木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

新種芋の行方は

2024年03月31日 05時07分56秒 | 耕作放棄地

ジャガイモの栽培で混乱が生じているが、結論的に考えると、①遅まきながら発育中の種芋をどうするか、②新規購入した種芋をどうするか、の判断に尽きるかと思う。ご承知のように、現行の畑にあるジャガイモが長雨で腐って死滅したと早合点してしまったのだ。熟慮すればよかったのだが、即断即決で植え替えと判断し新規種芋を購入。その後、精密点検の結果無事に発育中である事が判明したのだ。対応策は2点の選択かと、①現行の種芋を生かし、発芽不能分だけ入れ替える、②新規購入の種芋を処分する、何れかの選択となるだろう。

農園に出動したら、例の百姓候補生氏と一緒になった。彼も同じ悩みを抱えており、相談の結果、現行の種芋発育を優先し新規種芋を処分することに決定した。処分の仕方だが、単純に廃棄処分とはいかない。何せ食料自給率30数パーセントのお国柄、もったいないことは出来ないのだ。其処で可能な範囲で新たな畝を作り植え込むことに。残った種芋は仲間達に提供することにした。

百姓候補生氏は15個程度が残る見込み、子狸は40個程度が残る見込みだ。仲間内で探してみると、大御所氏がジャガイモ対応が遅れており、これからの植え込みだと判明した。問い合わせると、種芋はなんぼでも欲しいとの事、行き先決定だ。

かくしてジャガイモ問題は概ねの方向性が確立した。早速、両者共に新たな畝開発に取り掛かる。高畝仕様に仕上げる予定だ。子狸はショート畝を2列、百姓候補生氏はロングタイプの畝を1列作る予定だ。新規購入の種芋の4割程度が消化可能となってくる。残りが大御所氏への提供分だ。

それにしても長雨被害を過大視したというか、ジャガイモは意外と災害に強かったようで、腐りは無かった。野菜類の生命力を過小評価していたみたいだ。彼らに申し訳無く、以降はもっと熟慮深く行動せねばと心に誓った。

 

 

 

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種子と苗の選択

2024年03月30日 05時03分12秒 | 耕作放棄地

3月も終盤、間もなく4月だ。タイミングとしては夏野菜の栽培が始まる頃だ。畝立てなど前準備は進行してるかと思うが、植え付けの選択は如何に。大別すると、①苗の購入、②種子の購入、に分かれるかと思う。基本線としては種子からの育成だろうが、量的な問題或いは労力との兼ね合い等もあって、苗の購入に走る場合もあり得る。我々の場合、栽培数量によって分別することが多いかな。多めの場合は種子の選択を、少なめなら苗の購入をとの判断が大半のようだ。

夏野菜の栽培だが、当たり前だが個々人によって品目は異なってくる。種子か苗かも違ってくるのだが、子狸の場合の事例をご紹介しようかと思う。子狸は各品目の数量が少なめなので、夏野菜は苗購入が多い。種子栽培を選択するのはインゲン、カボチャ、それにニンジン程度だろうか。ナス、ピーマン、トマト、シシトウ、タカノツメ、キャベツ、ブロッコリー、キュウリ、ゴーヤ等は全て苗購入だ。害獣・害虫・成果数量等に懲りて栽培を取りやめてしまったのが、トウモロコシ、ゴマ、ハヤトウリなど。

種子栽培と苗購入との相違は、1ヶ月前後の時差が生じること。従って当地だと種子購入なら4月上旬から、苗購入なら4月下旬から、と理解してほぼ間違いないかと。画像は通っている種苗店の店頭風景だが、大量の種子が並んでいる。お店も売り込みにヤッキなようだ。

子狸の種子栽培はインゲンとカボチャの2品目だが、近日中に購入予定だ。インゲンは既に植え込み用のセットはスタンバイ済み、カボチャは種子のポット育成を図る予定だ。ボチボチとだが、夏野菜の植え込み準備は粛々と進行している。

 

 

 

 

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失敗の失敗

2024年03月29日 05時02分15秒 | 耕作放棄地

どうやらとんでもないミスをやらかした模様だ。結論を先に言ってしまうと、「ジャガイモ栽培の種芋の件」である。つまり、植え込ん種芋が全滅したと判断してしまったのだ。春先の長雨で種芋が腐ったと解釈し、対処行動を取ったのだが、早まったかも知れない。原因は2点、①雨中での簡易目視による確認、②即断即決に走った、であろうかと思う。先のレポートでご確認戴きたいが、長雨状況から種芋を心配し、雨中での目測の結果腐ったと判断、新たな種芋の入手に走ったのだ。以降、天候が回復して時間も出来たので、個別確認に到った。植え込んだ種芋凡そ70個を詳細に調べたところ、約92パーセント程度が発芽していたのだ。但し、平年に比べて成長は悪い。茎丈数センチ程度、発育不良かと思われる。

