑作りを行っている。ミニ耕耘機を走らせているので、土中から虫達が・・・・・との思惑で来訪したのだろう。訪問者はイソヨドリ、名前からしてヒヨドリの仲間かと思いがちだが、ヒヨドリ科では無くヒタチ科に属するようで別種の鳥のようだ。主に海岸や岩場で生息するようで、ヒヨドリとは異なってるようだ。何処の海岸や岩場なんだろう。

農園にはヒヨドリの来訪も多いのだが、イソヒヨドリとは異なりこちらは渡り鳥と留鳥の2タイプが存在するようだ。鳥の大きさは、ヒヨドリ>イソヒヨドリといった印象。ヒヨドリが花の蜜を好むのに対しイソヒヨドリは虫達がお好みらしい。本日の来訪者も耕耘後の土壌を虫達をか探しまくってるようだ。

ヒヨドリはどちらかと言うと梢の上からジッと眺めるに対し、イソヒヨドリは人の近くでも餌探しに余念が無いようだ。似たような鳥だが習性は異なる模様。共通するのは単独行がほとんどという点だろうか。群れて飛び回ってる姿は見たことが無い。ムクドリの集団性に対しヒヨドリはどちらも個別性のようだ。いわば孤高の訪問者とも言えるかと。

ジャガイモの予定地である2畝を耕耘したが、隅から隅まで探し回っていた。目的の虫達を発見して食事にありついたのか、其処らは不明だが探索の労は惜しまぬようだ。しばらくミニ耕耘機を止め探索に協力したが、楽しい一時を提供してくれたようだ。彼らは本能でショーでは無いのだろうが、見事な舞台演舞とも評価出来るようで。

 

 

 

 

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