木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

獣害・害虫・冷えを超え

2024年11月30日 05時29分58秒 | 耕作放棄地

今年の冬野菜は厳しい状況が続いている。イノシシの襲撃を筆頭に、害虫による被害や発育不全など・・・・・惨憺たる結末のようだ。一例としてシュンギクを取り上げてみよう。1回目の種蒔きをしたのは確か9月の中旬か下旬位だったかと思う。無事に発芽したのは良かったが、程なくして害虫の食害に逢い壊滅、再度、再再度の種蒔きとなってしまった。途中掘り返し被害は無かったものの、イノシシに畝を蹂躙された。結果半分ぐらいが消滅しただろうか。

画像は現存するシュンギクの姿である。ようやく収穫可能な状態となったが、分量は控えめだ。上述のように害虫とイノシシとの襲撃による。僅かな分量を貴重とし、少しずつ鍋用に摘んでいる。冬場は鍋の季節、シュンギクの出番は多いのだ。

画像でご理解のように、育った分のシュンギクでは一冬超えれそうには無い。そこでもう1回との発想になり、二番手の種蒔きをして発芽したのが下記の画像。無事に発芽したのは良いが育ち具合がもう一つの模様だ。雑草と混植しており、シュンギクの状況が見分けにくいでしょう。流石に種蒔きが遅かったので、冷え込みの影響か発育がゆっくり目のようですね。

二番手も発芽は無事に乗り切ったようで、発育の進捗を待つばかりです。シュンギクに限らず野菜全般に言える事ですが、成長の頂点に達するよりも、少し早めの段階が美味しいようです。腹八分では無いですが少し若い状態が最適かと。二番手のシュンギクに期待しながら収穫の時期を待ちたいと願っています。

 

 

 

 

 

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新たなる種蒔きを

2024年11月29日 05時05分34秒 | 耕作放棄地

ホウレンソウは好みの野菜で、例年栽培に取り組んでいる。無論、今年も挑戦中でそこそこ大きくなっている。ホウレンソウの播種は9月~10月が蒔き時だが、今年の暑さ加減の傾向から、未だ間に合うのではと推測した。当地の気温は最低が8度前後、最高が14度前後だ。栽培の基本は適期適作だが、多少は融通が効くだろうと見込んだ。甘いかな。そこで何時もの種苗店を訪ね、新たな種子を購入してきたのだ。

ホウレンソウの特徴だが、酸性土壌を嫌う傾向があるようだ。苦土石灰の出番だが、子狸は有機石灰を活用している。苦土石灰だと強力だが、散布後2週間程度の猶予が必要だ。その点、有機石灰は同時散布が可能で無精者には助かっている。利用してるのはカキ殻を粉砕した有機石灰、20キロ入りのを常備している。

今回も不精者のセオリーどおり、石灰と種子とを同時に蒔いた。幸い天気予報は雨模様の予測、大降りでは無さそうだ。耕地は耕耘した空き用地が残っており、1/3程を利用する事に。葉物野菜なので高畝仕様にする必要性は薄い。

さて予測の上での栽培の試み、果たして上手く育ってくれるのかどうか。少々疑問ではあるが、晩秋とはいえ多少はぬくもりの名残もあるだろうと。

 

 

 

 

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エンドウの再播種

2024年11月28日 05時26分07秒 | 耕作放棄地

昔の話だが、師匠が語った物語がある。俺がホウレンソウの種蒔きをすると皆目発芽しない、しかし嫁さんが蒔くと見事に発芽するのだ・・・・・と。そんなバカな、と半信半疑で聞いていた。まさか月日がたって同じような体験をするとは。エンドウが対象物だが、ほぼ2週間程前に百姓候補生氏ともども種蒔きをした。結果、百姓候補生氏のエンドウは見事に発芽、成育中だ。反して子狸のは発芽の兆候(ネット下)も見られ無い。環境条件は同等かと思えるのに。

〇百姓候補生氏のエンドウ畑

〇子狸のエンドウ畑

画像で現場をご確認戴いた方が明確だろう。5~10センチ程に伸びた百姓候補生氏のエンドウ、子狸のは地面のままだ。実はここ数年同様な現象が続いている。1回の播種で無事に全面的に発芽・・・・・・といった試しが無いのだ。大抵は2回目の再播種か追加播種のお世話となる。まさに師匠の話と似たような事例かと。