ミスった原因は上述のとおりで、要は精密さに欠けていたこと、子狸特有の突っ走りなのかも知れない。個別調査の結果、成長は遅いが発育は可能だろうとの認識に到った。発芽した茎丈の大きさから見て、無事に成長出来たとしてもかなり遅めの収穫となりそうだ。実の入りが心配されるが、さてどうしたものか。このまま現行の種芋で走るか、新たに入手した新種芋に植え替えるか、思案のしどころなんだが。

発芽していない種芋を掘りだしてみた。結果、画像でもお解りのように腐ってはいなかった、ただ発芽出来なかっただけの模様だ。何故発芽出来なかったのか、との疑問は残るが、心配した長雨被害は生じていないようだ。成長遅延の原因は、寒暖の差が激しかったからでは無かろうか。地中温度が上がりきらなかったからだろうと推測している。

さて最終的にどう対応すべきか、悩んでいるのだが単純明快にとはいかない。①成長中の既存の種芋をどう評価するか、②新たに入手した種芋をどう活用するか。判断が分かれるところだが、如何にしたものか悩みは尽きない。

 

 

 

 

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快調なのは?

2024年03月28日 05時25分56秒 | 耕作放棄地

久しく続いた長雨もようやくあがったようだ。久方ぶりに真っ青な青空が覗きだした。いよいよ春到来のメッセージかなと。天候がよろしければ、作業も捗るというもの、何せ意気込みが違ってくる。いざ出陣、との決意はよろしいが、意気消沈するような出来事が生じ、農園への出動が危ぶまれる事態となってしまったのだ。撮影が思うに任せないので、数日前の画像でご紹介しようかと思う。今、農園で元気なのはソラマメ程度。他は何らかの形で長雨の影響下だ。

ソラマメは昨秋10月、当地の「秋祭り」の少し前に種蒔きした。以来、5ヶ月余り、すこぶる快調に育ってくれている。やや成長度合いが早い位だ。既に茎丈も大きくなり花も咲き出した。この数日は気温も上昇し、最高が15度を超すような案配だ。流石にもう冷えこみは無いだろう。こうなってくるとソラマメは一気に大きくなってくる。場合によっては茎の支えが必要なぐらいだ。

そうした事態を予測して相応な対策は打ってある。ソラマメ群の横に支え用の横棒を張り渡しているのだ。ご存じのようにソラマメは茎丈が高い。突っ支い棒が無かったら倒壊する可能性があるのだ。いざとなったら、茎を横棒に括り付ければよろしいかと。

先輩方の栽培事例を覗いて見ると、ソラマメ群を囲むように竹の棒を張り渡してある。つまり強風が生じても竹の棒から外へは逃げれない格好だ。個々の茎では無く群全体を保護するような案配かな。どちらにしても倒壊を防げれば良いことだ。3月から5月頃にかけ「春の嵐」と呼ばれる強風が吹くことがある。多くは低気圧が原因かと思うが、時により野菜類がなぎ倒される危険性が無いとは言えない。準備しておくに限るだろう。

ともあれソラマメは元気すぎるぐらいだ。このまま春の陽光で大きくなってくれたら、実りの程も期待できるかと。大きな粒のソラマメ、用途は様々であろうが鮮やかな緑色の彼らが食卓に登るのも近いことでしょう。収穫は4月末からの連休時あたりを想定してますが。

 

 

 

 

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ホトケノザ

2024年03月27日 05時25分05秒 | 耕作放棄地

3月23日付け本欄で畦道に咲く野草達をご紹介したかと思うが、1点だけ名称不明の野草があった。何方かご教示をと記していたが、何の事は無い。困ったときのグーグルさんで、いとも簡単に解決できたのだ。高齢者の常かと思われるが、新規のアイテムになかなかなじめず、ましてや使いこなしなど不可能に近い。周囲の者から教えてもらったのだが、グーグルさんの機能に、画像を写して検索をかければ一発明快、答えが引き出せるとか。そんな機能があるとは想像もつかなかった。

恥さらしを告白したところで、早速に実施、あら不思議簡単に判明した。名称は「ホトケノザ」、野原に多数分布する野草の代表みたいな存在だ。名前は昔から存じていたが、名前と画像とが結びつかなかった。体力の衰えと共にオツムの方も劣化してる模様だ。

茎丈10センチ~30センチ程度、畦道と共に耕地にも繁茂する。生命力が強いみたいで,引き抜いても直ぐに再生してくる。小さな花は可愛らしいが、やっかいな存在だ。茎の先端に長さ1センチ~2センチ程度のピンクの花を咲かせる。花の蜜は結構甘いようで、幼少時には摘んで蜜を吸ってたような微かな記憶が。

農園では彼方此方に点在し、可憐な花を咲かせている。3月~6月頃に開花のようだが、引き抜くには少々のためらいが生じるのも事実だ。開花を全うさせてやりたい反面、野菜栽培には邪魔となる。心を鬼にして引き抜かねばならないだろう。心中、葛藤が続くが、人間は多くの命を奪いながら自らの生命を維持していく罪深い存在なのかも知れない。

 

 

 

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