木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

トマト畑の解体撤去

2024年09月30日 05時15分09秒 | 耕作放棄地

夏野菜の代表でもあり子狸の好物でもあるトマト。何時までも畑に残しておきたい気持ちはあるが、なんぼ何でも10月間近とあってはまずいだろう。そんな状況判断で、遅まきながらトマト畑の解体撤去に従事することに。実りの時期はとっくに終わり、残骸とヤブとが耕地の一角を占めている。茎などはとっくに枯れ果て、大きめなのが多少残ってる程度、大半はヤブと化している。何故にこんな遅くまで・・・・・との疑問をお持ちだろうが、結論的に表現すると夏の暑さにかまけて後送りしてきたのだ。無精な故でもあるだろう。

まずもって何枚かの画像をご覧願いたい。荒れ果てた原野と言ったら近いだろうか。手が届いていない状況が一目瞭然かと。7月が収穫期だったが、野鳥との争奪戦を繰り返しながらも某かの実りを頂戴した。ヤブに隠れたトマトの実は野鳥にも発見しにくいようで、ネット環境で無くとも収穫可能だったのだ。

青々とした若葉の効果もあって、野鳥対策は十分かと思えた。そうした時期も過ぎ、枯れ果てた茎が数本残るだけで、大半は劣化して溶けてしまったようだ。従って解体撤去と言っても、トマト自体では無く基礎となる支柱やポールが対象となる。竹の支柱も経年劣化でかなり傷んでおり、そろそろ交換のタイミングを迎えている。まあ、冬場の農閑期の仕事かな。

ヤブの中にイスを持ち込んでの座り込み作業。何時ものスタイルだ。まずもって支柱を固定しているビニールロープの撤去から。これは何回でも再利用が可能だ。ポールとトマト茎とを結びつけていたビニールヒモは残さず回収する。残骸が残ると刈払機作業に支障をきたすのだ。

支柱とポールや茎との結束を解消すると後は楽になる。資材の搬送・保管と後処理の雑草の刈り取り、それに耕耘作業と続いていく。トマト畑の跡地に今すぐ植え込む予定は無いので、時間的にはゆっくり作業すれば良い。

 

 

 

 

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夏野菜を秋に収穫

2024年09月29日 05時21分12秒 | 耕作放棄地

夏野菜の平均的な収穫期は7月である。遅くとも8月一杯位だろうか。それが秋に入った今頃にも収穫可能だから、何ともすごい生命力とでも言おうか。今回の主人公は「ナス」と「ピーマン」だ。7月から8月に掛け、大量に収穫の恵みを味わった。しばらく休養期間を経て、少しサポートすると夏と同様な恵みをもたらしてくれる。他の夏野菜はほぼセオリーどおりなので、この2品目だけが特別なのかもしれない。

ピーマンは次から次へと実を付け、数日おきに収穫に勤しんでいる。ナスも花を付けまくり、次から次へと実を付ける。しかも夏ナスと異なり虫害等の被害も少ない。俗に秋ナスとも言って、食通の方々には好まれるようだ。秋ナスと言えばシーズンを睨んで新たに植え込んだ物と解釈されそうだが、実は夏ナスの再稼働なのだ。

子狸の畑も大半の夏野菜は撤去したが、ナスとピーマンだけは残している。夏野菜の勤めを終え、再就職としての秋野菜を演じて貰おうとの趣旨だ。おかげで端境期の今、野菜の不自由さを多少は緩和してくれる。有り難い存在である。

個人的にはピーマンは少々苦手な野菜だが、ナスの用途は非常に多い。ナス料理は好物で、煮ても焼いても美味しくて食も進んでくれる。畑の一角で次から次へと実ってくれるのは非常に有り難い。お隣の「百姓候補生」氏も同様の狙いと見え、ナスとピーマンは茎類を撤去しないで残しているようだ。

ナスはほぼ全てを消費するが、ピーマンは上述の事情もあり余りがちである。行き先は専らご近所のマダム衆、非常に喜ばれる。購入しても僅か100円~200円の品だろうが、畑からの直送で無農薬栽培である事が嬉しいようだ。

 

 

 

 

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草刈り大魔神

2024年09月28日 05時20分25秒 | 耕作放棄地

にこやかな笑顔と共に、刈払機を担いだ長老が現れた。かなりご機嫌な模様。何かしら好条件に満たされた様子だ。刈払機を担いでいて笑顔だから、多分だがサラッピンのチップソーではあるまいか。今、根こそぎ雑草刈りする対象は無いはずだ。ご承知のように長老はチップソーを使い分ける。切れ味鋭い物は草刈りに、切れ味鈍い物は雑草の根起こしに。本日は多分だが前者であろう。

眺めていると予測は的中したようだ。若葉の雑草に立ち向かっている。俗に言う「草刈り」の場面のようだ。夏野菜の片付けも済み、冬野菜の種蒔きも最初の分は終わった・・・・・余裕での草刈りなんだろう。集団によっては一斉作業で草刈りへと挑むこともあるが、我々は個人作業だ。各位が刈払機を準備し、スケジュールを勘案しながら、個別に作業を行う。従ってトラ刈り的な様相も出来上がるが、やむを得ないだろう。

長老の刈払機はゼノアの製品、市場で評価の高いマシーンだ。長老も長年使い込んでいるが、大きな不具合は無いらしい。本日も始動一発、元気よくエンジンが掛かった。長老のはハンドルが無いタイプ、山仕事に向いてる仕様だ。小回りが効くのが便利なようで、狭い場所でも重宝する。今日も畝回りのカーブの多い地形も難なくこなしているようだ。子狸のは両手ハンドルタイプ、軽いが小回りには不向きだ。

