木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

襲撃は終了か

2024年08月31日 05時29分54秒 | 耕作放棄地

農作業を続けていると、様々な妨害行為に直面する。獣害であったり鳥害であったり、時には虫害であるとか。最も被害が大きいのが獣害であろう。当地にはクマやシカ或いはサルなどの特定大型獣は存在しない.大型なのはイノシシ位だろうか。従って対処行動を取るのは小型獣に対してであり、左程の設備や用具等を必要としない。捕獲用の箱罠程度で十分なのだ。

対応する重点的な相手はアライグマやハクビシン或いはイタチやタヌキなど。鳥獣保護法の縛りもあり、捕獲可能なのはアライグマのみのようで、他の種類は捕獲しても解放している。箱罠ごと行政に引き渡すのはアライグマだけなのだ。夏場がシーズンのようで、罠を仕掛けるのも7月~8月位。これには理由があって、連中の一番のお好みがスイカだからだ。その次がトウモロコシ、三番手がマクワウリだろうか。いずれも夏野菜である。

今日は8月の末日、シーズンも終わりとみえ、最近は連中の接近も見られ無くなってきた。それも当然で、目的物たるスイカ・トウモロコシ・マクワウリの何れもが消えてしまったからだ。ターゲットが無ければ連中も出没しない。別の領域へと移動するだろう。スイカ畑とマクワウリ畑を掲載しておきますが、食害されて1個も存在せず・・・・・・なのだ。

丹精込めて育てた長老の苦労も水の泡、上記3品目、長老には1個も当たらなかったのではあるまいか。子狸はスイカとトウモロコシ栽培は見送っている。長年の被害に辟易したからだ。マクワウリはヤブの中で育てるようにしてるが、去年は成功、今年は食害された。万全の対応策は無いようだ。

長老の今年のスイカ被害は累計で16個に上ると聞く。ほぼ全滅であろう。春先からの農作業と資材の投入、それに行政との対応など、苦労ばかりの半年近くであったようだ。そのあげくが収穫物無しとくれば、目も当てられないだろう。令和6年度夏の陣は終わった。7年度の勝負は如何に、知恵比べの勝負は続いていく。

 

 

 

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台風の苦い思い出

2024年08月30日 05時33分02秒 | 耕作放棄地

台風10号が南九州に上陸したようだ。ここ1週間ほど迷走状態で、西へ西へと彷徨っていたが、覚悟を決めたようだ。結果論だが、1日掛かりで九州を縦断、東へターンして近畿地方に到るコースとか。予想どおりなら、直撃コースど真ん中である。ここ南河内は比較的に恵まれており、余り大きな災害に遭遇したことはない。しかしながら被害が皆無と言う訳では無く、それなりの損害も被っている。大きな記憶に残るのは4~5年前の台風だ。強風が吹き荒れ、子狸の野小屋は吹き飛ばされ破壊されてしまったのだ。

鉄の杭や支柱で固定していたものの、強風に根こそぎ吹き飛ばされ,、近くの雑木林のサクラの樹に乗っかってしまった。無論、中の資材や用具等は四方八方に飛散し、回収するのに相当手間取ってしまったのだ。雨台風は恐ろしいが風台風も負けず劣らず。今回の台風10号では最大瞬間風速70メートルとか何とか。上記の風台風よりも強烈なタイプのようだ。

台風は中心部よりも右側つまり東方面がキツいようだ。予想どおりの進路で中心部が兵庫県から京都府へと抜けるコースが一番危ないだろうな。最大の防備と早めの避難をと言われている。指定された避難先は近くの小学校、当地は水の心配は少ないが風の恐れが強い.我が野小屋の如く、自宅が吹き飛ばされないことを願うばかりである。

何枚かの画像で吹き飛ばされた野小屋をご紹介しておこうかと。急な斜面の雑木林、その途中に生えるサクラの樹に乗っかかりました。当然ながら、解体並びに撤収工事が必要なんですが、秋の遅くまで長い時間が必要でした。無論、飛び散った資材や用品の回収作業も。

ともあれ当地に最も近づくのは土曜日あたりといわれています。どちら様もご注意の程を。

 

 

 

 

 

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ダイコン等の下準備

2024年08月29日 05時25分48秒 | 耕作放棄地

間もなく二百十日、台風の到来時期でありダイコン等の種蒔き時期でもある。台風はご承知のように10号が発生し迷走中、予報によれば二百十日前後に直撃予定だ。ダイコン等の種蒔きだが、なんぼ何でも台風時に種蒔きともいくまい。しばらく見合わせが必要だろう。しかも今年の夏は酷暑だった。未だ夏の熱気は取れてはいない。もう少し気温が下がらないと、発芽困難であろう。いずれにしても、当面は待機を図るべきだろうかと。

待機は待機としても下準備は必要だ。何せ予定地は雑草の山、まずもって雑草の処分から始めねばならない。気温は30数度、未だ真夏の状態だ。草刈りをするにしても、刈払機を振り回すだけでくたびれ果てる。1時間も作業すれば汗だくとなり、呼吸困難に。休みの頻度が激しく効率の悪いこと、春秋の作業とは格段の相違だ。