〇百姓候補生氏のエンドウ

今年も同様状態となってしまい、本日新たな種子を購入してきた。2回目の播種を行おうかと。1回目の種蒔きだが、ネット下は不可だったが補植用のポット苗は発芽した模様だ。これまた不思議な症状で、同じ種ながら発芽分と未発芽分とが存在するとは。

新たに購入した種子だが、上記事情もあり直接の種蒔きでは無くポットに種蒔きすることに。耕地の加減を鑑みてポット苗8個ずつを準備することに。1回目のが5個あるので合計13個の苗が出来る予定だ。多少欠損分が出ても準備した耕地には間に合うと予測。

〇1回目のポット苗

それにしても、何が原因で斯様な事態が。師匠の話を話半分で聞いていたが、まさか同様事態が我が身にも生じるとは。

 

 

 

 

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防獣なるか

2024年11月27日 05時22分57秒 | 耕作放棄地

連日のようにイノシシ被害に遭っていることはご存じかと思う。何らかの対抗措置をと願うのは当然かと思うが、これといった決め手に欠けるのが難点だろか。「意思あるところに道あり」・・・・・・との箴言を信じつつ、農園をパトロールしてみた。するととある発見に到った。防獣対策と思いたいが、果たして効能は如何にだろうか。該当の現場は大御所と長老の耕地である。両者共にイノシシに秋ジャガを食い散らかされた被害者だ。

まずもって大御所の畑、彼方此方に木製の杭を打ち込んである。そして杭間を針金で結び、耕地内に侵入出来ないように工夫してある。恐らくだがイノシシ対策で、電気柵の代用品的な発想では無かろうか。続いての長老の畑、周囲に杭を立て、ビニールテープで囲ってある。こちらもイノシシ対策かと思いたいが、「結界」に近いかも知れない。

両者共にイノシシ対策と判断すると、フームとなってくるが、想いは痛いほど理解できる。何とかして荒武者のシシ達へ対抗したいとの切なる願いであろう。前にも既述したかと思うが、実質的な対抗手段は「捕獲罠」と「猟銃」に限られるかと思う。どちらの手段でも素人が簡単に手を出せる代物では無い。どちらかというとプロの領域なのだ。

素人が着手出来る対抗手段は無きに等しい。せめてもの対策は、連中の大好物であるサツマイモの栽培を諦めることだが。これは栽培者にとって決断しかねる事案だろう。打つ手無し・・・・・というのが現実だろうか。

大御所と長老の対策も、想いは理解できるとしても実質的な効能は疑問符だろう。御両者には気の毒かと思えるが、「結界」としての役割担当だろうか。

 

 

 

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秋ジャガの盗掘

2024年11月26日 05時26分14秒 | 耕作放棄地

ジャガイモは二期作が可能で、マメな人は春と秋に二度栽培する。仲間内では大御所と長老が堪能で、子狸は種芋を狙ったがタイミングが合わず今年は断念した。お二方とも12月の収穫を期待し待ち望んでおられたようだが、厳しい現実が。連日のようにイノシシの暴虐ぶりをレポートしているが、イノシシは件の秋ジャガにも目を付けたようだ。ある日、出動してみたらジャガイモ畑に異変が。キチンと整列された畝だったが、茎は倒れ畝は崩壊し中のジャガイモは食い尽くされていた。

無論、下手人はイノシシ達であろう。連日の食害や畝の破壊の犯人達と同一犯かと思われる。栽培品目は大御所がアンデスレッドで長老はキタアカリかと推定される。もう2~3週間すれば収穫可能だから、イモもかなり大きくなってたはずだ。それが1個たりとも残っていなかった。壊滅だ。

イノシシが出没するようになれば、イモ類はほぼ栽培不可能となってくる。無論、ある程度までは大きくなるが、結果的に彼らのエサの栽培となってしまうのだ。人間様の口には入らない。

彼らが生息するのは少し離れた雑木林かと思われる。道路沿いでの進出なら民家や府道それに田畑を通り抜けねばならない。リスクが大きいかと思われる。そんな話をしてたら、長老曰く、川を伝って来訪し横の森から上がったのではないかとの仮説が。人間だと通行困難だが、彼らにとっては造作も無いことかも知れない。そういえば大御所の秋ジャガ畑の横には獣道と思える踏み跡が残されていた。

イノシシの出没への対処は困難だ。対決しようと思えば捕獲罠か猟銃だが、免許が必要だし、よしんば取得しても捕獲後の対応が我々では無理だ。防御策として電柵も考えられるが、仲間達全体のジャガイモ畑を囲うだけの資力は無い。正直お手上げ状態というのが偽らざる現実かなと。

 

 

 

 

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