長老は自分の畑周りをかたづけると、子狸との境界ラインへと回ってきた。境目の草刈りにも挑戦する模様。彼と子狸との境界は凡そ1メートル程度の段差があり、石垣の構造となっている。上段は子狸が、壁面は長老が、と分担して処理している。タイミングが合わないので、上記のトラ刈り状態となりがちなのはやむを得ない。

一通り刈り取ってしまうと、意気揚々と野小屋へと引き上げた。水分補給のティータイムらしい。足取りが軽いようで、作業が想定どおりスムーズに完了したことを予感させられる。それにしてもチップソーは交換して1回目と2回目以降とは切れ味に雲泥の差が生じるようだ。対象物が困難な場合、チップソーの交換もお勧めです。

 

 

 

 

 

 

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次なる作戦は

2024年09月27日 05時24分23秒 | 耕作放棄地

一雨降ってダイコンやカブも無事に発芽してくれたようだ。さてこうなってくると第二陣、次なる作戦は・・・・・ということになってくる。各位思惑があるだろうが、お隣の耕作者である「百姓候補生」氏の畑を覗いて見た。近傍地なのでつい目が行ってしまう。出場頻度も高いはずだ。余談はともかくとして、彼も次なる手段に掛り始めた模様だ。尋ねてみるとニンニクの想定だとか。6月に収穫したニンニクを種球にするのかと推定したら、全てを冷凍保存してるとか。備蓄仕様に専念したようだ。

まあ種球は販売中なので購入して貰うとして、問題は植え付け場所。お好みの野菜とあってか、それなりの面積を要する。みると一畝遊んでる場所が。但し雑草だらけなので相応の下準備が必要だ。セオリーどおりだが、雑草を抜き取り、耕耘機を走らせ、元肥をすき込む必要がある。順を追って作業に入るようだ。まずもって雑草は既に抜き取っており積み上げてあった。そうなると焼却処分だ。

雑草が問題無いとすれば、続いての作業は耕耘作業。耕地の土壌は柔らかいほどよろしいかと。何回もミニ耕耘機を走らせるようだ。ついでに焼却した雑草の灰をすき込んでいく。焼き畑農業の再来だ・・・・・・とご機嫌だが、理にかなっている。草木の灰はカリ肥料、貴重な資源なのだ。カリ鉱石は我が国ではほぼ産出せず、大半が輸入品だとか。外貨の節約にもなりますね。

灰のすき込み以外にも石灰や鶏糞或いは化成肥料等もすき込む予定だとか。但し、都合上後日の作業となるようだ。そうなると畝立てが次の出番となる。本当はすき込みが完了してからが望ましいのだが、そこはそれ、各位の思惑と都合がありまして。

畝立ては専らスコップとレーキの役割となってくる。但し、上述のようにすき込みが完了してないのでレーキ作業も後回しだ。スコップを使って畝の壁面を仕上げて行く。子狸にはこの作業が苦手、ついスルーしがちなのが要注意かな。作業時間の都合上、本日の分担は此処までの模様だ。次なる手順は種球の購入だろう。

 

 

 

 

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ヒガンバナ咲き出す

2024年09月26日 05時24分36秒 | 耕作放棄地

秋の風物詩とも言える「ヒガンバナ」が咲き出した。今年の特徴を一言で表現すると、「少々寂しげ」、と言った風情だろうか。例年のような大量に並び立つ光景が見られ無いのだ。勝手な推測だが、やはり夏場の異常気象が影響してるのでは無いかと推理している。何せ、異常な程に暑かったのだ。熱中症で救急搬送された方々も少なく無いとか。例年どおりかと踏んで、熱中症対策が不十分だったのだろう。

熱中症対策は各種あるようだが、イロハのイは水分補給だそうな。しかも単に水分を補給するのみならず塩分の補充も必要不可欠だとか。子狸が暑さ除けに道路際の木陰で座り込んでいたら、熱中症でひっくり返っていると解釈されたようで、走行中だった知人が岩塩をプレゼントしてくれた。水分はお茶のみではダメですよ・・・・・・・との警告付きで。

さて本題のヒガンバナだが、上述のように咲いてはいるがどうにも勢いが無いようだ。元気よく群れを成すのが特徴でもあるのだが、画像でもお解りのようにポツリポツリと言った雰囲気なのだ。推理が正しければ、今後も同様事態が発生する可能性があるだろう。平均気温が徐々に上昇してるのは事実のようで、対策が無ければより悪化する危険性も考えられる。

メディアの報道によると、地上のみならず海中でも異常が生じているそうな。「磯焼け」と呼ばれる現象で、海水温の上昇で海藻が死滅して海藻を食料や隠れ家とする魚介類が生存できないのだとか。当然ながら漁師さんもあがったりで生活が困窮へと向かわざるを得ないだろう。数字にしたらたった数度の上昇だが,影響は広範に及ぶようだ。ヒガンバナの少なさだけでは無いようで。

数少ないヒガンバナだが、咲いてる姿はそれなりに綺麗だ。最も好き嫌いあるようで、お好みで無い方も少なく無いとか。子狸も同様タイプで撮影以外で接近する事は無い。遠目に眺めるだけで十分なのだ。

 

 

 

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