木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

農作業の日々

2023年05月31日 05時20分13秒 | 耕作放棄地

当地も既に梅雨入り宣言が発令されたが、ご想像通りで雨模様の日々が続いている。仲間達は腐って自宅で休憩中かと思いきや、隙間を見つけては出動している模様だ。確かに雨模様とはいえ、1日中降り続く訳では無い。瞬間的な空白帯を狙ってるようで、どうも常にスタンバイしている模様。熱意に感嘆せざるを得ない。今は春野菜と夏野菜の中間地帯、取り急いで掛からねばならない作業も少ないはずだが。タイミングを見計らってるのが、ジャガイモの収穫とサツマイモの植え込みだろうか。

サトイモ栽培の常連者である先輩方も、取り組みは完了したはずだ。そうそう「長老」が例の「百姓候補生」氏に種芋を譲るとか何とかの話も出ていた。彼はサトイモ栽培から撤収するのかも知れない。噂の「大御所」が大量にサトイモ栽培を行っているので、サトイモは大御所に任せ別の品目へと転換するのかも。新たな品目への挑戦が大好きな彼のこと、考えられない話でも無い模様。請う、ご期待・・・・・と言ったところだろうか。

梅雨時とあってか、作業中に降り出すこともあり得る。小雨なら作業続行だが、少し強めだと避難せざるを得ない。仲間達共用の逃げ込める作業小屋も存在するのだが、少し距離がある。僅かな木陰や野小屋の軒先を利用するのだが、半身以上は濡れてしまうのが実情。梅雨時の難儀な側面だ。雨具を着込んだら作業が困難、かといってズブ濡れの作業は好ましくない、何ともはや困った季節だ。

画像の主達は頻繁なご登場かと思う。何せ耕地が子狸の畑と隣り合わせの面々たち、どうしても被写体と為りがちなのだ。反して、子狸の耕地から遠い仲間達は登場しがたい。カメラを担いで彷徨えば良いのだろうが、作業に追われて実施が困難だ、お許しを。モデルさん達の片寄りはともかく、嫌がらずに撮影に応じてくれるので有り難く思っている。肖像権がどうとかの、難解な議論も無い。せめてもの配慮で、撮影角度には留意させてもらっている。

斯くして梅雨の合間の農作業が続いていくのだが、仲間達の存在は貴重だ。お天気が曖昧だと出動意欲も鈍ってくるのだが、モチベーションへの動機付けとも為ってくれるのが仲間達の存在。ライバルとも盟友とも言えるかと。

 

 

 

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シルクスイーツ

2023年05月30日 05時10分15秒 | 耕作放棄地

6月も間近とあらば農園ではサツマイモの定植だろう。耕地の準備や苗の手配など、準備作業に追われてるかと思うが、子狸的には皆目の状態だ。サツマイモの植栽地としてジャガイモの跡地を想定してるのだが、未だ掘り出すには至って無い。ジャガイモは茎が黄色くなり始めの状態で、掘り出しには今しばしの間があるのかなと。もう1~2週間は必要でしょう。

既にネットで購入したとの仲間達もアリ、苗の状況が気がかりだ。昨年は「ベニハルカ」を想定したのだが、結局入手不可能で「ナルトキントキ」に落ち着いたような結果だった。現在は「シルクスイーツ」が超絶人気だろうか。一頃は「安納芋」が人気すぎて、島外持ち出し厳禁の時期もあったとか何とか。まあ、品種は各位のお好み次第、市場人気に囚われる必要は無いのだろうが。苗の入手事情から推測すれば、「ナルトキントキ」が超安定型なのかな。少しホクホク感が強い気が無きにしも非ずだが。

個人的には「ベニハルカ」が好みだ。シットリ感とホクホク感とがバランス良く保たれるようで、今年こそは何とかと狙っている。地域の状況だが、ギリギリ6月中は入手可能かなと予測。例の「百姓候補生」氏の好意もあって、一緒に手配をお願いした。彼の入手予定先は某個人種苗店だ。苗の入手は個人種苗店に限るようで、経営資源が信用のみしか無い故か、隅々にまで配慮が行き届いているようで気に入っている。悪く言いたくは無いが、大型種苗店は細部への拘りが今ひとつの模様だ。

こうした中、「長老」がサツマイモの定植に動き始めたようだ。何でもご近所衆からのリクエストがあり、「シルクスイーツ」をお望みなんだそうな。苦労して40本を入手したようで、準備した畝に植え込んでいた。幸い天気予報は当分雨の模様、近畿地方は既に梅雨入り宣言だとか、例年よりもだいぶ早めのようだ。

我が家でも山の神がシルクスイーツ派で、スーパーへのお買い物には焼き芋入手も含まれている。無論、品種はシルクスイーツ限定、他の品種だと購入を見合わせる程だ。個人的には少しシットリ感が強すぎるようで、出来れば他の品種をと願いたいが力関係は何処も同じ、有り難く拝領するしか無いようですね。長老は40本入手で4000円ほど必要だったとか、かなり強気の価格設定のようだ。最近のIT関連株の動きのようで、人気が先行してるのかな。そのうち落ち着くかとは思っているのだが。

 

 

 

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エンドウの撤去作業

2023年05月29日 04時44分51秒 | 耕作放棄地

賑やかだったマメ科の野菜だが、インゲンを除き終焉期に入ったようだ。大活躍だったエンドウなど、既に茎は茶色く変色し、残った実も僅かとなったようだ。残念だが撤去するしか無いだろう・・・・そう決断して作業に着手、耕地から取り除くことにした。すぐに焼却処分できれば申し分無いのだが、まだしも水分を含んでいる。燃えてはくれないだろう。乾燥させて時期を待つしか無いか、そう判断して畦道に残滓を積み上げることにした。通行の邪魔となるが致し方無い、しばらくの間我慢して戴こう。

