蒸し暑くて気怠いような日々が続いているが。皆さんお変わり無いだろうか。当地ではとうとう「知事命令」が発せられ、高齢者は一ヶ月ほど出歩くな・・・・・・との仰せのようだ。無論、例外はあって、通院・通学・食料品購入・健康管理の運動・通勤等はOKな模様だ。この例外規定を最大限活用しようかと狙っている。当然ながら、ホテル隔離等はゴメン被りたいから、必要以上の留意はするつもりだ。ということで農園の話ですが、暑さにもめげず「サツマイモ」が青々としてすこぶる元気な状態です。それは良いのだが、元気の余りかツルが彼方此方へと遠征を始め、各地で根を下ろすようで、とんでもない状況となっている。栽培にとってもイレギュラーな状態なのだ。ご存じのように、サツマイモは根っこの方に栄養分を蓄え、イモとなって我々に食を提供してくれる。このイモの肥大化が阻害されるのだ。
そこで要求されるのが「ツル返し」と呼ばれる農作業、簡単に表現すると本来の根っこ以外で各地に下ろした根を引き抜く作業だ。つまり根はイモとなる最初の部分のみに限定してしまうことなんだ。この作業を行わないと、各地の根がイモを作ろうとして競争し、結果サツマイモが成長出来なくなってしまう。暑い中だが必要不可欠な作業なのだ。栽培期間中、数回は必要な作業であろう。画像でご確認願いたいが、根が節々にというか彼方此方で伸び始めてるのがお解りかと。果樹栽培における摘蕾や摘果に相当するのかも。作業としては左手で本来の根元を押さえ、右手で余分なツルと根を引き抜くようにしている。無論、何時ものイスに座り込んでだ。
サツマイモは5月末から6月にかけて植え込んだ。丁度二ヶ月の経過だが、10月には収穫出来るだろう。可能な範囲でサツマイモは備蓄に回す予定だ。とある農家の方がユーチューブで警告しておられたが、最近例の戦争の故か肥料が高騰し、物によっては2倍以上の価格となってるようだ。無論、肥料以外の資材も高騰しており、採算が取れなくて、来年は農家を廃業する家庭が続出するのでは・・・・・・との内容だ。つまり食糧危機の可能性が高いとの予想。かっての戦時中、着物や貴金属等を持参して農家を訪ね回り、食料品の確保に必死だった過去の出来事が甦る。お若い方々はご存じないかと思うが、我々の世代は親たちから聞かされた実話なのだ。