昨晩29日は旧暦の8月15日だった。つまり中秋の名月だ。期待して、一昨日の28日からスタンバイしてたのだが、生憎と一昨日は闇夜に近くおまけににわか雨の襲撃まであった。一昨晩は諦め、昨晩の本番に期待を繋いだら、これが叉見事な晴れ渡り、雲一つ無い澄み切った青空だった。闇の世界とは言え青空が感じ取れるほど、天は味方してくれた模様だ。夕ご飯前の7時頃から待機、東の空がうっすらと明るくなってきた。金剛山の山の端にご登場の模様だ。最初の画像が登場時の姿、見事な装いでしょう。
住宅地の端の法面での撮影を終え、後は自宅の駐車場から撮影。住宅地の中なので、民家の姿が映り込むがご容赦を。凡そ1時間ほどお月様と対面したが、まれにみる満月であった。まんまるい、との表現が適切なようで。何処から見ても見事なマルの姿、半月や三日月も素晴らしいが、お月様は満月に限るようだ。眺めながらかぐや姫の物語などを思い出すが、人間とお月様との馴れそめは相当に古いらしい。蛍雪の功では無いが、月夜の明かりで勉学に励んだ若者も存在するとか何とか。
電気の発明と照明の開発とは有り難い現象だが、反面、刻苦勉励という言葉は死語となってしまったようで、寂しくもある。便利な生活は有用な側面ばかりとは限らないようだ。過酷な環境が人間を育てる・・・・・と言う一面も見逃してはならないのかも。お月様を眺めながら、つらつらとそんな思いも湧いてくる。仲間達の姿を見つめていて、同様な想いを抱くこともあるのだが、何を好き好んでハードな肉体作業を・・・・・と。エアコンの効いた部屋でのんびりテレビでも眺め、子や孫達との団欒に明け暮れれば良いだろうに。恐らくだが、内から湧き出る何かが、そんな生活を許さないのだろうな。
お月様を眺め、農園では黄金色に包まれ、日々汗を流せるのは有り難い生活なのかも。ハードではあってハードで無い生活、と言えば戸惑われるだろうか。まあ実際に体験されるのが何よりかと。今回、新規入会されたマダム衆もお月様を眺めておられるかな。