作業開始する前に最後の収穫を行う。部分的には白く変色した実もあるが、それらは無視、緑色の実のみをもぎ取っていく。余り無いかと見込んだが、ビニール袋一杯となってくれた。

撤去作業の着手には、まず押さえ込みのビニールテープを除去するのが第一条件だろう。しかる後に支柱に括りつけたロープを剥がし、下準備はOKかなと。後は鎌で根を切り割きながらネット毎エンドウを丸めていく。程よい分量で切り取って集積地へと。かなり乾燥気味なので、重量は軽い。全部を刈り取ったら結構な分量となった。乾燥して焼却するまでは、農作業の邪魔物だがやむを得ないか。

斯くして半日掛かりの撤去作業は完了、耕地もスッキリとした姿になった。土壌改良用に有機石灰を散布して雨を待つことに。石灰が染み込んだら耕耘作業を行い、跡地はゴーヤとキュウリの栽培地とする予定だ。既に両者共ビニールポットに種蒔きし、微かな発芽が生じている。定植できる大きさに育つまでの時間で、植栽地の準備は出来るはずだ・・・・・と見込んだが。

 

 

 

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水温む

2023年05月28日 05時41分38秒 | 耕作放棄地

水温むとは春の季語であり、今の時期に使うのは不適切かと・・・・・そんな批判が生じるのは重々承知だが、語感が何ともピッタリ来るのだ、お許しを。季節は5月の末、当地では田植えが始まる時期でもある。流石に未だ田植え機の出現は見当たらないが、水を張られた田圃も其処彼処に。早々と代掻きが終わった農家もあるようだ。遠目の印象だが、水の温度がまさに適温な模様で、上述のような、水温む・・・・との表現に至った次第。カエルやオタマが泳ぎ回るのに相応しいかなと。

当地の田植えは、ヤマ場が6月の第1日曜かと見込まれる。兼業農家が大半の故、どうしても土日に集中しがちだ。当然ながら水の取り合いとなり、場合によっては水路に水が流れぬ状況も。源流に近い田圃から水を使用し始めるので、水系末端の我々の耕地付近は最悪の事態と為りかねない。師匠は状況を予測し、息子氏の年休を平日に依頼された模様だ。主役はサラリーマンの息子氏、彼が好む機械類の購入が大変だとのボヤキもあるが、継承者が存在するだけでも有り難いもの。

幸か不幸か、来週は1週間雨模様だそうな。作業には困難が伴うが、田圃には有り難い。水が不足する事態も回避されるかなと。代掻きのトラクターや耕耘機が走り回るのも近日中だろう。田圃も賑やかな風景となりそうだ。当地は山間の棚田地帯、小規模で曲がりくねった地形の田圃が連なっている。極めて作業効率が悪く、生産高も少量に過ぎない。継承者の不足もある意味当然かなと。一定の収入を上げようと思えば会社勤めの選択となってしまうのも現実だろう。まだしも土日の応援があるだけでも有り難いもの。我が国農業の厳しい現実であり、遠からず食糧不足の発生も予測されるかなと。

半自給半自足の生活が続けられる農家はまだしも、スーパー等に依存される都市住民の方々を危惧せざるを得ない。物流網の発達も、運べる資材あっての話、外貨の獲得と売ってくれる諸国の状況が継続できれば・・・・・・の際どい状況なのが現実なんだが。水を張られた田圃を眺めながら、取り越し苦労である事を願っているのだが。

 

 

 

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シュンギクの花園

2023年05月27日 05時49分32秒 | 耕作放棄地

花々を眺めるのは趣味の一つだが、自らの栽培はしていない。作業を厭うわけでも無いが、正直、毎日農作業に追われてまして何とやら・・・・・・・・・言い訳がましいが事実ではある。従って周囲の環境の中で花々を見かけると、ホッと一安心して眺め入ってしまう。とりわけ栽培花よりも野草の花々への関心が深い。農園にも花々が咲く、と言えば不思議に思われるかも知れないが、一例をご紹介しよう。シュンギクの花だ。別に狙って開花させた訳では無い。何時ものパターン、収穫遅れの結果生じた現象ですな。

野菜に限らずあらゆる物の原則だが、物事には「潮時」というものがあり「収穫の適期」が存在する。その折にきちんと収穫しないと大変な事態に・・・・・・・と頭では理解してるものの行動が伴わない。結果、取り遅れて想定しない現象が生じてしまうのだ。噂のシュンギクも正にその事例、冬場の鍋物で大活躍するシュンギクだが、流石に5月の末とあらば鍋料理でも無いだろう。シュンギクは正直だ。種の原則に則って子孫の確保に動いたようで、花を咲かせてしまった。

結果、「シュンギクの花園」として眺めているのだが、これはこれで結構な風景でもある。何よりも蝶や虫達にとって楽園な模様で、結構な数が飛び交っている。昨日はモンシロチョウに限らず多くのアゲハチョウも舞っていた。ミツバチらしき個体の姿も。多様性の世界が開けている模様で、収穫遅れも悪くは無いかと。

意図せぬ理由で生じた花園だが、栽培に影響しない限り花々の開花を全うさせようかと思っている。自ら花々の育成にチャレンジ出来れば結構なのだが、諸般の事情でそうもいかない。偶然の産物かもしれないシュンギクの花園だが、もう暫く刈り取らず眺め続けることにしよう。そうで無くとも、花の命は短くて苦しき事のみ多かりき・・・・・・・・らしいから。

 

 

 

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