予定地はタマネギの跡地、収穫後放置してたので雑草が蔓延り、四方に根を張りまくっている。平面はまだしも局面は刈り取れない。畝の上部は刈り取れるが溝(通路部分)はカーブしており、刈払機での処理は難しい。結局、座り込んでの手鎌作戦とならざるを得ないのだ。太陽光線は直撃、汗はダラダラ、風はサッパリ、喉はからから・・・・・・・条件的に非常に厳しい。タオルで汗をふきつつ徐々に作業を進める。全く以て熱中症で倒れないのが不思議なぐらいだ。

タマネギの収穫から2ヶ月半余り、放置状態だった跡地は雑草の天国だった。雑草も2ヶ月を超えるとヤマンバ状態となってくる。何処かの会社のお局さんと同様だ。うかうか手を出そうものなら、強烈なしっぺ返しが待っている。気を引き締めて刈払機を装着する。やはり雑草の根が固い。一度や二度チップソーで切り込んでも切れてはくれない。力技での刈り取りとなってくる。

表面的には刈り取れた模様だ。だがしぶとい根っこは未だ残っている。溝部分と同様で、最終的には手鎌処理とならざるを得ないだろう。耕地の予定は、ダイコン、カブ、ニンニク、の3種類だ。無事に収穫へと到るには、まだまだ準備作業が不可欠なようだ。

 

 

 

 

 

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夏の空と秋の空

2024年08月28日 05時27分34秒 | 耕作放棄地

灼熱地獄の日々が続いている。さぞやお空も入道雲ムクムクかと思いきや、スッキリとした秋空の雲へと変わりつつあるようだ。どうやら立秋もとうに通り過ぎたようで、紙のカレンダーのみが真夏の8月を指しているようだ。季節としては初秋に入り、既に秋モードへと変わっているのだろう.カレンダーに拘っているのは人間様のみな模様のようだ。

台風10号が発生して本土直撃かと予想されているが、どうやら迷走中のようで、西へ西へと逃避行の模様だ。このまま東シナ海へと進入して、某中国の領海侵犯を行い、ニーハオ・チャイナ、とご挨拶などしてくれたら。領空侵犯のご挨拶返しは当然必要でしょうね。台風を大使代わりにして・・・・・・・・・・・。

上記のように台風が迷走してるので、今のところ空の雲も大きな変動は無いようです。予想どおり、沖縄当たりでターンして本土を縦断すれば、雲の変化どころか大嵐となるでしょう。真っ黒な台風雲にゲリラ豪雨ともなりかねません。過去の台風で子狸の野小屋が吹き飛ばされ破壊された苦い体験もあります。よもや再び・・・・・・とならないことを願っているのですが。こればかりは開けてみないと、ですか。

それにしても、一般的には秋の空は澄み渡って涼やかです。気候的にも過ごしやすく、真夏の暑苦しさからは解放されます。農作業にとっても適した季節、作業も捗ってくれるでしょう。今年は夏場が暑すぎたので,冬野菜の種蒔きや植え付けは多少遅めの方が望ましいかも知れませんね。タイミングを見計らいつつ適正な時期に種蒔きをと狙っています。ダイコンやカブなどは今頃が種蒔き期なのですが、気温的には暑すぎますね。せめて最高気温が25度位になってくれたら。

画像のように、薄くスッキリとした雲が広がっています。どう見ても夏の空では無く秋の空ですね。体感温度は真夏そのものですが、気候的には秋へと突入してる模様です。台風や秋雨前線の可能性もありますが、秋の青空を楽しんでいきたいものです。

 

 

 

 

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稲穂の実り

2024年08月27日 05時29分59秒 | 耕作放棄地

8月も末期となりました。田圃の色彩も緑から黄色へと移り変わりつつあるようです。稲穂も開花から実への移行期では無いでしょうか。心なしか粒となった実が存在するようにも思えます。当地の稲刈りは概ね10月の初旬、あと1ヶ月前後です。緑色の棚田地帯が黄金色一色と染まるのも間もなくでしょう。水路には水が流れ、最後の追い込みの導水かと思えます。稲刈りには乾田とする必要があり、水を落とすタイミングも間もなくでしょう。取り合い状態だった水路の水ですが、大方の役目は終わったようです。

画像は何れも師匠の田圃ですが、台風の直撃も無くイノシシに荒らされる事も無く、無事に収穫期を迎えられそうです。師匠の田圃は耕作面積が減少しているようです。腰をいわした師匠の体調、例え息子氏の支援があっても全面耕作は難しいのでしょう。我々が関与している農園も地主殿は難病に苦しんでおられます。農耕の担い手が次々と脱落、食糧自給には暗雲が立ちこめているような。最近の時事ニュース、スーパーや米屋に米が無い・・・・・とのお話はお聞き及びかと。

上記のように当地の稲刈りは概ね10月初旬、それから脱穀、籾すり、精米と作業は続きますので、当地の米が市場に出回るのは10月末になるかと。あと二ヶ月ほどを何とか凌いで下さい・・・・・・とお願いするしか無いでしょう。十分な量が出回るかどうかは疑問ですが。

一番の安全策は米の自給かと。但し、ビジネスとしての米作りは初期投資だけでも大変です。これを我が家のみの自給へと割り切れば、思案は随分と変わってきます。早い話、田植機が無くとも手植えでという手法も考えられます。野菜類の栽培については、もう少しハードルは低いでしょう。

それにしても稲穂が実り出すこの季節、何とも豊かな気分にさせてくれます。もうしばらくすると田圃は黄金色に変わり、畦道には米袋が積み上がるのだ・・・・・・・そう考えると、自分の米で無くとも心豊かに暮らせるような気がしますね。

 

 

 

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