先般、「リュウゼツランの開花」としてレポートしたが実際には開花前だった。つまり花は蕾状態だったのだ。以来、数日待って再訪したら見事に咲き始めていた。数十年に一度という大イベントが始まったのだ。情報が伝わってるようで、何台かの車が止まっていた。各員カメラをお持ちなので、聞き及んでの来訪なんだろう。邪魔にならないように端に車を止め、仲間入りする。ポジションの確保が難しそうだ。花は花茎の下から順に咲くようで、一番下のと3段目ぐらいの蕾までが開花していた。
あれこれ説明するより画像でご覧戴いた方が早いのだが、蕾と開花の状態がさほど変わらない。つまり花自体に華やかさは無いのだ。ユリやノウゼンカズラみたいな立派な花を想定していたので、少々がっかりだった。まあ、該当のリュウゼツランが名称はランとは言え、どちらかというとサボテンの仲間に近いのかも知れない。
ご確認願いたいが、蕾が少しだけ開いたような状態でしょう。これが正常な姿なのかも知れないが、少々残念な気持ちは否めません。おそろいのカメラマン氏達も同様な感慨らしく、早々に引き上げていかれました。最も該当のリュウゼツランにとっては数十年を掛けた一世一代の檜舞台なんでしょう。外野の喧しさは関係ないようです、静かに咲き誇っています。
朝早めの時間帯とはいえ、太陽は灼熱状態、ギラギラと照りつけてきます。夏場を選んで開花するのは、熱射を好む性質があるのでしょう。そういえば出自は熱帯地域だとか、サボテンに近いと感じたのも、案外遠からずの見方なんでしょうね。ともあれ数十年に一度の開花イベント、結実したら生涯を全うするのだとか。どの程度の日数なのか不明ですが、もうしばらくつきあってみようかと思っています。